地球温暖化の進行は様々な動植物への悪影響が指摘されているが、
イギリスアバディーン大の研究グループの調査結果により、世界各地に分布する
鯨やイルカの半数近くの種が悪影響を受ける可能性が高いことが解った。
調査はシロナガスクジラやザトウクジラなど大型の鯨から、沿岸にすむ
小型のイルカまで計78種について行われ、彼らの生息に重要な環境や
回遊域の分析が行われた。
その分析結果を気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の温暖化予測と
照らし合わせ、生息への影響が計測された。
それによれば、水温の上昇によって生息可能な水域が著しく縮小するなど、
温暖化の悪影響を受けるとされたのは47%に当たる37種で、このうちイッカクや
オホーツク海のホッキョククジラなど極域の鯨や既に捕鯨の影響で
個体数が減少している南半球のセミクジラなど16種が、種全体、
あるいは一部の個体群が絶滅する危険性が非常に高いとされた。
その中には、イロワケイルカ(パンダイルカ)やベルーガ(シロイルカ)など、
日本でもなじみの深い種も含まれている。
逆に温暖化による海洋環境の変化で生息地が広がるなど、プラスの影響を
受けるとされたのは29種で、全体の37%、変化なしは9種、不明は3種だった。
しかしこれらの種が増える事はその海域の生態系にとっては
マイナスの要因となる事は間違いない。
研究グループのコリン・マクリオッド博士は「海の生態系の中で重要な役割を
果たす鯨やイルカを保護するため、温室効果ガスの排出削減を進めるほか、
海洋汚染や開発など温暖化以外の脅威を減らす努力も必要だ」と警告している。
ある意味植物分布の北上と似たようなケースかも知れない。
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by エ・ビ・ス
イギリスアバディーン大の研究グループの調査結果により、世界各地に分布する
鯨やイルカの半数近くの種が悪影響を受ける可能性が高いことが解った。
調査はシロナガスクジラやザトウクジラなど大型の鯨から、沿岸にすむ
小型のイルカまで計78種について行われ、彼らの生息に重要な環境や
回遊域の分析が行われた。
その分析結果を気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の温暖化予測と
照らし合わせ、生息への影響が計測された。
それによれば、水温の上昇によって生息可能な水域が著しく縮小するなど、
温暖化の悪影響を受けるとされたのは47%に当たる37種で、このうちイッカクや
オホーツク海のホッキョククジラなど極域の鯨や既に捕鯨の影響で
個体数が減少している南半球のセミクジラなど16種が、種全体、
あるいは一部の個体群が絶滅する危険性が非常に高いとされた。
その中には、イロワケイルカ(パンダイルカ)やベルーガ(シロイルカ)など、
日本でもなじみの深い種も含まれている。
逆に温暖化による海洋環境の変化で生息地が広がるなど、プラスの影響を
受けるとされたのは29種で、全体の37%、変化なしは9種、不明は3種だった。
しかしこれらの種が増える事はその海域の生態系にとっては
マイナスの要因となる事は間違いない。
研究グループのコリン・マクリオッド博士は「海の生態系の中で重要な役割を
果たす鯨やイルカを保護するため、温室効果ガスの排出削減を進めるほか、
海洋汚染や開発など温暖化以外の脅威を減らす努力も必要だ」と警告している。
ある意味植物分布の北上と似たようなケースかも知れない。
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