FreeStyleKuwappa 暮らしの中の新しい発見

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山下 まゆみ 作品展

2010-05-31 | 銀座ギャラリー展覧会
銀座6丁目のシルクランド画廊で開催されている「山下 まゆみ作品展」をご紹介します。

「輝く宝石のような命を描きたい」との思いで描かれる画伯の身近に共生する生き物たちへの優しさと慈しみの愛情を注いだ作品は、岩絵具や箔などを駆使しながらも日本画の枠にとらわれない、とても自由な感性が伝わってきます。

先日ご紹介した多田すみえさんも猫でしたが、山下画伯も猫を中心にフクロウやカエル、タツノオトシゴなど、とても愛情溢れる温かな展覧会です。

とにかく楽しめますので、足をお運びください。

会期:5月23日(日)~6月5日(土)
シルクランド画廊
東京都中央区銀座6ー5ー11 第15丸源ビル1階
Tel03-5568-4356 Fax03-5568-4357
地下鉄銀座駅 B7 B9 C2の各出口より徒歩2分

※画伯は6/1(火)と4(金)の13:00~17:00にいらっしゃるとのことです

   千住博を受け継ぐ虹の会展  ロシア展覧ツアー

千住 博展

2010-05-27 | 銀座ギャラリー展覧会
会期は終了してしまいましたが、先日銀座のギャラリー白石で行われていた「千住 博展」に行ってきました

銀座5丁目の泰明小学校となりにあるギャラリー白石で日本人に愛され続けてきたユトリロ展と同時開催で今月23日まで千住 博展を行っていました。

現在、制作活動の中心をニューヨークで行われている千住画伯といえば、今さらその人気と実力を申し上げる必要はないと思います。
もちろんこの展覧会でも日本画の枠にとらわれない、独自の手法による作品が多数展示されています。

代表作ウォータールーフ等を中心とした作品の中でも、今回は特に特別展示室にある大作ジ・エンド・オブ・ザ・ドリーム(116.7×363.6cm)の迫力には圧倒されてしまいました。

これだけの数の展示作品はなかなか見ることはできないと思います。将来また開催されるとのこと・・その際はぜひ皆さんも足を運ばれては如何でしょうか。

千住ファンでなくても、素敵で迫力ある作品の中で優雅かつ雅な時間を過ごせることと思います。

なお会期終了日の翌日にギャラリー白石にて「千住博がエスコートするユトリロ鑑賞の夕べ」という帝国ホテルでの画伯を交えたディナー付きイベントが開催されました。

その際の様子はこちらからどうぞ。

多田すみえ 猫展

2010-05-26 | 銀座ギャラリー展覧会
今回は猫好きの方にはたまらない個展のご紹介です。

銀座8丁目のコリドー街にある銀座アートホールで開催されている”多田すみえ 猫展”です。

現代童画会常任委員もされている多田画伯の猫展はその名の通り“猫だらけ”です。
(作品の猫たちはご自身で飼われていたものから、想像のものまでさまざまとのこと)

思わず嬉しくなってしまう微笑ましい猫から、こちらに何かを訴えてかけてくる猫など、油彩約30点の絵中の猫たちからは、その猫と作者の息吹さえ聞こえてきそうなほどそれぞれが様々な表情で描かれています。

こちらが見てるというより、絵中の猫たちに見つめられているような・・・まるで自分がその猫と会話しているかの不思議な感覚になってきます。

とにかく猫好きでなくても恋人同志やご家族で楽しめる、とても可愛らしい展覧会でした。
でもやっぱり猫好きにはほんと、たまらないと思いました!

銀座アートホールにて2010年5月25日(火)~5月30日(日)
時間は11:00~18:30で最終日は16:00まで
東京都中央区銀座8-110 高速道路ビル

多田すみえオフィシャルサイト[福猫工房]はこちら

   千住博がエスコート 新宿ユトリロ展 銀座ユトリロ展

新山 拓展

2010-05-24 | アートイベント
今回は番外編で神奈川県の藤沢さいか屋 5階美術画廊で開催されている「新山 拓展」をご紹介をします。

昭和50年鳥取生まれ35歳の日本画家・新山氏は、多摩美術大学大学院研究科日本画修了後に前田青邨記念大賞展の入選他、数々の賞と展覧会を経て躍進中の若き新進作家です。

新山氏によると全ては画伯自らが登頂し描いた山岳画が中心で、その絵の中には作者の「この場所にずっと滞在していたい」という強い思いが込められ、一方多くの作品に描かれている鳥(猛禽類)や月は観る人自身の気持ち(目線)に置き換え、その光景を感じてほしいとのことでした

