ブログ開設前の山行記を編集しました・・・
小イワオヌプリ(1039m)~イワオヌプリ(1116m)
ニセコ山系1000m峰最後の一座を制す・・
■ 山 行 日 2008年3月30日(日) 日帰り
■ ル ー ト 五色温泉ルート
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №14
■ 登 山 形 態 山スキー&アイゼン・ピッケル登行
■ 地 形 図 1/25000地形図 「チセヌプリ」「アンヌプリ」
■ 三角点・点名 小イワオヌプリ 山名の記載、三角点無し 標高点のみ
イワオヌプリ 三角点無し 山名の記載、標高点あり
■ コースタイム 登山口~小イワオヌプリ 1時間40分
小イワオヌプリ~イワオヌプリ 40分
イワオヌプリ~登山口 30分
<登り>
08:20 登山開始
09:30~35 スキーデポ、アイゼン装着(小イワオヌプリコル)
10:00 小イワオヌプリ頂上
10:20 下山開始
10:25~35 スキーデポ地点
11:00 イワオヌプリ頂上
<下り>
11:15 下山開始
11:45 登山口
★ ブログ開設前の山行記・・・
2008年の記録です。
自分たちの登頂記録の証としてブログにも編集して公開する事にしましたが、
現在(2019)でも参考になる紀行だと思っています。
当時、作成した記録を元にブログ用に一部編集・割愛して載せています。
当時、ワードで作成していた登行記録です。
当時は、GPSも無く地図とコンパスで登り下山後、地形図に足跡を刻みました・・
★ ニセコ1泊計画も・・・
3/29 お昼前にニセコ五色温泉着くも吹雪状態だった。
計画では、29日五色温泉から小イワオヌプリに登り翌日ひらふスキー場で楽
しむ予定だった。しかし、山頂部は厚い雲の中で風も強くとても登れる状態で
はなかった。かと言って余りある時間を無駄に過ごしたくないと思った二人は
五色温泉と雪秩父温泉を二度三度往復し迷走する。
チセヌプリスキー場から行けるところまで登ろうと行動を起こすも900m付
近から完全なホワイトアウト状態で登行を断念し下山した。
悪天の中とは言え、行動を起こしたことにチーヤンだけは満足だったようだ。
さて、今夜の宿泊地で再び迷走・・。
チセヌプリスキー場の駐車場も適地であったが、道路工事中の飯場兼仮事務所
が目の前にあり近くの公衆トイレも16時で終了し施錠されてしまうため不適
となり移動する事にした。
そして、決めたのは、ニセコ駅前にある町営温泉「綺羅の湯」だった。
駅横には公共の一般駐車場があり、温泉の再入場もOKと確認してさっぱりと
汗を流した。もちろん入浴後は温泉内のレストランで「生ビール」を飲み五臓
六腑にしみわたったのは言うまでもない。
ホテルハイエースに戻ってからも夕食と二次会は始まった。
そして、再入場し再び温泉へGO!!22時の就寝だった。
★ 快晴・・・
昨夜のビールが効いて少し寝坊する二人。
外は、快晴。駐車場からニセコの山々がすっきりと望む事が出来た。いつもの
まったりコーヒーを落としながら目を覚まし、朝食を食べ駅横の立派なトイレ
も借りて、出発する。
今日のゲレンデスキーは止めて、小イワオヌプリに変更した。
登山口は、五色温泉登山口に駐車して8:20に出発する。ルートは、ほぼ夏
道と同じで階段のある急斜面はスキーを担いでアイゼン・ピッケルで登った。
別の一組2名もイワオヌプリだろうと思っていたらルートが違い冬期閉鎖中の
道路へ消えて行った。あとで分かった事だが、地形図をよく見るとゲートから
500mほど進んだ北側には緩やかな尾根への取付き点があってスキーを履い
たまま登れるルートがあったのである・・・。
ともあれ、急斜面を登り切ると平坦な台地状に出て白樺林を潜り抜けて目の前
のイワオヌプリと小イワオヌプリのコルを目指して歩く。道路に消えた二人が
