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初の治験、乳幼児に補助人工心臓 順調回復も移植急務

2012-11-25 14:56:15 | 健康

初の治験、乳幼児に補助人工心臓 順調回復も移植急務
   2012年11月25日(日)08:05
   (産経新聞)

 東大病院など3施設で実施している小児用補助人工心臓の承認に向けた治験(臨床試験)で、乳幼児として国内で初めて、重い拡張型心筋症を患う1歳女児に補助人工心臓が取り付けられた。手術から4カ月近くが経過し、容体は劇的に改善した。補助人工心臓はもともと心臓移植までの橋渡しを目的とした医療機器。臓器提供者が現れなければ悲劇は回避できないという現実も控えている。(豊吉広英)

 小児用補助人工心臓を設置したのは福島県平田村の自動車整備工、吉田昌博さん(40)と明子さん(38)の長女で現在1歳7カ月の葵彩(あおい)ちゃん。

 今年2月に同県郡山市の病院で拡張型心筋症と診断され、4月に東大病院へ転院したが容体は悪化。「これ以上不整脈が発生したら命を落とす」と指摘された7月中旬、病院から治験参加の打診を受けた。

 1歳3カ月だった8月2日に手術。約5時間かけ、治験対象のドイツ・ベルリンハート社製の小児用補助人工心臓が設置された。

 容体は大きく改善し、手術前に6・9キロしかなかった体重は10月に9キロまで増加。手術後3カ月にわたるデータ収集期間も無事経過し、最近は両親の歌に合わせて踊ったり、廊下を歩いたりできるまで回復した。

 ベ社の補助人工心臓は世界各国で使用されており実績は十分ある。ただ、あくまでも心臓移植までの「ブリッジユース(橋渡し)」が前提。海外では早い段階で臓器提供者が出ることもあり、平均使用期間は76・4日。長期使用は想定しておらず、これまでの最長使用は1千日超だ。

 仮に長期間使用すれば血栓(血の塊)ができやすくなり、血栓が脳の血管で詰まれば脳梗塞を起こす。

 葵彩ちゃんの補助人工心臓でも血栓が見つかり、すでにポンプを2回交換した。

 執刀した同病院心臓外科の村上新准教授は「補助人工心臓で助かったのも事実なら、『導火線に火がついた爆弾』を体の中に抱えたことも事実」という。

 一刻も早い心臓移植が必要だが、15歳未満からの脳死下臓器提供が可能になった平成22年の改正臓器移植法施行以降、6歳未満からの提供は1件だけ。葵彩ちゃんの両親は海外での渡航移植に向けた募金活動の準備を進めている。

 日本小児循環器学会の中西敏雄理事長は「せっかく小児用補助人工心臓が使用できるようになっても、臓器提供が増えなければ、国内で子供たちは救えない」と指摘している。

【用語解説】補助人工心臓

 心臓の代わりに血液循環のポンプ機能を補う装置。子供は大人に比べ血液量が少なく心臓も小さいため、補助人工心臓も子供用が必要だが、国内に体重20キロ未満の子供が安全に使えるものはない。現在治験中の独ベルリンハート社製の小児用補助人工心臓は、体外ポンプを経由して血液を全身に送り出す。ポンプは体重2~8キロ用▽25キロまで用▽30キロまで用-など5種類ある。


TV「深イイ話」で注目の見えない歯科矯正「インビザライン」

2012-11-06 11:20:33 | 健康

TV「深イイ話」で注目の見えない歯科矯正「インビザライン」
  2012年11月6日(火)7時0分配信 NEWSポストセブン

 11月5日放送の『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)で、美人歯科医の中田彩さんが“最新歯科治療”として紹介した話題の歯科矯正システム「インビザライン」。透明で目立たず自分で自由に取り外しもでき、設計により普通のワイヤー矯正に比べて治療期間も短縮できるというこの治療について、番組内でも紹介され、道端ジェシカら芸能人も通う東京都中央区日本橋浜町の歯科医院・インビザライン矯正歯科「トルナーレデンタルクリニック」の龍信之助院長に話を聞いた。

 * * *
 インビザラインのマウスピースは、全体の歯にかぶせるように装着するのだが、透明で着けているのを全く気づかれないほど自然なのがポイント。“見えない歯科矯正”と呼ばれる所以だ。しかも、ワイヤー矯正の平均治療期間は3年ほどかかるのに対し、治療計画によっては約半年~1年半と治療期間が短縮される利点がある。基本的に抜歯をしないというのも大きなメリットだという。龍院長はこう語る。

