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国立新美術館=マン・レイ展 知られざる創作の秘密

2010-07-24 | 美術館展覧会
今回は六本木の国立新美術館で開催中の・・・
「写真家」としてのイメージが強く、幅広い芸術活動で世界中に知られるマン・レイ氏の生涯を「ニューヨーク(1890-1921)」、「パリ(1921-1940)」、「ロサンゼルス(1940-1951)」、「パリ(1951-1976)」と活躍した場所で4つに区切り、その遺族が全作品の著作権を所有するマン・レイ財団所蔵の写真、絵画、彫刻、デッサンや所持品を一堂に集めて巡回している展覧会『マン・レイ展 知られざる創作の秘密』を紹介いたします。

今回は写真はもとより絵画やオブジェなど多岐に渡る分野で、新しい技法やスタイルを編み出した「モダンアートの先駆者」としてのマン・レイ氏に光を当て、日本展だけに出品される作品約70点を含む約400点の私的な資料や様々な道具類などにより、広範の創造活動を追体験しながら、それぞれの作品を生み出すためのモデルとなったモチーフ→スケッチ→完成作品への創作の過程が時系列に添った作品の展示により、とてもわかりやすくおもしろい展覧会となっています。

一般公開されたことのない作品も多く、写真家の篠山紀信さんが撮りおろしたアトリエの写真も展示されていて、マン・レイ氏の人生と創作活動をより深く理解することができるとてもよい機会になることと思います。

国立新美術館 企画展示室1E
会期は2010年9月13日(月)まで
毎週火曜日休館で開館時間は10時から18時(金曜日は20時まで)

作品:伝説(『回転扉』より)1915年(1972年)リトグラフ

エコール・ド・パリからビュッフェの時代まで

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銀座ユトリロ展 千住博がエスコート

日動画廊・森田正孝展 パリから有明へ

2010-07-19 | 銀座ギャラリー展覧会
今回は銀座5丁目の日動画廊で開催されている「森田正孝展 パリから有明へ」をご紹介します。

昭和会作家で熊本県美術家連名委員(事務局次長)、熊本県美術協会常任委員でもある森田正孝画伯は1993年に昭和会展日動火災賞(現在の東京海上日動賞)を受賞され、また熊日新聞の連載小説や九州運輸季報「うんゆジャーナル」の表紙絵や挿絵などの担当や絵画教室講師など、幅広い活動をされているとのことです。

また一昨年には生まれ育った熊本の県立熊本美術館で画業40周年を祝う自選展を開催され、今回は日動画廊で開く初の大きな発表とのことです。

とても素朴で懐かしい感じのする「パリの壁」やふるさとである「有明海の四季」などの題材を中心に大作を含め約50点くらいの傑作が展示されています。

それぞれ作品の前で眺めると、どこかとても懐かしいような不確かな記憶が蘇ってくるような気持ちになりました。

ぜひご覧頂きたい素敵な作品ばかりです。

場所は日動画廊(東京都中央区銀座5-3-16)
平日10時-19時、土日祝11時-18時(最終日は16時まで)
会期は2010年7月16日(金)から7月25日(日)まで

作品:ひき潮(有明海)

【そういえば】
ロシアの国立美術館で巡回展覧会を開催する、同じ銀座5丁目のギャラリー白石で今開催中の展覧会「エコール・ド・パリからビュッフェの時代まで」で多数のビュッフェやシャガールの名作を見ることができました。

ぜひ行かれてみてはいかがでしょうか。


エコール・ド・パリからビュッフェの時代まで

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トリック・アートの世界展-だまされる楽しさ-東郷青児美術館

2010-07-15 | 美術館展覧会
損保ジャパン東郷青児美術館の“トリック・アートの世界展-だまされる楽しさ-”に行ってきました。
この展覧会は考え過ぎてはいけない・・題名どおり楽しむべきだと思いました。

イメージ的にはハワイのボルケーノの展示室にあるトリック画みたいな感じを予想をしていましたが、それ以上に「己の脳みそはなんといい加減なのか」とあきれてしまいました。

先日テレビでこの視覚による錯覚は本来、身の危険を避けるための本能だと言ってましたが、これらを逆手にとった手法で錯視効果を狙ったさまざまなユーモアあふれるトリック作品は、不思議な中にも目から鱗ものでした。

よくみないと解らない・・難しく感じてしまう作品もありますが、とにかく考え過ぎずに自分の目を信じてだまされてみましょう!

