2012エバ夫婦の山初め・・・北日高 久 山 岳 (1411.7m)
(果敢にアタックも雪不足に難儀してタイムアウト、登頂断念・・・)
■ 山 行 日 2012年 1月10日(火) 日帰り
■ ル ー ト 東尾根(冬尾根)ルート
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №1
■ 登 山 形 態 山スキー
■ 地 形 図 1/25000地形図 「芽室岳」「渋 山」
■ 山行タイム 途中敗退・・・
<登り>
登山口 8:40---渡渉(丸太橋) 9:00---林道終点 9:20---東尾根(580m付近)取付き
10:05~10---C910 11:15~20---C1160 12:40~12:55下山開始
<下り>
下山開始 12:55---C580尾根取付き 14:05---渡渉 13:35---登山口 15:00
★ バースディー・・・
今年のエバ夫婦の山初めは遅し・・・ようやくの出発です。
あっちこっちの天候調査をしながら決めた山が「久山岳」チーヤンの未踏の山でした。
バースディーに合わせて未踏峰の頂上でケーキとコーラで乾杯!という企画もありましたが、
残念・・・。
東尾根上部の急斜度と雪不足で登行に難儀しました。登行限度は13:00と決めていたので残り
250mを残して登頂を断念しました。
やはり1月の登頂記録が無いのはこの雪不足が要因しているのでしょうか。
見上げる斜面に映る凸凹に点在する大きな岩や倒木そして小さな灌木たちが目立ちます。
これらがすべて雪で埋まっている頃容易な登行の時期と認識しました。
それでも満足の下山です。天候にも恵まれ意外にもトレースがあってルート取りが楽でした。
そのトレースも東尾根1000m付近で難儀した様子でその上にはありませんでした。
きっと登頂出来なかったかも知れません。
この山にこの時期に登ろうとする人が他にも居て嬉しく思いました。
トレースの御礼を申し上げます。
チーヤンの誕生日のお祝いは帰宅後に細々と行いました・・・。
★ 登山口・・・
夏山ガイドの「久山岳」北東尾根コースで紹介されているルートとほぼ同じコースを辿る。
当初は、剣山神社の駐車場に車を止めてそこから登山口まで歩くつもりだった。
しかし、目標とする登山口まで距離もあり車で偵察する事にした。
神社の駐車場から来た道を500m戻ると除雪された道路と出合い左折する。
途中には利用されていない別荘らしきログの家が何軒かあり、進むとT字路に出合い左折する。
そして最終除雪地点まで進みここを登山口とし駐車した。(写真参照)
最終除雪地点に駐車も詳細な場所は不明・・・
★ 解消・・・
いい登山口を見つけてラッキーと思いながら出発準備していると天候が次第に怪しくなってきた。
さっきまで見えていた正面の山々が見えなくなったのだ。
まぁ地図がガイドのエバですから何とかなるさ・・も不安はしっかり募っていた。(実は・・)
しかし、スタートしてすぐに先人のトレースを発見する。
スキーとスノーシューのようで進む方向が一致していた。これはありがたい・・と
喜びありがたく利用させて頂き不安は解消する。
トレースは新しく昨日か一昨日のようだ。
利用しながらもこの時期にこの山を目指そうとする「物好き」はやっぱり居るんだなぁ~と嬉しかった。
トレースにお世話になって樹林帯に導かれる・・・
★ 丸太橋・・・
ルート上には川を一度渡渉する箇所がある。
登山道が判っていれば丸太の橋を探し出して容易に渡る事が出来るだろうが一面が雪原のこの時期
GPSでも無い限りすぐに見つけるのは容易ではない。
丸太橋のある場所は、地形図上でいう久山川350二股左俣川の440m付近である。
うまく林道に出合いその終点辺りから右岸沿いに歩くと見つけられると思う。
この時期橋が無いとスキーを履いたままの渡渉は出来ないかも知れない。
(下の写真が丸太橋、帰路に撮影)
