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滋賀・高島市 基準超ダイオキシン613トン搬入 数値隠し (17倍) 神戸沖処分場に

2014-06-12 17:35:26 | 社会
滋賀・高島市 基準超ダイオキシン搬入 数値隠し神戸沖処分場に
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20140611121.html へのリンク
2014年6月11日(水)15:33
(産経新聞)

 滋賀県高島市が平成19年度から25年度にかけ、家庭ごみを燃やした後の煤塵(ばいじん)から国の基準値の最大約17倍のダイオキシンが検出されたにもかかわらず、検査データを隠して神戸市東灘区沖の神戸沖埋立処分場に搬入していたことが11日、処分場を管理する「大阪湾広域臨海環境整備センター」(大阪湾フェニックスセンター)への取材で分かった。ダイオキシン類対策特別措置法に抵触したとして、5月30日から高島市の搬入を禁止した。

 センターによると、埋立処分場に焼却後の煤塵を搬入する際には、同法に基づき、ダイオキシンを1グラムあたり3ナノグラム(ナノは10億分の1)以下にする必要があり、センターは利用する自治体に対して毎年度に1回、廃棄物のダイオキシン含有量の検査結果を報告するよう求めている。

 しかし、高島市は19年度以降、同市の焼却施設で燃やした家庭ごみの煤塵から基準を超えた数値が出ていたが、これを隠蔽。焼却設備を清掃し、ダイオキシンの含有量が多い古い煤塵を取り除くなどした後に再検査し、基準値に収まった数値を提出した。

 基準値を超えた煤塵の搬入量は613トンで、これらに含まれていたダイオキシンは、高島市が検査した範囲内では1グラムあたり3・8ナノグラム~51ナノグラムだった。

 問題は会計検査院の指摘で発覚し、高島市が5月2日にセンターに報告。センターが処分場近くの大気などを調べたところ、基準値以下で健康被害や環境への影響はないという。

 センターでは今後、抜き打ち検査の回数を増やすなどの再発防止策をとる。

 高島市の福井正明市長は11日、「大阪湾広域臨海環境整備センターをはじめ関係団体の信頼を裏切り、深くおわび申し上げる」などとコメントを出した。センターは、近畿各地で発生する廃棄物を安定的に処理するため昭和57年、広域臨海環境整備センター法に基づき設立。近畿2府4県と168市町村が出資し、廃棄物を大阪湾の4処分場の海面に埋め立て、最終処分している。

管理体制検証を

 近畿大農学部環境管理学科の坂上吉一教授(環境衛生学)は「危険物廃棄は厳格なルールが定められており、安全、安心が求められる時代にデータを隠すのは信じられない。ダイオキシンは低濃度でも毒性があり、分解しにくい特性があるため、将来的な影響も考慮すると認識の甘さがあったと言わざるを得ない。管理体制がどうだったのか検証すべきだ」と話している。

ダイオキシン基準超、県にも隠す…滋賀・高島市
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20140612-OYO1T50000.html?from=oyartcl_blist へのリンク
2014年06月12日
読売新聞

 滋賀県高島市が、基準値を超えるダイオキシンを含むばいじんを神戸市沖の埋立処分場に搬入していた問題で、高島市が県の検査に対しても、基準値超過の事実を知らせず、再測定した基準内の数値を報告していたことがわかった。福井正明市長は11日午後、記者会見を開き「職員の順法精神が欠如していた。改ざん、隠蔽と言われても仕方ない」と陳謝。担当職員は「測定し直して基準値以下の数値になれば問題ないという認識だった」などと釈明した。

 県は廃棄物処理法に基づき、毎年1回、焼却を行う市環境センターへの立ち入り検査を実施。その際、ダイオキシン類の濃度測定データなどの提出を求めた。

 これに対し、同センターは、搬入先の「大阪湾広域臨海環境整備センター」(大阪市)に報告するために、年に1、2度行っていた測定結果を提出。

 整備センターへの報告同様、基準内に収まっているデータのみを選び、2007年度以降行った計14回の測定のうち6回で基準値(1グラムあたり3ナノ・グラム=ナノは10億分の1)を超え、特に12年度には基準値の17倍を検出していたことを、県にも隠していた。

