FreeStyleKuwappa 暮らしの中の新しい発見

日々の暮らしでの新たな発見やリフォーム&アートな情報を配信しています!

元永 定正 展

2010-10-24 | 銀座ギャラリー展覧会
今回は銀座6丁目のアートギャラリー天心で開催されている”元永 定正 展”の紹介です。

画伯は近年ようやく評価が見直され始めた戦後「具体美術」の巨匠(師事されていた吉原治良師をリーダーとする具体美術協会に1971年まで参加)であり、絵本「もけらもけら」により絵本にっぽん賞も受賞されている、前衛画家としては初めて紫綬褒章を受章した日本を代表する画家の一人で、ご家族は奥様も画家、娘さんもジュエリーデザイナーというアーティスト一家です。

1957年よりフランスの美術批評家ミシェル・タピエにより「具体美術」が紹介され、海外でその独創性は高い評価を得ており、画伯の作品は多くの主要美術館にも収蔵されています。

画伯の初期の作品は日本画の「たらしこみ」にヒントを得た、あらかじめ描かれたかたち(下絵)に沿って絵の具を流す「流し」という技法で描かれ、今回この展覧会でも大作を見ることができました。

同じような手法でジャクソン・ポロックのドロッピング技法との表現などを比較すると、ますます画伯の世界が見えてくるような気になります。

そして独特の”かたち”にこだわる画伯のラフ・デッサンの線は何万回もの修練を重ねた線だということで、1966年渡米以降はエア・ブラシでの制作により”かたち”はおおらかでユーモアがあり、シンプルで明快となり、この展覧会でも大作を含めそれらの愉快な作品のネーミングにも画伯の人柄を感じました。

油彩やインスタレーションだけでなく版画制作にも精力的に取り組まれ、平面の作品だけではなく様々なパフォーマンスとしてカーペインティングや大規模な舞台空間美術展の実行委員もされ、その美術史に残る仕事は本当に素晴らしいものばかりです。

日本が世界に誇れるこの素晴らしい具体美術の巨匠、元永 定正画伯の作品がギャラリーで展覧されています・・これは凄いことだと思います!
ぜひ、一人でも多くの方に見て頂きたいと思います!!

元永 定正展会期:2010年9月26日~11月14日
会場:アートギャラリー天心104-0061 東京都中央区銀座6-4-16
Tel 03-5568-7300 
時間:11:00~19:00
休廊:火曜日


★kuwappaのおすすめ↓
銀座5丁目のギャラリー白石で開催されている《日本人に愛され続けてきた-藤田嗣治作品展》が開催されています。

「ナショナルなものがインターナショナルに通じる」
1913年にパリに渡り、この格言を忠実に実践して世界の巨匠になったフジタ、描き魔と言われるほどの描写力の天才の名作30点が一堂に展覧されています・・これは見逃せません!

【ロシアで日本人アーティスト大活躍】
ロシアの国立美術館での巡回展覧会日本の美展がサンクトペテルブルグに続きモスクワでも開催されます。

日本を代表し世界で活躍している、これから世界に進出するべき現代美術の作家から海外の作家まで、とにかく凄いアーティストたちが出展されるとのことです
現地の関心も大変高く、現地テレビでも取り上げられています

詳しくはギャラリー白石ウェブサイトで見ることができます。

藤田嗣治作品展

現代美術の流れ展

エコール・ド・パリからビュッフェの時代まで

千住博を受け継ぐ画家 ロシア展覧ツアー 新宿ユトリロ展

銀座ユトリロ展 千住博がエスコート

日本人に愛され続けてきた‐藤田 嗣治 作品展

2010-10-11 | 銀座ギャラリー展覧会
今回は銀座5丁目(泰明小学校の隣り)ギャラリー白石で開催されている、世界の巨匠『日本人に愛され続けてきた‐藤田嗣治作品展』のご紹介です。

もう有名な先生なので今さら私が何かお伝えする必要はない!と思いますが・・・

1913年にパリに渡り、数々のご苦労をされ再びフランスへ渡り1955年にフランス国籍を取得後1968年1月29日にスイスのチューリヒで亡くなられた画伯は、決して人真似をせず、日本画の技法を油彩画に取り入れた独特の乳白色の肌と称された婦人像などで西洋画壇から絶賛を浴び、エコール・ド・パリの代表的な一員とられています。

今回はその画伯の本画・版画30数点が展覧されている、めっに見られないとても貴重な素晴らしい展覧会です。
(展示作品はこちらから、展示風景はこちらから見ることが出来ます)

展示作品も初期から晩年にかけ、おなじみの女性や猫が中心の中、風景画(よ~く見て見ると小さく猫が描かれています=やっぱり!)や人物でもこれが??というような大変めずらしい作品も含まれていて見ごたえのある内容でした。またキュレーターの方が在館されている時は解説をして頂けます。

何度も申し上げますが、これだけの作品はめったに見られない、大変貴重な展覧会です!
皆さんもぜひ行かれてはいかがでしょうか・・イヤ、絶対行くべきだと思います!!

会 期:2010年9月26日(日)~11月14日(日)午前11時~午後7時
毎週火曜休館 入館料:無料
問合せ先は ギャラリー白石 03-3574-6161です

★kuwappaのおすすめ↓
銀座5丁目のギャラリー白石で開催されている《日本人に愛され続けてきた-藤田嗣治作品展》が開催されています。

「ナショナルなものがインターナショナルに通じる」
1913年にパリに渡り、この格言を忠実に実践して世界の巨匠になったフジタ、描き魔と言われるほどの描写力の天才の名作30点が一堂に展覧されています・・これは見逃せません!

【ロシアで日本人アーティスト大活躍】
ロシアの国立美術館での巡回展覧会日本の美展がサンクトペテルブルグに続きモスクワでも開催されます。

日本を代表し世界で活躍している、これから世界に進出するべき現代美術の作家から海外の作家まで、とにかく凄いアーティストたちが出展されるとのことです
現地の関心も大変高く、現地テレビでも取り上げられています

詳しくはギャラリー白石ウェブサイトで見ることができます。

藤田嗣治作品展

現代美術の流れ展

エコール・ド・パリからビュッフェの時代まで

千住博を受け継ぐ画家 ロシア展覧ツアー 新宿ユトリロ展

銀座ユトリロ展 千住博がエスコート