この橋が無いとまだまだ川が露出してスキーを履いたまま渡渉できる場所は無かった。
★ ルート取り・・・
丸太橋を渡ってから左岸沿いに少し歩きながら登山道となる最後の林道を探す。
先人のトレースでは、橋を探す事が出来なかったようで川を渡渉した跡があったが、渡渉した場所
から30mほど下流に橋はあった。その後再びトレースと合流し林道にも出合う事が出来た。
夏道の北東尾根コースでいう林道終点には9:20に着く。
広場の西の正面には久山岳が見えていたがこの後のルート取りが難しい。
当初ガスで視界も悪かったが出発してすぐに天候は回復し青空も見て来た。
しかし、樹林帯に入ると山も見えなくなりルート取りは微妙に難しいと思った。
今回何気なく利用させてもらったトレースのお陰で最短と思われるナイスなルート取りに感謝する
しかない。約1キロに及ぶ樹林帯をほぼ真西に進むが少しのズレで距離は大きく変わる・・・
最終林道を進む・・・
標高約580m(尾根取付き地点)、ここまで来てようやくルートの全貌が見えて来る。
★ トレースとの別れ・・・
先人のトレースは一組ではなかった。途中から別のトレースとも合流し一方は北東尾根の方へ
付いていた。いずれにしても私たちのルートは東尾根と決めて来たのでここで先人のトレースに感謝
して別れを告げる。
★ 雪不足・・・
久山岳の頂上を目指し東尾根に取付くも最初から笹のブッシュに難儀する。
雪質も悪くサラサラのグラニュー糖もあればカチカチの最中状もあり下山時の楽しいスキーはまったく
期待出来ない状態だった。
少しテンションが下がりつつとにかく行ける所まで・・・と登行を続けた。
下界に芽室の街を望むも笹のブッシュに難儀の登行である・・・
東尾根から望む「剣山」
★ 910mで再び・・・
取付きから1時間ほど頑張ってようやく顕著な尾根上まで登って来て休憩を取ると再びトレースに
出会った。私たちは北東尾根に近い取付きとなったがこのトレースはその南側から取付いて登って
来たものと推測する。ちょっと安心し心強かった。
しかし、ここからが互いに難儀した場所となるとは思っても居なかった。
斜度は増し顕著な尾根上は登れる状態ではない。(倒木やブッシュがひどいため)
トレースも同じようで尾根直下の北側斜面を辿っていた。
それでも小枝のブッシュや笹も邪魔になりなかなか容易には登らせてくれなかった。
1000m付近では大きな岩峰に出合い回り込むも時間を要した。
トレースはその先から無くなっていた。(戻ったトレースも無い)
★ タイムアウト・・・
12:40の決断
約1160m地点・・あと標高差250mを残すもタイムアウトの13:00が近づき判断を下す。
タイムアウト登行中止、撤退・・。
見上げる斜面は難所だらけ、登るにしてもあと2時間位掛かるかもと予想する。
今年の山初め山行でチーヤンのバースディーでもあったので何とか登頂をと臨んだがこれも納得の
下山である。
久山岳東尾根 1160m地点・・・ここが私たちの頂上になった。
見上げる上部の斜面・・・まだまだ難所は多い
★ 樹林帯のみ・・・
2時間半以上苦労して登った斜面も下りは1時間で無事降りる事が出来た。
パウダースノーなら10分足らずだろうが1時間も難儀の末の下りである。
エバは途中からシールを外して降りようとしたが笹のブッシュと不安定な雪面でシールを
付けたままのチーヤンとさほど変わりなく取付き点まで来た。
ここでチーヤンもシールを外しようやくスキーモードとなるも平坦な樹林帯のトレースに
乗っかってスキーを滑らせるだけである。唯一今回のスキー堪能場面だった・・・。
丸太橋を渡ってから再びシールを付けて登山口へ戻る。
15:00となり結果として登行中止の判断は間違っていなかった・・・
帰路での温泉もパスして一路自宅へ、
その後細々としたバースディーパーティーを取り行い山行を振り返る。
間もなく登山口・・・久山岳を背に満足の下山である