インビザライン矯正が早い理由は、ワイヤー矯正は場合によっては抜歯をするので、そのスペース分、歯を移動させていくのに対して、インビザの場合は、全体の歯をやすりでちょっと削って全部の歯をほぼ同時に動かします。動かす距離が少ないから、時間的に有利なんです。ただしこれは、インビザラインドクター個々の治療計画の設計に依存します」

 インビザライン矯正の気になるお値段は、トータルで100万円前後。治療方法は、まず最初に3Dのコンピューターグラフィック上で最終的なゴールまでのマウスピースを設計してしまう。そして、2週間おきに段階を追って少しずつ調整されたマウスピースをつけ替えていくだけというシンプルさだ。

「ワイヤー矯正では、だいたい月に1回、病院で1か月分の範囲で歯を締めるのに対し、インビザでは使い捨てのマウスピースを2週間に1回単位で替えて動かすので負担も軽いんです。それに、設計の仕方にもよりますが、まとめて2~3か月分を渡すこともできるので、来院回数も減るわけです」(龍院長)

 とはいえ、インビザラインのいちばんの要は型の設計。どこで治療を受けても同じ結果が受けられるというわけではなく、ドクターの腕や治療計画により効果や期間に影響が出てくるので見極めが重要だという。龍院長は、こだわりについてこう続ける。

「僕は、ただ並べるだけではなく、前歯の位置にもすごくこだわります。正中といって、前歯のラインが顔の真ん中にこないと、正面から見た顔のバランスも悪いんです。とはいえ、歯科医師としてターゲットのひとつはもちろん見た目もあるけれど、それよりも自分の歯を一生使っていくということに重きを置いています。歯並びに凹凸があると、磨き残しができて口腔内の菌を増やしてしまうことになります。きれいに並べたほうが圧倒的に歯は磨きやすいし、結果として審美的な面もよくなるんです。悩んでいる方は、ぜひ一度相談においでください」(龍院長)

 歯磨きが困難なワイヤー矯正と違って自分で簡単にマウスピースを外せるため、歯磨きも食事も楽にできる。唯一のデメリットを挙げるとしたら、装着していないと動かないこと。ワイヤー矯正と違って自分で外せてしまう分、逆にそこが肝心だ。

 トルナーレデンタルクリニックで実際にインビザライン治療中なのが、美人受付嬢の大内志保さん。仕事に支障なくできる“見えない歯科矯正”があると友人から聞き、昨年12月に矯正をスタートした彼女はこう語る。

「もともと矯正に興味があったのですが、健康な歯を抜かれるのには抵抗があったんです。そこが不安でしたが、先生に訊いたらそれはないと言われたのでやってみたら、治療期間は1年くらいだし、マウスピースを替えるのも簡単にできて手間がかからないんですね。つけ替えた日は押されてる感じはありますが、一晩寝てしまえば気にならないし、全然苦痛もないんです。歯磨きも楽になりましたし、下の歯が横を向いていたときには取れなかった茶渋も、歯並びが平らになったからはなくなりました。いちばんいい点は、やっぱり見栄えですね。矯正しているのを気づかれないのが、いちばんのおすすめです」

 さらに、歯並びがよくなり環境が整ったため、自分では気づいていなかった歯ぎしりが止まったと身近な人から言われるようにもなったと大内さん。

「ゆがみが直ってすごくよかった。今はガタガタだった下の歯も真っすぐになりましたが、あっという間でしたね。2週間ごとに、マウスピースがどんどん平らになってくるのが楽しくて。2~3か月分まとめてもらうマウスピースのいちばん最後の段階のものを、つい封を開けて見てしまいます。今、前歯が出ている感じが3か月後には平らになると思うと、替える過程も楽しいですね」(大内さん)

 ちなみに、国内在住の外国人を対象にしたあるアンケートで、8割近くの人が「日本人は歯並びが悪い」と答えているほど、歯並びを重視する海外の人から見るとネガティブな印象を持たれる日本人の歯並び事情。治療中も見た目の美しさを損なうことなく一生物の歯並びを手に入れられるこの“見えない歯科矯正”、試してみる価値はありそうだ。

リンク: TV「深イイ話」で注目の見えない歯科矯正「インビザライン」 - 速報:@niftyニュース.


