GW最後の一日もミス・・・
幻だった▲東暑寒岳 (1125.9m)と暑寒別岳 (1491m)
(快晴も強風でスキーデポ、老眼と性格が仇、繰り返すリーダーのポカミス)
■ 山 行 日 2010年5月2日(日) 日帰り
■ ル ー ト 暑寒荘~暑寒別北尾根~暑寒別岳
~東尾根~東暑寒岳 往復
■ メ ン バ ー 夫婦登山 No.12
■ 登山形態 山スキー&ツボ足(アイゼン装着)
■ 地 形 図 1/25000図 「暑寒別岳」「 」
■ タ イ ム ルートミスにつき掲載せず・・
【 5月2日(日)】 快晴
★ 気合が入る・・・
3:52 自宅を出発 2度の撤退に懲りる事無く、快晴の場所を目掛けて残された最後の休みも惜しみな
く山へと車を飛ばす。 各地快晴の予報の中で日帰りが可能で未踏の山を選べば屈指の豪雪地帯増毛
山魂になった。妻チーヤンも飽きずに同行する。
6:30 暑寒荘 駐車場 到着。満車状態も早起きは三文の徳・・だったのか駐車場にテントを張っていた
グループが撤収してスペースを譲ってくれた。
6:50 出発。
暑寒荘に前泊していた多くの登山者が次々と先行、出発して行く。抜ける様な青空と照り付ける太陽が
最終日にして最後のチャンスを与えてくれたように思った。 地図もコンパスも出す事無くアリの行列のよ
うな人とトレースを追う。
ルートはほぼ夏道コースでコース上番号の付いた標識に順じて稜線に出る。(7:42)
暑寒荘駐車場から望む暑寒別岳(左側)と中ノ沢岳(右側)
北尾根700m付近を西暑寒と中ノ沢岳を望みながら淡々と歩く・・・
850m付近・・ようやく頂上部の北斜面が見えてくるがまだ遠い・・・
C1225 屏風岩手前の滝見台から先週登ったばかりの西暑寒岳の全容を間近に望む
★ 強風・・・
各パーティーと抜きつ抜かれずを繰り返しながら淡々と歩いて滝見台付近から時折猛烈な西風を受ける
ようになった。 防寒と風対策をし更に登っていると先行していたグループが早くも下山して来て私たちの
前のパーティーのところで立ち止まり話をしていた。強風で頂上部北斜面が登れず引き返して来たらしい。
★ スキーデポしてツボで継続・・・
10:00 C1225地点
先行者の助言通り強烈な西風が体全体に吹き付ける。チーヤンは何度も耐風姿勢を取り立ち止まる。
目に見える先行パーティーで北斜面に挑んだのは男性4人のパーティーだけだった。後続のパーティー
は誰も来ず、判断が求められる場面だった。チーヤンの不安はやはり風・・突風で小さな身体が飛ばされ
る事を案じていた。
判断は早い。即、「スキーはデポしてアイゼンを付けるぞ」と準備に入る。
10:15 再出発・・・
★ ミスのはじまり・・・
地図がガイドのエバもこの強風で出すことを面倒に思えた。久しぶりの暑寒別なのに確認もせずに思い
込む。この目の前の北斜面を登ったところが頂上だと・・・。だとすると、そこから東に派生する尾根が東
尾根でありその先に目標の東暑寒岳がある・・・
そう思い込むと・・北斜面を少し登った所から東にトラバースしながら東尾根上を目指していた。
そもそもこれがミスの始まりである・・・。
頂上から派生する東尾根上と勘違いした本当は北東尾根だった・・・。
★ 老眼は辛い・・・
10:45 東尾根上に立つ (本当は北東尾根)
山行中はメガネを掛けないエバだが地図を読むために老眼鏡は常に携行していた。
この場面では一応地図を出して現在地を定めようと注視するもぼんやりとしか地図は見えない。思い込
んでいるから東尾根は一本と思っている。 ちょっと広い尾根だなぁ~と少しだけ疑問を抱くも遂に降りは
じめた。強風だからメガネは出さなかった。
距離は約2キロ、標高差約270mの下りである。どうして降りる前にメガネを出し確認しなかったのか。
今は後悔あるのみである。老眼も辛いが面倒がる性格も困ったものだと痛感した。
広い広い東尾根(本当は北東尾根)をどんどん下って行く・・・。
やはり変だ・・と思いつつ距離2キロ、標高1100m付近を勝手に東暑寒岳と認定、写真を撮った。
登り返しには約1時間を要し元の分岐点に戻った・・・(12:15)
★ 南北に長い頂上台地だった・・・
12:45頃 頂上台地に上がる・・
ここでもアレッ?と思いつつメガネを出して地図の確認はしなかった。「そっかぁ~、暑寒別岳の頂上は
ず~と南の先の方か」・・と思い出したように納得するだけ。
★ 達成感のサプライズ暑寒別岳・・・
13:00 暑寒別岳 頂上!!