そして特に岩肌の細かい描写に強くこだわった作品の数々は、山の稜線と空の色のコントラストにより、向こう側の景色でさえ見えてくるような錯覚に陥ります。

また約30点に及ぶ今回の出品には新たな挑戦として、今までの山肌や雪だけでない、霧氷をテーマとした”Frost tree”シリーズも発表されています。

創作のため山岳家として自らテントを担いでの、登山により描かれた厳しさの中に温かさが押し出されてくる、見事な作品ばかりだと思いました。

可能であれば、ぜひ皆さんも体感してください。

※5月19日(水)~25日(火)※最終日25日(火)は午後4時にて閉場

作品はFrost tree~黎~

   千住博がエスコート 新宿ユトリロ展 銀座ユトリロ展

曇りなき眼(まなこ)が描くアートの世界

2010-05-21 | アートイベント
その作品展は地下鉄銀座駅地下道(出口C2・C3付近)からTSビル(東芝ビル=モザイク銀座阪急)横に入り、西銀座駐車場までの通路にある東急不動産が管理する『泰明小学校 児童作品展』なのです。

現在はTSビル立替えに伴いテナントが転居した影響もあり、ほとんど人目にはつきませんが、純粋な心で描かれた子供たちの作品を見ていると、ホッとする中にもハッとさせられる名作品が多数展示されていると思いました。
この子供たちの中から将来の日本を代表するような、素晴らしいアーティストが出現するかもしれません。

展覧会やギャラリー巡りの合間に時間があったら、また銀座を歩き疲れたら、ぜひここに寄って子供達のアートパワーを貰いましょう。

★島崎藤村や北村透谷の出身校でもある泰明小学校は、銀座5丁目みゆき通りにある1878年創立の歴史あり、銀座の文化を誇るシンボルの1つです。緑のツタに覆われた外壁とアーチ型の窓など、とても素敵な外観で、桜の時期など大変美しい建造物でもあります(でもその時期は春休みのことが多く、子供たちがあまり見られないのがちょっと残念だと・・)

すぐとなりには以前ご紹介したギャラリー白石もあります。

   千住博がエスコート 新宿ユトリロ展 銀座ユトリロ展

Works on Paper -紙に描いた名品展-

2010-05-19 | 銀座ギャラリー展覧会
今回は銀座7丁目の老舗ギャルリーためながで開催中の『Works on Paper -紙に描いた名品展-』に行ってきました。

多くの作品は各作家による多彩な技法の組み合わせや画材により、独自の世界を表現によって創りあげられていますが、その多くはキャンパスに油彩を用いる作品に対し、紙に筆をのせ表現が豊かに仕上った、紙に描かれた作品ばかりが展覧されています。

パステル画で知られるルドンや幾何学的な抽象画カンディンスキー、想像性豊かな作風のクレーやピカソ、シャガール、デュフィなど、大変興味深くとても楽しい展覧会でした。

銀座・大阪・パリと3つの拠点をもつ、1969年銀座に開廊したギャルリーためながはヨーロッパ近代・現存作家を紹介してます

会期は2010年4月16日(金)から5月29日(土)まで
10:00~19:00 日祝休廊
東京都中央区銀座7-5-4 TEL:03-3573-5368

皆さんぜひ行きましょう!

(画像:Paul Aizpiri)

   千住博がエスコート 新宿ユトリロ展 銀座ユトリロ展

印象派はお好きですか?

2010-05-17 | 美術館展覧会
印象派はお好きですか?
という展覧会が銀座のおとなり、京橋のブリジストン美術館で2010年7月25日(日)まで行われています。

日本人が印象派・ポスト印象派と出会ってから100年というテーマをもとにカミーユ・コロー、オノレ・ドーミエ、マネ、モネ、シスレー、セザンヌ、ゴッホ、ルノワール、ルソー、ボナール、マティス、ピカソ、ルオー、シャガール、デュフィなどなど錚々たる巨匠作品とともに日本作家では藤田 嗣治などが・・・とにかく充実した1日となることまちがいなしの展覧会です。

個人としてはゴッホの「モンマルトルの風車」が、同じくユトリロの描く「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」とはまた違う強烈な筆遣いに、思わず時を忘れて見入ってしまうばかりでした。

ぜひぜひ、ご覧あれ。

   千住博がエスコート 新宿ユトリロ展 銀座ユトリロ展

銀座-画廊の夜会

2010-05-12 | アートイベント
2010年5月28日(金)に銀座の画廊による恒例イベント「画廊の夜会」を紹介します。

この催しは銀座5丁目から8丁目の画廊が、当日の夕方17時より21時までの間、多数の名作絵画とアーティストや画廊オーナーによるトークで”夜の銀座を盛り上げる”という企画です。

おもてなしも各画廊によりさまざまとのことで、いくつかのコースに分かれての巡回ツアーも用意されています。

詳しくは主催の銀座ギャラリーズのウェブサイトに問合せ専用メールがあります。

平日のこの時間帯で、お休み前の方も多い金曜の夜なら、仕事や学校の帰りに翌日を気にせずゆっくりできるから”GOOD”なのでは・・・

家族や友人とギャラリーを訪ねる良い機会になるといいですね。

   千住博がエスコート 新宿ユトリロ展 銀座ユトリロ展

三岸節子展

2010-05-08 | ギャラリー展覧会
三岸 節子さんの「女子美術大学創立110周年記念、没後10年記念-心の旅路~満開の桜のもとに」と題した、日本橋 高島屋で開催されている三岸節子展のご紹介です。

