我が家の壁に、亡くなった父の書いた短冊を飾っています。
俳句と書道が趣味で、元気な時によく書いていました。
その短冊を見ながら、父を思い出していました。
父は趣味が多くて
俳句
書道
読書
釣り
郷土史の研究
囲碁
温泉巡り
庭作り
これらは長い期間続けていました。
それ以外にも興味が湧くと、色々試していました。
それに比べて母は、これといった趣味はありません。
強いていえば、父が亡くなってから、始めたペン習字くらいです。
認知症対策に、色々なアドバイスがありますが
趣味をたくさん持ちましょう
と、よくいわれます。
でも、数多くの趣味を続けていた父より
趣味がない母の方が、認知症が少ないのです。
母は、90歳になりましたが
何とか一人で生活しています。
それに比べ、父が亡くなる前の90歳の時には
母の手助けがないと生活できませんでした。
何故なのかなあ〜と考えてみました。
父は元気な時から
日々の生活は、殆ど母が対応していました。
掃除、洗濯、食事作り等、全て母の仕事でした。
父が家の中の事をしているのを見た事はありません。
我が家は、認知症対策には趣味よりも
食事や掃除の方が認知症対策になりました。
そこで、私自身の認知症対策は
趣味より家事
です。