先行して姿を現した。やはりイワオヌプリに登るようである。
9:30イワオヌプリと小イワオヌプリのコルに着く。
小イワオヌプリには、夏道は無く頂上部は岩稜帯となっていて夏に登るならク
ライミングの技術が必要となるところだ。今回もその山容からロープとカラビ
ナは用意したものの実際に登って見ると中腹に残置されたハーケンを幾つも確
認出来たが、少し北側に回り込むと岩場の無い緩斜面を見つけ難なく登頂して
しまった。
拍子抜けする登頂だったが、そのピークは狭く南側は切れ落ちた断崖で高度感
は満点だ!ただ南側以外の直下は広い平らなスペースがありゆっくりと景色を
楽しむ事が出来た。登りで30分かかったが、下りでは北側の緩斜面を使って
コルまで5分で着いてしまった。
3/30 イワオヌプリの南C894地点からイワオヌプリを背にシートらのチーヤン
3/30 シートラでピッケル・アイゼン登行する・・・
イワオヌプリの南西900m付近から見た小イワオヌプリ
★ ニセコ山系1000m超峰全14座制す・・・
ニセコ山系(積丹半島を除く)には、1000m超峰の山が全14座ある。
1.羊蹄山 (1898m)
2.アンヌプリ (1309m)
3.目国内岳 (1220m)
4.雷電岳 (1212m)
5.前雷電 (1203m)
6.幌別岳 (1174m)
7.チセヌプリ (1134m)
8.イワオヌプリ (1116m)
9.尻別岳 (1107m)
10.ニトヌプリ (1083m)
11.シャクナゲ岳 (1074m)
12.ワイスホルン (1046m)
13.昆布岳 (1045m)
14.小イワオヌプリ (1039m)
イワオヌプリの西斜面からトラバースする
コルにスキーをデポして再びアイゼン・ピッケルで小イワオヌプリに登る
小イワオヌプリの東斜面を登る・・・
2008年3月30日 小イワオヌプリ(1039m) 初登頂!
頂上部は岩稜帯・・・
頂上より少し西側からニトヌプリとチセヌプリを背に
★ イワオヌプリへの縦走・・・
10:25 コルに着き、アイゼンを外して再びスキーを履く。
時間も早いし、この好天気なのでイワオヌプリにも登る事にした。
コルから一旦西斜面をトラバースしながら比較的斜度の緩い南斜面に回り込み
平坦な頂上台地に出る。あとは、台地の南側を辿るように簡単に登頂した。
コルからの登りは25分だった。下りでは頂上からシールを外し北側を辿って
往路側に回り込み急斜面も華麗に滑り降り、あっと言う間の下山だった。
日曜日とあって他の登山者やツアーパーティーも多く駐車場に戻ると満車状態
だった。
イワオヌプリから僅か30分で下山である。
ニセコ山系の中で唯一残していた未踏の山も天気に恵まれ最高のコンディショ
ンで登る事が出来て大満足の山行だった。
小樽のパッポ隊長から頂いた温泉招待券も利用出来て楽しさ倍増の旅だった。
小イワオヌプリから下山途中に広がる隣のイワオヌプリ西斜面一体
イワオヌプリ頂上部・・・もうすぐです。
イワオヌプリ(1116m)頂上 背景の山はチセヌプリ(左)とチセヌプリ
イワオヌプリからの下り(西斜面)
最後の滑りを楽しむチーヤン・・・
★ 小イワオヌプリ・・・
「小イワオヌプリ」・・・コイワオヌプリと読むがポンイワオヌプリと呼んでいる
文献もあり諸説あるようだ。
小イワオヌプリは、イワオヌプリのすぐ西隣に位置する岩稜帯の山で夏道はない。
また、地形図には山名は無く標高点のみ示されている山なので、本来であれば登る
対象から外れる1000m超峰ではあるが、登山界に於いてこの山は小イワオヌプ
リと呼ばれ定着しているようなので対象としてカウントすることにした。
夏場は、クライミングの対象となる山らしくルート上には残置ハーケンが幾つも
あり、ブームになった事もあったようだ。しかし、一般的な登頂時期は積雪期であ
り今回のように比較的簡単に登頂出来る山であった。とは言え、そもそもこの山を
