「美しい星５０」 地球温暖化対策で達成できるか？

小泉首相から安部首相にかわって、何か変わりました？
実感ないなぁ・・・
小泉首相は郵政民営化一本だったけど、
安部首相は「美しい国　日本。」だもんなぁ。
具体的に何をしますといってくれたほうが、実感しやすい。
さて、ここに来て「美しい星５０」
美しいことが好きな首相だ。

「美しい星５０」というのは、
二酸化炭素削減のための長期戦略として、
２０５０年までに、排出量を５０％減らすという目標のこと。
地球全体の二酸化炭素の排出量は、吸収量の２倍だから、
吸収できる量にするために５０％減らさなければならないことに由来しています。
２０５０年までにまだ４０年以上あるから、
それまでは増え続けるので、温暖化は止まらないんですけどね。
一国の首相として、そう宣言したということだけは評価できる。

さてここからが問題。
２０５０年までに、排出量を５０％減らすために
経済成長と排出削減を同時に追求できる「革新的技術の開発」や「低炭素社会づくり」を掲げ、
原子力発電技術の安全で平和的な利用拡大を挙げています。
省エネ技術大国の日本としては、「革新的技術の開発」や「低炭素社会づくり」に
貢献するのはわかります。
しかし、まだ原子力発電技術を言うか・・・
原子力発電は廃棄物の処理も含めて、安全を確保できないことが問題なのに。

もう一つは二酸化炭素の排出を「１人１日１キログラム」減らす国民運動。
環境省によると、例えば冷房温度を１度高くすれば３５グラム、
シャワー時間を１分減らすと７４グラムの削減になるといいいます。
そうとうがんばっても、最後の３０グラムぐらいが減らせない・・・
このアイデアを国民から募るそうです。
自分の体重もコントロールできなくて、メタボリックシンドロームになっちゃうのに、
二酸化炭素もグラム単位で減らすのか・・・

明らかに５０年後には、安部首相はいません。
どうも問題を先送りしただけに聞こえてしまう。
政治ができることは、法整備や規制なので、
もっとはっきり規制をかけたほうが早いのではないでしょうか？


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by　エ・ビ・ス