★ ハッピバースディー・・・
(果敢にアタックも雪不足に難儀してタイムアウト、登頂断念・・・)
■ 山 行 日 2012年 1月10日(火) 日帰り
■ ル ー ト 東尾根(冬尾根)ルート
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №1
■ 登 山 形 態 山スキー
■ 地 形 図 1/25000地形図 「芽室岳」「渋 山」
■ 山行タイム 途中敗退・・・
<登り>
登山口 8:40---渡渉(丸太橋) 9:00---林道終点 9:20---東尾根(580m付近)取付き
10:05~10---C910 11:15~20---C1160 12:40~12:55下山開始
<下り>
下山開始 12:55---C580尾根取付き 14:05---渡渉 13:35---登山口 15:00
★ バースディー・・・
今年のエバ夫婦の山初めは遅し・・・ようやくの出発です。
あっちこっちの天候調査をしながら決めた山が「久山岳」チーヤンの未踏の山でした。
バースディーに合わせて未踏峰の頂上でケーキとコーラで乾杯!という企画もありましたが、
残念・・・。
東尾根上部の急斜度と雪不足で登行に難儀しました。登行限度は13:00と決めていたので残り
250mを残して登頂を断念しました。
やはり1月の登頂記録が無いのはこの雪不足が要因しているのでしょうか。
見上げる斜面に映る凸凹に点在する大きな岩や倒木そして小さな灌木たちが目立ちます。
これらがすべて雪で埋まっている頃容易な登行の時期と認識しました。
それでも満足の下山です。天候にも恵まれ意外にもトレースがあってルート取りが楽でした。
そのトレースも東尾根1000m付近で難儀した様子でその上にはありませんでした。
きっと登頂出来なかったかも知れません。
この山にこの時期に登ろうとする人が他にも居て嬉しく思いました。
トレースの御礼を申し上げます。
チーヤンの誕生日のお祝いは帰宅後に細々と行いました・・・。
★ 登山口・・・
夏山ガイドの「久山岳」北東尾根コースで紹介されているルートとほぼ同じコースを辿る。
当初は、剣山神社の駐車場に車を止めてそこから登山口まで歩くつもりだった。
しかし、目標とする登山口まで距離もあり車で偵察する事にした。
神社の駐車場から来た道を500m戻ると除雪された道路と出合い左折する。
途中には利用されていない別荘らしきログの家が何軒かあり、進むとT字路に出合い左折する。
そして最終除雪地点まで進みここを登山口とし駐車した。(写真参照)
最終除雪地点に駐車も詳細な場所は不明・・・
★ 解消・・・
いい登山口を見つけてラッキーと思いながら出発準備していると天候が次第に怪しくなってきた。
さっきまで見えていた正面の山々が見えなくなったのだ。
まぁ地図がガイドのエバですから何とかなるさ・・も不安はしっかり募っていた。(実は・・)
しかし、スタートしてすぐに先人のトレースを発見する。
スキーとスノーシューのようで進む方向が一致していた。これはありがたい・・と
喜びありがたく利用させて頂き不安は解消する。
トレースは新しく昨日か一昨日のようだ。
利用しながらもこの時期にこの山を目指そうとする「物好き」はやっぱり居るんだなぁ~と嬉しかった。
トレースにお世話になって樹林帯に導かれる・・・
★ 丸太橋・・・
ルート上には川を一度渡渉する箇所がある。
登山道が判っていれば丸太の橋を探し出して容易に渡る事が出来るだろうが一面が雪原のこの時期
GPSでも無い限りすぐに見つけるのは容易ではない。
丸太橋のある場所は、地形図上でいう久山川350二股左俣川の440m付近である。
うまく林道に出合いその終点辺りから右岸沿いに歩くと見つけられると思う。
この時期橋が無いとスキーを履いたままの渡渉は出来ないかも知れない。
(下の写真が丸太橋、帰路に撮影)