二人にとっては、すでにの東暑寒岳の初登頂を終え満足感と達成感の中で暑寒別岳を目差していた。
だからあたり前のように以降はメガネも地図も出さなかった。東暑寒以外の山座同定は何度も来ている
お庭のように分かる。暫しの景色を堪能し下山にかかった。
暑寒別岳頂上の標識か? ここは完全に冬の紋様だ。
頂上から望む 西暑寒岳(1413m) 後方左は雄冬山
頂上から望む 浜益岳(1257.7m)・・
頂上から望む 鋭鋒・群別岳(1376.3m) 右側と奥徳富岳(1346m) 左側・・
貸切の暑寒別岳(1491m)にて・・・ 群別岳と奥徳富岳を背に
頂上部北斜面の途中から西暑寒岳をバックに・・・
★ 下山して・・・
13:20 下山開始
13:50 スキーデポ地点
14:05 スキー滑降開始
14:55 暑寒荘駐車場
すべての支度を終えて車に乗り込み、改めてメガネを掛け地図をおもむろに広げた・・・
当然の如く自分の勘違いとミスに気付き何も無い北東尾根を下っていたことを認識する。
南暑寒岳との間にある痩せた尾根が東尾根だった・・・
幻と化した エバ夫婦の東暑寒岳・・だった。 あぁ~恥ずかしい。
幻だった▲東暑寒岳 (1125.9m)と暑寒別岳 (1491m)
(快晴も強風でスキーデポ、老眼と性格が仇、繰り返すリーダーのポカミス)
■ 山 行 日 2010年5月2日(日) 日帰り
■ ル ー ト 暑寒荘~暑寒別北尾根~暑寒別岳
~東尾根~東暑寒岳 往復
■ メ ン バ ー 夫婦登山 No.12
■ 登山形態 山スキー&ツボ足(アイゼン装着)
■ 地 形 図 1/25000図 「暑寒別岳」「 」
■ タ イ ム ルートミスにつき掲載せず・・
【 5月2日(日)】 快晴
★ 気合が入る・・・
3:52 自宅を出発 2度の撤退に懲りる事無く、快晴の場所を目掛けて残された最後の休みも惜しみな
く山へと車を飛ばす。 各地快晴の予報の中で日帰りが可能で未踏の山を選べば屈指の豪雪地帯増毛
山魂になった。妻チーヤンも飽きずに同行する。
6:30 暑寒荘 駐車場 到着。満車状態も早起きは三文の徳・・だったのか駐車場にテントを張っていた
グループが撤収してスペースを譲ってくれた。
6:50 出発。
暑寒荘に前泊していた多くの登山者が次々と先行、出発して行く。抜ける様な青空と照り付ける太陽が
最終日にして最後のチャンスを与えてくれたように思った。 地図もコンパスも出す事無くアリの行列のよ
うな人とトレースを追う。
ルートはほぼ夏道コースでコース上番号の付いた標識に順じて稜線に出る。(7:42)
暑寒荘駐車場から望む暑寒別岳(左側)と中ノ沢岳(右側)
北尾根700m付近を西暑寒と中ノ沢岳を望みながら淡々と歩く・・・
850m付近・・ようやく頂上部の北斜面が見えてくるがまだ遠い・・・
C1225 屏風岩手前の滝見台から先週登ったばかりの西暑寒岳の全容を間近に望む
★ 強風・・・
各パーティーと抜きつ抜かれずを繰り返しながら淡々と歩いて滝見台付近から時折猛烈な西風を受ける
ようになった。 防寒と風対策をし更に登っていると先行していたグループが早くも下山して来て私たちの
前のパーティーのところで立ち止まり話をしていた。強風で頂上部北斜面が登れず引き返して来たらしい。
★ スキーデポしてツボで継続・・・
10:00 C1225地点
先行者の助言通り強烈な西風が体全体に吹き付ける。チーヤンは何度も耐風姿勢を取り立ち止まる。
目に見える先行パーティーで北斜面に挑んだのは男性4人のパーティーだけだった。後続のパーティー
は誰も来ず、判断が求められる場面だった。チーヤンの不安はやはり風・・突風で小さな身体が飛ばされ
る事を案じていた。
判断は早い。即、「スキーはデポしてアイゼンを付けるぞ」と準備に入る。
10:15 再出発・・・
★ ミスのはじまり・・・
地図がガイドのエバもこの強風で出すことを面倒に思えた。久しぶりの暑寒別なのに確認もせずに思い
込む。この目の前の北斜面を登ったところが頂上だと・・・。だとすると、そこから東に派生する尾根が東
尾根でありその先に目標の東暑寒岳がある・・・
そう思い込むと・・北斜面を少し登った所から東にトラバースしながら東尾根上を目指していた。
そもそもこれがミスの始まりである・・・。
頂上から派生する東尾根上と勘違いした本当は北東尾根だった・・・。
★ 老眼は辛い・・・
10:45 東尾根上に立つ (本当は北東尾根)
山行中はメガネを掛けないエバだが地図を読むために老眼鏡は常に携行していた。
この場面では一応地図を出して現在地を定めようと注視するもぼんやりとしか地図は見えない。思い込
んでいるから東尾根は一本と思っている。 ちょっと広い尾根だなぁ~と少しだけ疑問を抱くも遂に降りは
じめた。強風だからメガネは出さなかった。
距離は約2キロ、標高差約270mの下りである。どうして降りる前にメガネを出し確認しなかったのか。
今は後悔あるのみである。老眼も辛いが面倒がる性格も困ったものだと痛感した。
広い広い東尾根(本当は北東尾根)をどんどん下って行く・・・。
やはり変だ・・と思いつつ距離2キロ、標高1100m付近を勝手に東暑寒岳と認定、写真を撮った。
登り返しには約1時間を要し元の分岐点に戻った・・・(12:15)
★ 南北に長い頂上台地だった・・・
12:45頃 頂上台地に上がる・・
ここでもアレッ?と思いつつメガネを出して地図の確認はしなかった。「そっかぁ~、暑寒別岳の頂上は
ず~と南の先の方か」・・と思い出したように納得するだけ。
★ 達成感のサプライズ暑寒別岳・・・
13:00 暑寒別岳 頂上!!
