エ・ビ・ス Eco Business Study

環境ビジネスの研究をしています。
エコロジー・ビジネス・スタディ

日本の環境首都コンテスト 1位は北九州市

2007年09月17日 12時59分36秒 | エ・ビ・ス見聞録
NGOのコンテストで、ここまで本格的だとは、
正直思いませんでした。
総ページ数174ページ、厚さ1センチに質問表、
全15分野、約80問、配点は1020点。
もちろん自由記述もあるので、
回答するのに2ヶ月ぐらいかかることもあるようです。
そりゃ、参加率が上がりにくいですよね。

日本に1800の自治体があるうち
参加している74の自治体は、
5万人以上30万人未満の都市がもっともボリュームゾーンです。
平成の大合併があったので、自治体の数も減っているし、
合併に伴って部署が変わったり、
コンテストどころじゃない自治体も多いんだと思います。
大阪だと八尾市と茨木市と吹田市と池田市が入っているなぁ。
何位だったんだろう?

政令指定都市の中で参加しているのは、
北九州市と広島市。

そんな中で、1位だったのは、北九州市。
北九州市の説明は次回のレポートでするとして、
大都市圏で1位を獲得したのは、凄いことだと思います。
2位の水俣市は2~5万人の都市だし、
3位の新城市も10万人未満の都市。
自治体レベルで考えると、都市の人口が少ないほうが
住民との連携がとりやすいし、施策を変えたり、
新しい事にチャレンジしやすい。
大都市が1位と言うのはやっぱりすごいですね。

ちなみに1020点満点中、
1位の北九州市は767点。
2位の水俣市は695点。
3位の新城市は658点。
ちなみに同率9位の尼崎市と熊本市は、496点。
尼崎市は9位で頑張ったけど、半分も点数が取れていない・・・

採点が厳しいのか、自治体の努力が足りてないのか・・・
こうやって評価点がはっきり出ると、
もし参加して点数が悪かったら、どうしよう?
という環境担当者も多いと思う。
そんなことでは、また「不透明だ」と言われますよ。

ちなみに、最下位の都市とブービーの都市は毎年同じだそうで、
それでも毎年参加して、今の実力を測る指針にしているそうです。
その担当者は公務員の鑑だ。


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