ぜんそく患者が世界で急増、2億人超えた WHOが地球温暖化の影響を指摘

2012-11-04 10:50:47 | 健康

ぜんそく患者が世界で急増、2億人超えた WHOが地球温暖化の影響を指摘
  2012年11月4日(日)10時0分配信 J-CASTニュース

   世界保健機関(WHO)と世界気象機関(WMO)が共同で、公衆衛生と気象に関する報告書を発表した。この中で、ぜんそく患者が世界で2億人を超え、増加の背景に地球温暖化の影響を示唆している。

   日本でも近年、特に子どものぜんそく患者が増えている一方、国内の平均気温も上昇を続けており、関連性が懸念される。

日本でも小中学生中心にぜんそくの割合急上昇

   ぜんそくを悪化させる原因は、ホコリやダニをはじめとする吸入性アレルゲンやストレス、大気汚染物質、タバコとさまざまだ。吸入性アレルゲンにはほかにも花粉、ペットの毛やフケ、昆虫などが挙げられる。

   文部科学省が実施している「学校保健統計調査」を見ると、2011年度のぜんそくの被患率は小学生が4.34%、中学生2.83%、幼稚園児2.79%となっている。1986年のデータでは小学生0.9%、中学生と幼稚園児は0.7%となっていた。この25年間でぜんそくの割合が飛躍的に拡大したことが分かる。

   世界でも同じ傾向がみられるようだ。WHOとWMOが2012年10月29日に発表した英文の報告書によると、今日ぜんそくを患っている人は全世界で2億3500万人に上る。欧州では成人の24%にあたる8000万人がアレルギー性疾患に苦しむが、子どもはさらに割合が大きく全体の3~4割に達し、今も増えているという。そのうえでぜんそく患者の増加には、気候変動が関連しているとみている。

   報告書によると、近年では化石燃料の使用が主な原因とされる温暖化ガスの堆積で気温が上昇するのに加え、フロンガスほか化学物質が大気中に放出されることで環境や人体に与える負荷が増しているとする。ひとつの例が、紫外線レベルの上昇が皮膚に与える危険性で、もうひとつ示されたのが、ぜんそくだ。花粉が引き起こすぜんそくや呼吸器系の疾病が急増しているという。ただ、そのメカニズムはまだ十分解明されていない。

   それでも、欧州でアレルゲンとして最も広がりをみせているのが花粉だという。その理由として環境や生活習慣の変化、また大気汚染物質が花粉をさらに「悪性」のものに変換しているといった点が考えられている。さらに気候変動も一因だというわけだ。

二酸化炭素の濃度上がれば花粉量も増加

   報告書によると、欧州のほとんどの場所では10~20年前と比べて草木の成長時期が早まったうえ、生育期間も長期化しているという。さらに大気中の花粉量も増加。土地の使い方が時代とともに変わり、気温や二酸化炭素の濃度も変化したことが理由とみられるが、各要素がどのように作用し合って花粉量に影響を及ぼしたかは明確になっていない。だが実験レベルでは、二酸化炭素の濃度が2倍になると、ブタクサの花粉量が6割増になったとしている。

   日本では花粉によるアレルギーというとスギを思い出すが、欧米ではブタクサの花粉がよく知られている。2011年はフランス南東部、ハンガリーから旧ユーゴスラビア一帯にかけての地域で特に飛散量が多かった。日本でもブタクサは全国で見られ、夏から秋にかけて花粉が飛散して花粉症をはじめアレルギー症状を引き起こす。

   WHOとWMOの報告書の指摘どおり、気温の上昇によりアレルゲンとなる花粉を飛ばす植物が「長生き」し、温暖化ガスが花粉量を増やす原因となるのなら、日本でも欧州と似たようなことが起こり得る。気象庁によると、日本の平均気温は100年あたり約1.15度の割合で上昇、特に1990年代以降は高温となる年が頻発している。過去25年で爆発的に増えた小学生をはじめとする子どものぜんそくと、無関係とは言えなさそうだ。

   耳鼻咽喉科の医師に取材すると、「近年は国内でもブタクサが原因でアレルギー性鼻炎を起こし、診察に訪れる患者が増えている感触があります」と話す。アレルギー症状を悪化させると「かぜやぜんそくを誘発することもある」というだけに、特に子どもにとってはいっそう注意が必要だろう。

リンク: ぜんそく患者が世界で急増、2億人超えた WHOが地球温暖化の影響を指摘 - 速報:@niftyニュース.