二人にとっては、すでにの東暑寒岳の初登頂を終え満足感と達成感の中で暑寒別岳を目差していた。
だからあたり前のように以降はメガネも地図も出さなかった。東暑寒以外の山座同定は何度も来ている
お庭のように分かる。暫しの景色を堪能し下山にかかった。
暑寒別岳頂上の標識か? ここは完全に冬の紋様だ。
頂上から望む 西暑寒岳(1413m) 後方左は雄冬山
頂上から望む 浜益岳(1257.7m)・・
頂上から望む 鋭鋒・群別岳(1376.3m) 右側と奥徳富岳(1346m) 左側・・
貸切の暑寒別岳(1491m)にて・・・ 群別岳と奥徳富岳を背に
頂上部北斜面の途中から西暑寒岳をバックに・・・
★ 下山して・・・
13:20 下山開始
13:50 スキーデポ地点
14:05 スキー滑降開始
14:55 暑寒荘駐車場
すべての支度を終えて車に乗り込み、改めてメガネを掛け地図をおもむろに広げた・・・
当然の如く自分の勘違いとミスに気付き何も無い北東尾根を下っていたことを認識する。
南暑寒岳との間にある痩せた尾根が東尾根だった・・・
幻と化した エバ夫婦の東暑寒岳・・だった。 あぁ~恥ずかしい。
ご案内の通り5/15 夕張市内で総会を開催し今年度の活動が本格始動します。皆さん相も変わらず元気です。今年の話題は「ヒュッテ建替え論」と「鹿食害調査」になるかも知れませんね。誰しもが一つずつ歳を加えた変化以外変わりは無いようです。
夏の再会を楽しみにしてますよ。
その通りです。箸別方面です。C1008付近から尾根が二つに別れ左に下ると箸別コースで
右に降りると720.2mの北暑寒岳でした。
丁度その分岐当たりで引き返した訳です。
まったく恥ずかしい話ですわ・・・(泣)
5/7と本日5/12をそのリベンジにしようとしていました。私より上さんが不完全燃焼だった様で意欲満々でした。しかし、どちらも雨・・・
今年のリベンジは諦めます。
いつもありがとうございます。
いつもながら綺麗な写真ですね!
また夫婦での山は素敵です。羨ましい!
この時期、北海道は真っ白ですね!僕も若い
頃はわざわざ雪の上に寝に行ったものですが、
今なら気力・体力と衰え、頂上着、あの世着
かも知れません。今は低地で野球に興じてい
ます。
夕張ヒュッテも河村さんのおかげでバイオトイレになりましたか!いいことですね!
色んな情報を有難うございます。
今週はコザクラの講演会があったと思いますが
会員の方々皆さんお変わりありませんか?
水尾さんは相変わらずお忙しいですか?
今年も東北・北海道を訪ねようと思っておりますので、どうぞよろしくお願い致します。
強風の時って、ついつい物事が面倒になるんですよね。ひとつのことするにも大変だし、気持ちは良くわかります。
北東尾根ということは箸別方面に降りちゃったのね?
今年は雪が多いので東暑寒岳はまだまだリベンジ可能と思いますよ。
ところでEBAさんに言われるまで特に気づきませんでしたが、増毛・樺戸で1000m以上って15座もあるんですか。
樺戸って全く登ったことなくてわからないけど。
東暑寒岳は確か4,5年前位のGWに信砂岳からの長い稜線を辿ったときに通ったと思います。
結構面倒くさがり屋でね。大事な時なのに
メガネを掛け直す面倒が今回罰当たりです。
50前から老眼が進み今じゃメガネ無しでは
字は読めませんよ・・・プププだね。
take♪ちゃんでも簡単に雪山を体験出来る
場所はいくつかあるよ。絶対安全な場所・・
なんて下界でも無いでょ?それなりの装備と
知識、技術などは必要かな?
美しい山々を見るとつい癖になりますわ・・
危険なことはないの?
川の上を歩くなんてドキドキだわ・・・
チーヤン相変わらず可愛いわ♪
老眼かい!
私も、ダンナもまだ遠近両用にはしていないの。でも、そろそろ限界かも。。。
やはり、目は年を隠せないね・・・プププ