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関空拠点のLCC「ピーチ」、急速に拡大中

2014-02-03 18:46:51 | 社会
関空拠点のLCC「ピーチ」、急速に拡大中
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20140203-OYO1T00257.htm?from=newslist へのリンク
2014年2月3日
読売新聞

飛行機2機から12機に 東南アジア就航も視野 

飛行機2機から12機に 東南アジア就航も視野 

関空を拠点に路線を拡大しているピーチ・アビエーションの機体。
 関西国際空港を拠点とする格安航空会社(LCC※)のピーチ・アビエーションが、国内外の路線拡充を急ピッチで進めている。1月18日に就航した台湾南部の高雄―関空に続き、2月1日には松山―関空路線も開設した。那覇空港を第2の拠点として活用するという、次の成長戦略にも着手した。(平井久之)

◆急ピッチ 

 現在の路線数は国内10、国際6だ。2012年3月の運航開始から平均で1か月半に1路線を開設したことになり、井上慎一・最高経営責任者(CEO※)は「日本の航空史上最速」という。

 収益力の目安である搭乗率は平均84%(13年4~11月)で、前年同期を6ポイント上回り、目標の「75%以上」を達成した。累計搭乗者数も13年9月に300万人を超え、13年度内には400万人を突破する見込みだ。

 2機で運航を始めた飛行機も3月に12機まで増やす。「業界では、航空会社が事業収支を黒字化するには10機以上は必要とされる」(幹部)ことも急ピッチの拡充の背景にあった。

◆黒字化 

 今後は、那覇を第2の拠点として本格的に活用していく計画だ。座席の間隔が狭いLCCは、飛行時間は4時間以内が一般的だが、那覇で乗り継げば、関空からピーチで行ける東南アジアの都市が増える。

 就航初年だった13年3月期の業績は売上高143億円、税引き後利益は12億円の赤字。訪日客の増加など追い風もあり、14年3月期の単年度黒字化も視野に入った。国内LCC組は、成田を拠点とするジェットスター・ジャパンが13年6月期の売上高128億円で88億円の税引き後赤字、エアアジア・ジャパン(現バニラ・エア)は13年3月期の売上高34億円で36億円の税引き後赤字となっており、ピーチの健闘が目立つ。

 LCC人気が続くなかで3月15日には中国の春秋航空が、関空―上海路線を開設する。「経済規模の大きい関西への路線を重視しており、路線拡大を検討する」(春秋グループの日本代表)考えで、今後はLCC同士の競合がさらに強まりそうだ。

 ※LCC=low‐cost carrier

 ※CEO=chief executive officer




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