PCに囲まれて毎日CG生活している私にとっては、本画のトリックはとても新鮮で挑戦でもありました。

この【特別展】以外に常設展示で、ゴッホがゴーギャンとの共同生活(アルル時代)をおくっていたときの「ひまわり」のうち、花瓶にひまわりの花だけの現存6作品の1点を見ることができます。

そのとなりにはゴーギャンの「アリスカンの並木路、アルル」やセザンヌの「りんごとナプキン」や東郷青児画伯の作品など多数展示されているので、とても充実した時間を過ごせることと思います。

関連プログラムとして“ワークショップ「トリック・アートに挑戦!」”や「一般向け」「小・中学生と保護者対象」の学芸員の方によるギャラリートークなどイベントも盛りだくさんで、家族でも楽しめる展覧会なのでぜひ夏休みにいかがでしょうか。

損保ジャパン東郷青児美術館
会期は2010年7月10日(土)~8月29日(日)月曜定休 ただし7月19日は開館
場所は新宿区西新宿1-26-1 損保ジャパン本社ビル42階
開館時間は午前10時から午後6時までで金曜日は午後8時まで


【そういえば】
ロシアの国立美術館で巡回展覧会を開催する、銀座のギャラリー白石で今開催中の展覧会「エコール・ド・パリからビュッフェの時代まで」で多数のビュッフェやシャガールの名作を見ることができました。

ぜひ行かれてみてはいかがでしょうか。

エコール・ド・パリからビュッフェの時代まで

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銀座ユトリロ展 千住博がエスコート

没後25年 有元利夫-天空の音楽

2010-07-11 | 美術館展覧会
1970年から85年にかけて活躍し、若干38歳という若さで逝ってしまった画家の有元利夫の東京都庭園美術館での回顧展「没後25年 有元利夫-天空の音楽」に行ってきました。

東京藝大のデザイン科に在籍していた画伯は、渡欧先のイタリアでフレスコ画に出会い、日本の仏画に共通点を見いだして以来、岩絵具や箔などの技法を用いた洋画でも日本画でもない独自の表現を続け、さらなる活躍が期待されるとき若くして亡くなり、今も尚不思議な世界観が生み出す魅力で多くの人々の心を惹きつけています。

今回は特に画伯が電通でデザイナーとして勤めながら制作した「花降る日」(1978年安井賞の特別賞を受賞)をはじめ、「室内楽」(1981年安井賞を受賞)や藝大卒業制作で藝大買い上げとなった「私にとってのピエロ・デラ・フランチェスカ」などなど名作を見ることができ、また趣味であったリコーダーを入れるために自らのハンドメイドの箱なども展示されていて、画伯の私生活や人となりも垣間見ることができる、とても心温まる空間でした。

ジャンルや流行にとらわれない、思議な世界観でなお輝き続ける作品には、画伯の表現することへの喜びすら伝わってくるかのようで、本当に楽しい展覧会でした。

また夏休み期間の8月14から20日までの間は開館時間が午後8時まで延長される「夏の夜間開館」も実施され、夜の美術館でゆっくり作品と向き合うことができそうです。

皆さんもぜひ楽しんでみて下さい。

東京都庭園美術館の場所は東京都港区白金台5-21-9
最寄り駅はJR目黒駅
会期は9月5日まで(毎月第2・第4水曜日が休み)
TEL:03-3443-0201

【そういえば】
ロシアの国立美術館で巡回展覧会を開催する、銀座のギャラリー白石で今開催中の展覧会「エコール・ド・パリからビュッフェの時代まで」で多数のビュッフェやシャガールの名作を見ることができました。