 同市は読売新聞の取材に対し、「県への報告でも、再測定した数値で構わないと考えていた」としたが、県側は、「まさか市がデータを隠しているとは思わず、見抜けなかった」とする。

 基準値を超えた際、濃度上昇につながる焼却施設の配管汚れを清掃するなどしてから再測定し、基準値以下となった結果のみを提出しており、県は「常時、ダイオキシン類の濃度が高かったのではないか」と市を厳しく批判した。

 一方、同市役所で開かれた記者会見で、福井市長は「関係者の信頼を裏切り、深くおわびする。組織的な問題で、過去まで遡って厳正に対処する」などと述べ、深々と頭を下げた。

 会見には、市環境センターの清水裕之所長も同席。「12年の所長着任時、部下から『基準値を超えても、再測定して基準値以下にすれば良い』と聞き、うっかりやってしまった」と話し、長期間、センターぐるみで不正を行っていたと認めた。

 ばいじんが基準値を超えた後、溶融処理などで数値を下げなかった理由を問われると「その方法に思いが至らなかった」と応じるなど、不自然な返答もあり、しどろもどろになる場面も。

 ほぼ同じ時間帯に記者会見した県循環社会推進課の担当者は、「(高島市の弁明は)とても理解できない」とあきれたような表情を浮かべた。

 市は6月中にも、専門家でつくる第三者委員会を設置し、原因の究明と再発防止策の策定を進める。同センターには、搬入禁止処分となったためにばいじんと焼却灰が約100トンたまり、今後、県外の民間処理業者での処分を検討するという。

 整備センターは今後、環境調査などにかかった費用を同市に請求するほか、再発防止に向け、指導権限を持つ滋賀県に徹底調査を求める方針。処分場での汚染物質のチェック体制の強化なども検討するという。

西之島、海底噴火を警戒…半径6kmに危険性
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20140612-567-OYT1T50034.html へのリンク
読売新聞
2014年6月12日(木)09:26

 気象庁は11日、新島が昨年11月に見つかった小笠原諸島(東京都)の西之島について、周辺の海底で噴火が起こると、島の中心から半径6キロの海域では噴火に巻き込まれる危険性があるとして、警戒を呼びかけた。


スクープ映像!西之島の海上撮影に成功 
http://news.goo.ne.jp/article/sanspo/entertainment/ssp20140606550.html へのリンク
2014年6月7日(土)11:03
サンケイスポーツ


   
 現在も拡大を続けている小笠原諸島の西之島(東京都小笠原村)だが、フジテレビの情報番組「Mr.サンデー」(日曜後10・0)が、日本のテレビ局としては初めて海上撮影に成功したことが7日、分かった。

 火山写真家、白尾元理(しらお・もとまろ)氏の調査に同行し撮影が実現したもので、取材した川上康弘ディレクターは「まさに新しい大地が誕生しているところを目の当たりにし、感動した」と語っている。

 昨年11月20日の火山噴火に伴って西之島付近に出現した新しい「陸地」。当初上空から確認された大きさは、西之島の南東約500メートルの海上に、直径約200メートル、標高約20メートルだった。

 その後、溶岩の流出で「陸地」は順調に拡大し「新島」へ。さらに「新島」は西之島につながり、海上保安庁の航空機が12月26日、西之島の陸の一部になったことを確認した。

 今回、白尾氏ほか一行は父島を今月2日午後8時に出港し、3日午前2時に西之島周辺の海域に到着。そこから撮影を開始した。

 「グゥオ、グゥオ…ドドーン」という大地が呼吸しているような轟音(ごうおん)と高波の中での撮影は17時間半に及び、現場海域を後にしたのは3日午後7時半。西之島におよそ50メートルまで接近するという貴重な映像となった。

 溶岩が海水に接して大量の水蒸気が上がり、冷やされた溶岩の塊が島の一部になろうとしている映像は圧巻だ。この様子は上空からの撮影では確認が難しかった。

 取材時の西之島は直径1キロメートルほどの大きさ。白尾氏によると、火山弾による堆積で山が成長し、島の面積は活発な噴火活動によって流れ出た溶岩で広がり続けているという。このスクープ映像は、8日の同番組で放送される。



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