「たばこ病」患者増大で市場急成長 高喫煙率の団塊世代高齢化と黄砂が原因か

2012-11-03 16:49:42 | 健康

「たばこ病」患者増大で市場急成長 高喫煙率の団塊世代高齢化と黄砂が原因か
  2012年11月3日(土)14時0分配信 MONEYzine

 中国からの黄砂による喘息患者の増加や、喫煙率の高い団塊世代の高齢化により、呼吸器領域の国内医療用医薬品市場の成長が見込まれている。

 富士経済は10月23日、医療用医薬品国内市場の調査結果について発表した。調査は6月から8月にかけて実施された。

 国内の呼吸器領域の医療用医薬品市場では、喘息治療剤、COPD(慢性閉塞性肺疾患)治療剤、鎮咳・去痰・呼吸促進剤、消炎酵素・総合感冒剤、禁煙補助剤の5品目について調査を実施。特に、喘息治療剤とCOPD治療剤は成長が見込める市場として注目されている。

 喘息治療剤の2012年の市場規模は1,960億円と見込まれ、2015年には2,090億円まで拡大すると予想されている。喘息による死者数は一貫して減少傾向にあるものの、厚生労働省統計や各種疫学調査の結果によれば、小児喘息と高齢者の喘息患者を中心に増加傾向にある。喘息の原因には、大気汚染物質やタバコ、防虫剤などが挙げられる。工場からの排煙による大気汚染物質の影響は比較的小さくなりつつある一方で、中国からの黄砂が問題となっており、喘息発症に影響を与えると懸念されている。

 また、COPD治療剤の2012年の市場規模は460億円と見込まれ、2015年には785億円、2020年には1,139億円まで拡大すると予想されている。COPDは、慢性気管支炎や肺気腫、びまん性汎細気管支炎など、長期にわたり気道が閉塞状態になる病気の総称。長期の喫煙と高齢化が最大の危険要因とされる。喫煙者に起こりやすいことから「たばこ病」などとも呼ばれている。

厚生労働省最新たばこ情報ホームページより

 たばこ産業の「平成24年全国たばこ喫煙者率調査」によると、平成24年の成人男性の平均喫煙率は34.7%で、昭和41年の83.7%から大きく減少した。成人女性の平均喫煙率も、平成24年は12.1%で昭和41年の18.0%から減少するなど、喫煙率は今後も低下すると予測されている。しかし、喫煙率の高い団塊世代の高齢化により潜在患者数は増加し、2020年には810万人に達すると予想されている。患者の増加と高齢化が、COPD治療剤市場の拡大につながっているものとみられる。

 ただし、これらの市場拡大は、いずれは国民全体の医療費増大につながっていくことを同時に認識しておく必要がありそうだ。

リンク: 「たばこ病」患者増大で市場急成長 高喫煙率の団塊世代高齢化と黄砂が原因か - 速報:@niftyニュース.


脳梗塞の新治療 中等度以上の患者10例の内7例が歩行可能に

2012-11-03 16:32:24 | 健康

脳梗塞の新治療 中等度以上の患者10例の内7例が歩行可能に
  2012年11月3日(土)7時0分配信 NEWSポストセブン

 昨年の脳梗塞による死亡者数は7万人以上で、年々増えている。主な治療は、発症から3~4.5時間以内ならtPA(アルテプラーゼ)を点滴する血栓溶解療法が効果的だが、発症から時間が経過していると効果的な治療法がなく、手足のマヒや失語が残る。

 特に運動マヒは深刻で、重症例では車椅子や寝たきりになるケースも少なくない。運動マヒを伴う重症患者に対して、本人の骨髄から幹細胞を採取し、注射で体内に戻すことで運動機能回復を目指す、新治療の臨床研究が始まっている。

 鶯など春に鳴く鳥は、脳内に、鳴くための神経細胞が毎年再生する。しかし、うまく鳴ける鳥と鳴けない鳥がいるのは、血管が関係している。鳴くための神経幹細胞が再生する前に、脳内に血管が増える。血管が十分にできた鳥は、栄養が補給され神経幹細胞がうまく育ち、素晴らしい鳴き声を発する。つまり神経幹細胞が生着し働くには、血管が必要なのだ。

 これを脳梗塞治療に応用したのが、骨髄幹細胞治療だ。幹細胞は血管新生に必要な複数のタンパク質をだし、さらに自ら血管内皮や血管の細胞になる働きをする。動物実験を重ね効果と安全性を確認し、2009年から人間に対する臨床研究が始まった。

 心臓にできた血栓が脳に飛び、脳梗塞になった中等度患者12例を対象に実施している。骨髄を25ccあるいは50cc採取して、3~5時間遠心分離器で幹細胞をより分け、その後患者の腕の静脈から注射で体内に戻す。

