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遺体の布団からA型男の血=上智大生 小林順子さん(当時21歳)殺害事件―警視庁

2014-09-04 16:28:46 | 社会
<上智大生殺害事件>布団に血、玄関と同一型 犯人と断定
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2014年9月4日(木)01:04
毎日新聞

 東京都葛飾区柴又の上智大4年、小林順子さん(当時21歳)が1996年9月に殺害され、自宅が放火された事件で、警視庁亀有署捜査本部が今年に入り、2階の現場で遺体に掛けられていた布団に付着した血液を最新の技術で鑑定したところ、犯人のものとみられるDNA型が検出されていたことが分かった。1階で発見され、犯人が放火する際に使用したとみられるマッチ箱に付着した血痕のDNA型とも一致。捜査本部は小林さんを刃物で刺殺した際に負傷した犯人のものと断定し、捜査に全力を挙げる。事件は9日で発生から18年を迎える。【松本惇、山崎征克、神保圭作】

 捜査関係者によると、犯人は小林さんが1人で自宅にいたところを狙って侵入。2階にいた小林さんの手足を粘着テープなどで縛り、刃物で首を刺して殺害後に放火し、木造2階建て住宅約90平方メートルを全焼させた。小林さんは2階の6畳間で、布団が掛けられた状態で発見された。

 布団には小林さんの血痕が付いており、今年に入り改めて分析した結果、A型の血液が採取され、小林さんとは別のDNA型も検出された。性別は男と判明した。1階の玄関付近で見つかったマッチ箱に付着した血痕のDNA型とも一致し、捜査本部は犯人につながる有力な物証とみている。

 警視庁はその後、警察庁のデータベースに登録されている過去の事件の容疑者や犯行現場に残された遺留物のDNA型との照合を進めたが一致せず、捜査本部は引き続き交友関係などの捜査を進めている。

 ◇DNA鑑定、精度向上

 DNA型鑑定を巡っては近年、精度が飛躍的に向上したほか、警察庁が2004~05年から始めた容疑者データベースと遺留データベースの登録件数が8月末時点で計約58万件に達している。

 そのため、00年に東京都世田谷区で発生した一家4人殺害事件に代表される長期未解決事件(コールドケース)でも別事件の容疑者などとDNA型が一致し、急展開する可能性を秘めている。上智大生の事件について、警視庁幹部は「犯人のものとみられるDNA型が検出され、やっとスタートラインに立てた。事件解決に向け、捜査員の士気も高まっている」と話す。

 国内のDNA型鑑定としては1989年に「MCT118型」と呼ばれる方法が初めて導入された。当時は一度の鑑定で検査できる型が1カ所だけで、1000人に1.2人は別人でも一致する可能性があった。90年に当時4歳の女児が栃木県で殺害され、逮捕された菅家利和さんの無罪が10年3月に宇都宮地裁での再審で確定した「足利事件」でも、当初はこの方法を使った鑑定結果が有罪の決め手とされた。

 しかし、03年に導入された「STR型」は当初は9カ所、06年からは15カ所の型を検査できるようになり、別人が一致する確率は4兆7000億人に1人で、ほぼ間違いなく個人を特定できるとされる。上智大生の事件でも、STR型の検査方法でDNA型を検出した。【松本惇】

 【ことば】上智大生殺害・放火事件

 1996年9月9日午後4時半ごろ、東京都葛飾区柴又3の小林賢二さん(68)方で、上智大4年の次女順子さんが刺殺され自宅を放火された。警視庁は怨恨(えんこん)と金品の窃盗目的の両面で捜査。事件直前に玄関前で、雨の中を傘を差さずに立っていた男が目撃されている。犯人逮捕につながる有力情報には懸賞金として上限800万円が支払われる。情報提供は亀有署捜査本部(03・3607・9051)へ。

遺体の布団からA型男の血=上智大生殺害事件―警視庁
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2014年9月4日(木)12:19
時事通信

 東京都葛飾区柴又で1996年、上智大4年の小林順子さん=当時(21)=が自宅で殺害され、放火された事件で、小林さんの遺体に掛けられていた布団から犯人のものとみられるA型の男の血液が検出されたことが4日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、放火の際に使用されたとみられる1階玄関の靴箱の上に残されたマッチ箱に付着した血液ともDNA型がほぼ一致した。警視庁亀有署捜査本部は、犯人逮捕につながる有力な物証の一つとして、捜査している。 


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