この橋が無いとまだまだ川が露出してスキーを履いたまま渡渉できる場所は無かった。
★ ルート取り・・・
丸太橋を渡ってから左岸沿いに少し歩きながら登山道となる最後の林道を探す。
先人のトレースでは、橋を探す事が出来なかったようで川を渡渉した跡があったが、渡渉した場所
から30mほど下流に橋はあった。その後再びトレースと合流し林道にも出合う事が出来た。
夏道の北東尾根コースでいう林道終点には9:20に着く。
広場の西の正面には久山岳が見えていたがこの後のルート取りが難しい。
当初ガスで視界も悪かったが出発してすぐに天候は回復し青空も見て来た。
しかし、樹林帯に入ると山も見えなくなりルート取りは微妙に難しいと思った。
今回何気なく利用させてもらったトレースのお陰で最短と思われるナイスなルート取りに感謝する
しかない。約1キロに及ぶ樹林帯をほぼ真西に進むが少しのズレで距離は大きく変わる・・・
最終林道を進む・・・
標高約580m(尾根取付き地点)、ここまで来てようやくルートの全貌が見えて来る。
★ トレースとの別れ・・・
先人のトレースは一組ではなかった。途中から別のトレースとも合流し一方は北東尾根の方へ
付いていた。いずれにしても私たちのルートは東尾根と決めて来たのでここで先人のトレースに感謝
して別れを告げる。
★ 雪不足・・・
久山岳の頂上を目指し東尾根に取付くも最初から笹のブッシュに難儀する。
雪質も悪くサラサラのグラニュー糖もあればカチカチの最中状もあり下山時の楽しいスキーはまったく
期待出来ない状態だった。
少しテンションが下がりつつとにかく行ける所まで・・・と登行を続けた。
下界に芽室の街を望むも笹のブッシュに難儀の登行である・・・
東尾根から望む「剣山」
★ 910mで再び・・・
取付きから1時間ほど頑張ってようやく顕著な尾根上まで登って来て休憩を取ると再びトレースに
出会った。私たちは北東尾根に近い取付きとなったがこのトレースはその南側から取付いて登って
来たものと推測する。ちょっと安心し心強かった。
しかし、ここからが互いに難儀した場所となるとは思っても居なかった。
斜度は増し顕著な尾根上は登れる状態ではない。(倒木やブッシュがひどいため)
トレースも同じようで尾根直下の北側斜面を辿っていた。
それでも小枝のブッシュや笹も邪魔になりなかなか容易には登らせてくれなかった。
1000m付近では大きな岩峰に出合い回り込むも時間を要した。
トレースはその先から無くなっていた。(戻ったトレースも無い)
★ タイムアウト・・・
12:40の決断
約1160m地点・・あと標高差250mを残すもタイムアウトの13:00が近づき判断を下す。
タイムアウト登行中止、撤退・・。
見上げる斜面は難所だらけ、登るにしてもあと2時間位掛かるかもと予想する。
今年の山初め山行でチーヤンのバースディーでもあったので何とか登頂をと臨んだがこれも納得の
下山である。
久山岳東尾根 1160m地点・・・ここが私たちの頂上になった。
見上げる上部の斜面・・・まだまだ難所は多い
★ 樹林帯のみ・・・
2時間半以上苦労して登った斜面も下りは1時間で無事降りる事が出来た。
パウダースノーなら10分足らずだろうが1時間も難儀の末の下りである。
エバは途中からシールを外して降りようとしたが笹のブッシュと不安定な雪面でシールを
付けたままのチーヤンとさほど変わりなく取付き点まで来た。
ここでチーヤンもシールを外しようやくスキーモードとなるも平坦な樹林帯のトレースに
乗っかってスキーを滑らせるだけである。唯一今回のスキー堪能場面だった・・・。
丸太橋を渡ってから再びシールを付けて登山口へ戻る。
15:00となり結果として登行中止の判断は間違っていなかった・・・
帰路での温泉もパスして一路自宅へ、
その後細々としたバースディーパーティーを取り行い山行を振り返る。
間もなく登山口・・・久山岳を背に満足の下山である
★ ハッピバースディー・・・