 先端医療センター(神戸市)再生医療研究部の田口明彦部長に話を聞いた。

「神経幹細胞は7~14日に発生のピークがあるので、治療は発症後10日以内におこないます。血管と神経があるだけでは神経回路はできないので、治療後はリハビリをして手足の運動機能回復を目指します」

 現在11例の治療が終了し、10例が6か月以上経過している。低用量25ccを注射した6人のうち5人が歩けるように、高用量50ccを注射した4人では2人が歩けるようになっている。1名は治療したばかりで結果は不明。いずれも通常の治療では寝たきりか車椅子の患者であり、杖なしで歩けるのは介護の観点からも画期的といえる。運動機能は回復するが、残念ながら失語など高次神経機能の回復は難しい。

(取材・構成/岩城レイ子)

※週刊ポスト2012年11月9日号

リンク: 脳梗塞の新治療 中等度以上の患者10例の内7例が歩行可能に - 速報:@niftyニュース.


睡眠時無呼吸症候群に効くCPAP療法 約7割の人が効果アリ

2012-11-03 16:29:13 | 健康

睡眠時無呼吸症候群に効くCPAP療法 約7割の人が効果アリ
  2012年11月3日(土)7時0分配信 NEWSポストセブン

 医療の分野では、どんな病気であれ患者がいる限りは、より効果の高い治療法の開発が求められるのが常である。それは「うつ病」や「不眠症」でも例外ではない。国内の「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」に効果的なのがCPAP(シーパップ)療法だ。

 SASの患者数は約17万人。潜在患者をあわせれば200万人にのぼるといわれている。慶応義塾大学呼吸器内科の福永興壱専任講師はいう。

「SASは睡眠中に無呼吸を繰り返す病気で、気道上部が塞がって空気が通らなくなる『閉塞型』、脳から呼吸にかかわる筋肉への指令が消失してしまう『中枢型』に大別されます」

 SASの95%は「閉塞型」。肥満、加齢による舌根を引き上げる筋肉の老化、扁桃腺や咽頭扁桃肥大(アデノイド)などが要因で、睡眠障害はもちろん日中の眠気、倦怠感、集中力低下など弊害が多い。

「SAS患者は健常人に対して高血圧が2倍、脳卒中・脳梗塞3倍、糖尿病4倍と罹病リスクが大変高くなるので治療が重要です」(福永講師)

 CPAP(シーパップ=持続陽圧呼吸)療法は、SAS対策で最も効果が高い。空気を送りこむ機器につながった専用マスクを装着して就寝するので、睡眠中は常にノドの閉塞が防がれる。いびきや呼吸の状態を自動的に感知し、最適な圧力を選ぶ『オートCPAP』が主流だ。睡眠総合ケアクリニック代々木の伊藤永喜医師がその効果を語る。

「治療効果は個人差がありますが、約7割の人が、日中の眠気が軽くなるなどの効果を実感しています。ただ、CPAPは使い続けなければならないので、マスクの不快感や通院の面倒臭さで継続治療に結びつかないことも多い」

 病院で行なう簡易検査でAHI(無呼吸・低呼吸指数)が40以上、精密検査なら20以上の場合、CPAP治療が保険適用となる。月1回の通院が条件で、機器のレンタル料と診察料の合計は5000円程度だ。

※週刊ポスト2012年11月9日号

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重度のうつ病に有効な修正型電気痙攣療法 88%に改善効果も

2012-11-03 16:26:15 | 健康

重度のうつ病に有効な修正型電気痙攣療法 88%に改善効果も
  2012年11月2日(金)16時0分配信 NEWSポストセブン

 医療の分野では、どんな病気であれ患者がいる限りは、より効果の高い治療法の開発が求められるのが常である。それは「うつ病」や「不眠症」でも例外ではない。重度のうつ病に対して有効性が高いのが、修正型電気けいれん療法である。昭和大学横浜市北部病院メンタルケアセンターの吉益晴夫准教授は、こう解説する。

「この治療法は患者さんに苦痛はありません。電気を感じることもなく、副作用も少ない。重度のうつ病治療では一番良い方法のひとつだと思います」

 昭和大学横浜市北部病院で、2011年に施術を受けた患者のうち半数がうつ病の患者。他には双極性障害、統合失調症などの患者も対象になる。

「当院では手術室ではなく処置室で治療を行ないます。担当の精神科医のほか麻酔科医1~2名、看護師は2~3名の体制で行ないます」

 患者は、仰向けの状態で点滴を受けながらストレッチャーで処置室へ運ばれてくる。両方のこめかみに電極が貼られるほか、頭や胸、脚部にも心電図、筋電図、脳波を測定する電極がセットされ、全身麻酔で眠ったのち、筋弛緩薬を投与される。筋弛緩薬を投与するのは、電気刺激によるけいれんで骨折や脱臼がおこることを防ぐためである。

