愛媛県八幡浜市の印刷会社
株式会社豊予社
代表&プリントラボリーダーのの菊池史行です
やっぱり本になるといいね〜!嬉しい!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/e8/542961c778e41d18edd106bc68088645.jpg)
昨日、あるクライアントさんから依頼を受けて納品させて
いただいた小冊子、できたてホヤホヤ状態で
このようなコメントをいただきました。
納品場所はこの小冊子をイベントで配布するため、
関係者の皆さんがイベントのための準備をしている場所でした。
そのため大勢のスタッフさんが集結している中で
納品に。
みなさん「見せて!見せて!!!」
とサンプルをお渡しするなりパラパラと中身をチェック。
クオリティに自身ないわけじゃないけど、
大勢いらっしゃる中で間違いを発見されたらどうしよう(笑)などど若干焦りました。
しかしながら皆さんの第一声は、
「すごい、すごい!私たちの本ができた!」
「本になるとなんだかいい感じ!!」
「校正のときはスマホ画面で全体の感じがつかめなかったけどいいじゃん!」
などという皆さんの声に安堵。
改めて、デジタルでは感じ取れない、
アナログならではの伝え方、伝わり方は非常に重要だ。
と感じた次第。
スピードではアナログは勝ち目ないですが、
人間の五感に伝わるもの、脳裏にインプットできるものとしては、
やはりアナログ、電子書籍、スマホ画面よりも、
紙、本のほうが強い。
お客様からのコメントをもらって
改めて感じました。
この納品の後に思い出した本が
紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている
早川書房
という本
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以下抜粋
「この工場が死んだら、日本の出版は終わる……」
絶望的状況から、奇跡の復興を果たした職人たちの知られざる闘い
「8号(出版用紙を製造する巨大マシン)が止まるときは、この国の出版が倒れる時です」
――2011年3月11日、宮城県石巻市の日本製紙石巻工場は津波に呑みこまれ、完全に機能停止した。
製紙工場には「何があっても絶対に紙を供給し続ける」という出版社との約束がある。
しかし状況は、従業員の誰もが「工場は死んだ」と口にするほど絶望的だった。
にもかかわらず、工場長は半年での復興を宣言。
その日から、従業員たちの闘いが始まった。
食料を入手するのも容易ではなく、電気もガスも水道も復旧していない状態での作業は、困難を極めた。
東京の本社営業部と石巻工場の間の意見の対立さえ生まれた。
だが、従業員はみな、工場のため、石巻のため、そして、出版社と本を待つ読者のために力を尽くした。
震災の絶望から、工場の復興までを徹底取材した傑作ノンフィクション。
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以上抜粋
この本のどこかにあった文章。
アナログ(紙の本)なら、読んだときの折り目やこぼしてしまったコーヒーの跡やシミ。
そういったものと活字とがいっしょになって人間の頭に入り込む。これはデジタルではできないこと。
などという印刷関連に従事する者としては
電子書籍のメリットばかり言われる世の中に切歯扼腕していた中で、
スカッとした文章であり、
この業界で仕事をして、生業にして自負できる本でした。
大げさだけど、
今回の納品先での声を聞いて、
紙の本の重要性を改めて感じました。
もちろんデジタルもいいところあるわけで、
共存共栄、バランスですよね。
やっぱり本になるといいね〜!嬉しい!!
この声をいつまでも聞けるように、
しっかりとこの業界を盛り上げていかないと、そんな本を作らないと!!!
と改めて思った次第です。
令和の時代になっても
五感に伝わる、脳に響く本を作りますよ!!!
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印刷+a のチカラで地域を幸せで豊かにします。
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