愛知県の現・一宮市で生まれ、19歳で天才画家の三岸好太郎氏と結婚後29歳で夫に先立たれたのち、幼い3人の子供たちを育てながら静物画を描き続け、そして女性洋画家で初めての文化功労者となった画伯の生きた激動の時代を、代表作品75点と最近発見された日記とともにたどる、素晴らしい展覧会です。

日記には、戦後に「花」の絵で一躍人気作家となった境遇に満足することなく、63歳から86歳まで南フランスで風景画に挑戦し続けた日々がつづられています。

また、特別出品として夫・三岸好太郎氏が描いた節子画伯の肖像画や、20年間にわたる渡仏生活を支えた息子さん、黄太郎氏の風景画も展覧されています。

会期は5月10日まで8階ホールで開催中で午前10時~午後7時30分(8時閉場)となっています。

なお最終日5月10日(月)は午後5時30分まで(6時閉場)とのこと。
くわしくはこちらからどうぞ。

入場料はかかってしまいますが、その価値はおおいにあると思います。

※作品はグァディスの家(1988年 83歳 豊橋市美術博物館蔵)

   千住博がエスコート 新宿ユトリロ展 銀座ユトリロ展

銀座ギャラリー・デビューはこのイベントで決まり!

2010-05-06 | 銀座ギャラリー展覧会
今回は銀座の柳画廊で定期的に行われているイベント「銀座の画廊巡り」を紹介します。

野呂洋子副社長のエスコートで銀座の画廊を5~6件巡回し、柳画廊で副社長や参加者同志での感想など歓談する催しです(途中退出可)

ランチ付きプランもあり、副社長がエスコートしてくれるから我々一般人には何となく敷居の高いイメージの”銀座のギャラリー”が気軽に展覧でき、ビギナーのギャラリー・デビューにはもってこいの素晴らしいイベントだと思います。

また、普段行き慣れている方も専門家による解説付きで、美術館とはまた違う視点での絵画展覧が期待できそうです。

   千住博がエスコート 新宿ユトリロ展 銀座ユトリロ展

モーリス・ユトリロ展

2010-05-05 | 銀座ギャラリー展覧会
新宿の東郷清二美術館でユトリロ展が7月4日(日)まで開催されています(月曜定休ただし5月3日は開館)

ユトリロがアルコール依存症の治療で絵画制作をはじめた「モンマニーの時代」から「白の時代」、「色彩の時代」までの約90作品で彼の画業の変遷が具体的に紹介されています。

個人的にはやはりポスターにも載せられていた”カルボネルの家、トゥルネル河岸”は素晴らしいと思いました。

学芸員の方による会場内でのギャラリートークや作品説明も行われています。
今後の予定は
・一般対象が4月30日(金)午後5時30分から
・小・中学生と保護者対象が5月1日(土)午後1時30分から
 ※どちらも当日自由参加
となっていますが詳しいことは直接こちらまでお問合せください。
(現在のトゥルネル河岸周辺情報はパリの瞳でどうぞ)

また先日ご紹介した銀座のギャラリー白石でも”日本人に愛され続けてきた‐ユトリロ展”を5月23日(日)まで行なわれているので時間のある方は合わせてご覧になると良いのではないでしょうか。

日本画家の千住博氏らによるユトリロについてのギャラリートークも行われるようです。

それから東郷清二美術館 では常設でゴッホの”ひまわり”、ゴーギャン”アリスカンの並木路、アルル”やセザンヌ、東郷清二氏の作品も展示されていますので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

   千住博がエスコート 新宿ユトリロ展 銀座ユトリロ展

知られざるルオーの素顔展

2010-05-04 | 美術館展覧会
銀座からすぐのパナソニック電工 汐留ミュージアムで、2010年6月13日(日)までやっています。

ジョルジュ・ルオー(1871-1958)が画商アンブロワーズ・ヴォラールの依頼による版画集『ルビュおやじの再生』を制作するプロセスで生み出された作品は、ルオーのイメージを覆すような衝撃的なものばかりです。

以下ミュージアムによる説明です

=舞台をフランスの植民地とするこの物語の挿絵制作を通して、ルオーは「黒人」や「熱帯」という新たなテーマに出会います。支配される「黒人」の先住民(被植民者)と、「ユビュおやじ」に代表されるグロテスクな「白人」の政治家(植民者)で綴られるルオーの絵画世界--そこでは、フランス植民地主義の諸問題が暴露される一方で、ルオーが描き出した「黒人」たちのしなやかな動きをとらえた優美な曲線には、ルオー芸術の新たな一面を発見することができます。=

その特異性により、これまでその全貌は明らかにされてこなかった初公開の作品含む、油彩、水彩、版画、資料がルオー財団の特別協力のもとに一堂に集められた、世界で初めての展覧会ということです。

観覧料はかかりますが、 必見の展覧会だと思います。

   千住博がエスコート 新宿ユトリロ展 銀座ユトリロ展