江花和郎@ブログ

2005~2011年連合新潟会長を務める間書いたブログをその後も時々更新しています。

CAPITALISM

2009年12月03日 | 映画
マイケル・ムーア監督の最新作『キャピタリズム』の試写(連合主催)を観てきた。
来日中のマイケル・ムーア本人のトークも。

キャピタリズム:資本主義
2008年、世界同時不況の影響で突然解雇され途方にくれる人たち、銀行の差し押さえで自宅を追われ泣き崩れる人たちが映し出される。
一方、その原因を作った銀行や保険会社は7000億ドルもの公的資金(税金)で救済され、役員はその後も1億円以上のボーナスを手にしている。
「お金を返せ」とムーアがウォール街に突撃する。

第二次大戦中、米国のルーズベルト大統領は、すべての国民に仕事、医療、教育、住宅などを享受する権利があることを宣言したが、志半ばで病に倒れる。
戦後、このルーズベルトの思いは敗戦国のドイツや日本で実現したが、米国ではいまだ実現していないとマイケル・ムーアは訴える。
日本の憲法がすべてに国民に団結権(労働組合をつくる権利)を保障していることを賞賛する。
タイトルエンドに流れる歌は「インターナショナル」だ。

この映画の原題のサブタイトルは“A Love Story”
ムーアは、1%の富裕者や経営者には庶民への愛のかけらもないことを皮肉をこめてサブタイトルにしたんだと説明してくれた。
日本名のサブタイトル「マネーは踊る」について、Money dances.という英語はない、まったく無意味な表現で、それがすごく面白いので日本のポスターをたくさんお土産に持って帰ると話していた。

多くの皆さんに見てもらいたい映画だけど、残念ながら新潟県内での上映予定は今のところないようだ。
映画情報はこちらへ→http://eiga.com/movie/54747/

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