登る対象にする方は少ないだろう・・・。
小イワオヌプリ(1039m)~イワオヌプリ(1116m)
ニセコ山系1000m峰最後の一座を制す・・
■ 山 行 日 2008年3月30日(日) 日帰り
■ ル ー ト 五色温泉ルート
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №14
■ 登 山 形 態 山スキー&アイゼン・ピッケル登行
■ 地 形 図 1/25000地形図 「チセヌプリ」「アンヌプリ」
■ 三角点・点名 小イワオヌプリ 山名の記載、三角点無し 標高点のみ
イワオヌプリ 三角点無し 山名の記載、標高点あり
■ コースタイム 登山口~小イワオヌプリ 1時間40分
小イワオヌプリ~イワオヌプリ 40分
イワオヌプリ~登山口 30分
<登り>
08:20 登山開始
09:30~35 スキーデポ、アイゼン装着(小イワオヌプリコル)
10:00 小イワオヌプリ頂上
10:20 下山開始
10:25~35 スキーデポ地点
11:00 イワオヌプリ頂上
<下り>
11:15 下山開始
11:45 登山口
★ ブログ開設前の山行記・・・
2008年の記録です。
自分たちの登頂記録の証としてブログにも編集して公開する事にしましたが、
現在(2019)でも参考になる紀行だと思っています。
当時、作成した記録を元にブログ用に一部編集・割愛して載せています。
当時、ワードで作成していた登行記録です。
当時は、GPSも無く地図とコンパスで登り下山後、地形図に足跡を刻みました・・
★ ニセコ1泊計画も・・・
3/29 お昼前にニセコ五色温泉着くも吹雪状態だった。
計画では、29日五色温泉から小イワオヌプリに登り翌日ひらふスキー場で楽
しむ予定だった。しかし、山頂部は厚い雲の中で風も強くとても登れる状態で
はなかった。かと言って余りある時間を無駄に過ごしたくないと思った二人は
五色温泉と雪秩父温泉を二度三度往復し迷走する。
チセヌプリスキー場から行けるところまで登ろうと行動を起こすも900m付
近から完全なホワイトアウト状態で登行を断念し下山した。
悪天の中とは言え、行動を起こしたことにチーヤンだけは満足だったようだ。
さて、今夜の宿泊地で再び迷走・・。
チセヌプリスキー場の駐車場も適地であったが、道路工事中の飯場兼仮事務所
が目の前にあり近くの公衆トイレも16時で終了し施錠されてしまうため不適
となり移動する事にした。
そして、決めたのは、ニセコ駅前にある町営温泉「綺羅の湯」だった。
駅横には公共の一般駐車場があり、温泉の再入場もOKと確認してさっぱりと
汗を流した。もちろん入浴後は温泉内のレストランで「生ビール」を飲み五臓
六腑にしみわたったのは言うまでもない。
ホテルハイエースに戻ってからも夕食と二次会は始まった。
そして、再入場し再び温泉へGO!!22時の就寝だった。
★ 快晴・・・
昨夜のビールが効いて少し寝坊する二人。
外は、快晴。駐車場からニセコの山々がすっきりと望む事が出来た。いつもの
まったりコーヒーを落としながら目を覚まし、朝食を食べ駅横の立派なトイレ
も借りて、出発する。
今日のゲレンデスキーは止めて、小イワオヌプリに変更した。
登山口は、五色温泉登山口に駐車して8:20に出発する。ルートは、ほぼ夏
道と同じで階段のある急斜面はスキーを担いでアイゼン・ピッケルで登った。
別の一組2名もイワオヌプリだろうと思っていたらルートが違い冬期閉鎖中の
道路へ消えて行った。あとで分かった事だが、地形図をよく見るとゲートから
500mほど進んだ北側には緩やかな尾根への取付き点があってスキーを履い
たまま登れるルートがあったのである・・・。
ともあれ、急斜面を登り切ると平坦な台地状に出て白樺林を潜り抜けて目の前
のイワオヌプリと小イワオヌプリのコルを目指して歩く。道路に消えた二人が
先行して姿を現した。やはりイワオヌプリに登るようである。