ぜひ行かれてみてはいかがでしょうか。

エコール・ド・パリからビュッフェの時代まで

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銀座ユトリロ展 千住博がエスコート

ポンピドー・センター所蔵作品展 シャガール―ロシア・アヴァンギャルドとの出会い

2010-07-07 | 美術館展覧会
今回は上野の上野公園にある東京藝術大学大学美術館で開催されているポンピドー・センター所蔵作品展-シャガール―ロシア・アヴァンギャルドとの出会い~交錯する夢と前衛~のご紹介です。

旧ロシア帝国のヴィテブスク(現ベラルーシ共和国)に生まれたユダヤ人のマルク・シャガールは鮮やかな色彩と幻想的な作風で親しまれていますが、1900年代初頭に始まるロシア・アヴァンギャルドの歴史と密接な関係があったことはあまり知られていません。

今回はパリのジョルジュ・ポンピドー国立芸術文化センターが所蔵するシャガールの代表作で、自身の人生とロシア美術史でのシャガールを位置づけるもので、その世界観や家族、想像の世界とのつながりを検証し、そして理解を深めることを意図した構成となっています。

展示内容ですが、ポンピドー・センター所蔵のシャガール作品は、初期のサンクト・ペテルブルグで制作された作品から南仏での晩年の大作まで、シャガール自身が寄贈した代表作や手元に残した特別な作品を遺族が寄贈したもので「シャガール所蔵のシャガール」ともいえる充実したコレクションと、旧ソ連のロシア・アヴァンギャルドの巨匠であるナターリヤ・ゴンチャローワとミハイル・ラリオーノフの両氏よりの寄贈作品からなっています。

中でもパリ時代の最初期の《ロシアとロバとその他のものに》1911年は強烈な色彩で独自の世界が表現された素晴らしい作品でした。

また同時公開としてゴンチャローワとラリオーノフの初公開作品や同時代に活躍したマレーヴィチ、プーニー、カンディンスキーなどロシアの巨匠の作品も紹介されています。

また映画上映や、本展の監修者でポンピドー・センター学芸員のアンゲラ・ランプ講師による講演会や東京藝術大学美術学部講師によるワークショップ、そしてなによりも嬉しい7月26日(月)の休館日を臨時に開館して開催される「子ども連れでも遠慮なくシャガール展を鑑賞できる日」(午前10時~午後5時)など素晴らしいイベントがたくさん用意されています。

夏休みにご家族みんなでぜひ鑑賞に出かけて下さい。

会期:2010年7月3日(土)~10月11日(月・祝)
休館日:月曜日(月曜日が祝・休日の場合は開館し、翌日休館)と8月21日(土)
開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
巡回情報(福岡)はこちら

そういえばロシアの国立美術館で巡回展覧会を開催する、銀座のギャラリー白石でも今開催中の展覧会「エコール・ド・パリからビュッフェの時代まで」で多数のシャガールの作品を展覧していました。

合わせて行かれてみてはいかがでしょうか。

エコール・ド・パリからビュッフェの時代まで

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銀座ユトリロ展 千住博がエスコート

動物王国のムツゴロウさんがミニ絵画「NANT展」に出展

2010-07-02 | ギャラリー展覧会
銀座2丁目のアートギャラリー銀座で開催されている「ミニ絵画 NANT展」に行ってみました。

とくに今回は動物王国のムツゴロウさんの作品12点が出展されていて、身近に暮らす動物たちの可愛らしい姿が素朴に表現されていました。

各アーティストの絵画はどれも小さく、まるで絵手紙のような微笑ましい素敵な作品ばかりでした。

ご家族でも楽しめ、とてもお子さんの絵の参考になると思います。
まだ間に合います、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

会場はアートギャラリー銀座
場所は中央区銀座2-11-4富善ビル1F
会期は7月3日(土)まで
時間はAM11:30~PM7:00

東京メトロ銀座1丁目駅からが近いです。

エコール・ド・パリからビュッフェの時代まで

千住博を受け継ぐ画家 ロシア展覧ツアー 新宿ユトリロ展

銀座ユトリロ展 千住博がエスコート