9:30イワオヌプリと小イワオヌプリのコルに着く。
小イワオヌプリには、夏道は無く頂上部は岩稜帯となっていて夏に登るならク
ライミングの技術が必要となるところだ。今回もその山容からロープとカラビ
ナは用意したものの実際に登って見ると中腹に残置されたハーケンを幾つも確
認出来たが、少し北側に回り込むと岩場の無い緩斜面を見つけ難なく登頂して
しまった。
拍子抜けする登頂だったが、そのピークは狭く南側は切れ落ちた断崖で高度感
は満点だ!ただ南側以外の直下は広い平らなスペースがありゆっくりと景色を
楽しむ事が出来た。登りで30分かかったが、下りでは北側の緩斜面を使って
コルまで5分で着いてしまった。
3/30 イワオヌプリの南C894地点からイワオヌプリを背にシートらのチーヤン
3/30 シートラでピッケル・アイゼン登行する・・・
イワオヌプリの南西900m付近から見た小イワオヌプリ
★ ニセコ山系1000m超峰全14座制す・・・
ニセコ山系(積丹半島を除く)には、1000m超峰の山が全14座ある。
1.羊蹄山 (1898m)
2.アンヌプリ (1309m)
3.目国内岳 (1220m)
4.雷電岳 (1212m)
5.前雷電 (1203m)
6.幌別岳 (1174m)
7.チセヌプリ (1134m)
8.イワオヌプリ (1116m)
9.尻別岳 (1107m)
10.ニトヌプリ (1083m)
11.シャクナゲ岳 (1074m)
12.ワイスホルン (1046m)
13.昆布岳 (1045m)
14.小イワオヌプリ (1039m)
イワオヌプリの西斜面からトラバースする
コルにスキーをデポして再びアイゼン・ピッケルで小イワオヌプリに登る
小イワオヌプリの東斜面を登る・・・
2008年3月30日 小イワオヌプリ(1039m) 初登頂!
頂上部は岩稜帯・・・
頂上より少し西側からニトヌプリとチセヌプリを背に
★ イワオヌプリへの縦走・・・
10:25 コルに着き、アイゼンを外して再びスキーを履く。
時間も早いし、この好天気なのでイワオヌプリにも登る事にした。
コルから一旦西斜面をトラバースしながら比較的斜度の緩い南斜面に回り込み
平坦な頂上台地に出る。あとは、台地の南側を辿るように簡単に登頂した。
コルからの登りは25分だった。下りでは頂上からシールを外し北側を辿って
往路側に回り込み急斜面も華麗に滑り降り、あっと言う間の下山だった。
日曜日とあって他の登山者やツアーパーティーも多く駐車場に戻ると満車状態
だった。
イワオヌプリから僅か30分で下山である。
ニセコ山系の中で唯一残していた未踏の山も天気に恵まれ最高のコンディショ
ンで登る事が出来て大満足の山行だった。
小樽のパッポ隊長から頂いた温泉招待券も利用出来て楽しさ倍増の旅だった。
小イワオヌプリから下山途中に広がる隣のイワオヌプリ西斜面一体
イワオヌプリ頂上部・・・もうすぐです。
イワオヌプリ(1116m)頂上 背景の山はチセヌプリ(左)とチセヌプリ
イワオヌプリからの下り(西斜面)
最後の滑りを楽しむチーヤン・・・
★ 小イワオヌプリ・・・
「小イワオヌプリ」・・・コイワオヌプリと読むがポンイワオヌプリと呼んでいる
文献もあり諸説あるようだ。
小イワオヌプリは、イワオヌプリのすぐ西隣に位置する岩稜帯の山で夏道はない。
また、地形図には山名は無く標高点のみ示されている山なので、本来であれば登る
対象から外れる1000m超峰ではあるが、登山界に於いてこの山は小イワオヌプ
リと呼ばれ定着しているようなので対象としてカウントすることにした。
夏場は、クライミングの対象となる山らしくルート上には残置ハーケンが幾つも
あり、ブームになった事もあったようだ。しかし、一般的な登頂時期は積雪期であ
り今回のように比較的簡単に登頂出来る山であった。とは言え、そもそもこの山を
登る対象にする方は少ないだろう・・・。