「通電は5秒。けいれんしなかったり、規定の秒数に満たない場合、少し時間をあけて再度試みますが、通算で3回以上の通電は行ないません」

 治療は15分程度。週に2~3回のペースで施術し、トータル6~12回続ける。

「当院では患者さんの88%で改善がみられました。5~6回目くらいから、スッキリしたという患者さんが目立ち始め、動けなかった人が歩いたり、拒絶的な面が減少する、食欲が出てくるといった顕著な例もあります。治療費は1回3万円ですが、健康保険がききますから、患者さんの負担は3割あるいは1割になります」

※週刊ポスト2012年11月9日号

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新薬開発新時代

2012-11-03 16:18:31 | 健康

新薬開発新時代
  2012年11月3日(土)10時0分配信 日刊ゲンダイ

 山中伸弥京大教授のノーベル賞受賞で勢いづいてきたのがバイオ医薬品株。すでに売り上げ1000億円以上の医薬品も続々登場、今や新薬開発のドル箱的存在になっている。iPSで注目を浴びた再生医療では、心筋再生医療の国内臨床試験を開始したテルモ、培養表皮「ジェイス」が初の健保適用となったティッシュ・エンジ、抗体医薬品では国内トップクラスの協和発キリンや中外薬、第一三共、オンコセラピー、遺伝子治療でタカラバイオ、アンジェスMG、京大と共同研究契約を締結している大日本住友、ドラッグデリバリーシステムで樹状細胞ワクチン療法の特許を欧州で取得したメディネットなどに注目したい。

<定期入れ替え>

 世界中の機関投資家の約9割が株式投資のベンチマークとして利用しているMSCIの定期入れ替えが11月15日早朝発表される。過去平均で見ると、新規に採用される銘柄は発表4日間で3.4%、発表1日以内で3.8%それぞれ上昇、5日間で7.2%値上がりする。一方、除外銘柄は2.8、2.2%下落、合計では5.0%下落している。株価への織り込みは早いが、それなりに株価への影響は大きく、新規採用、除外銘柄に注意する必要がある。みずほ証券は、新規採用で、ドン・キホーテ、アコム、エムスリー、光通信、カルビー、除外でセイコーエプソン、東ソー、川汽、NTN、日新鋼HDあたりではと予測している。

(日刊ゲンダイ2012年10月31日掲載)

リンク: 新薬開発新時代 - 速報:@niftyニュース.


ここまで進化した!日本の「がん治療」最前線 vol.1

2012-11-02 16:09:59 | 健康

ここまで進化した!日本の「がん治療」最前線 vol.1
  2012年10月31日(水)7時30分配信 デジタル大衆

「私のように心臓に疾患がある患者へのがん治療は、いまだ確立していないんです。それで自分なりに調べて、"陽子線治療"しかないと決めた。そして、ともかく、がんが消えたんです」

今月1日の復帰会見で、こんな喜びの声をあげたのは、作詞家で直木賞作家のなかにし礼氏(74)。なかにし氏は3月に食道がんを告白し、以来、治療に専念していた。

医療ジャーナリストの牧潤二氏が解説する。
「食道がんは、従来の外科療法(手術)では、がん細胞をピンポイント攻撃できないため、進行度によっては声帯も取り、声を失うこともありました。また、手術自体も体力を要し、高齢のなかにしさんには耐えられなかったかもしれません。まさに、最新治療が幸いした典型例といえるでしょう」

日本人の「3人に1人」がいまだに、がんで亡くなっている。ただ、その一方で、次々と新たな治療法が生み出されている。その最前線を覗いてみた――。

代表的な最新治療法のひとつが、なかにし氏が受けた前述の「陽子線治療」だ。最新ゆえ、この治療を受けられるのは、日本国内ではまだ7カ所だけ。保険の対象外なので、治療費は約300万円と高額だ。とはいえ、体力がなくても受けられるので、患者にとっては朗報だろう。

これは「放射線療法」の一種だが、従来のものと、いったい何が違うのか。東京慈恵会医科大学准教授の青木学医師(放射線医学)が解説する。
「放射線療法もこの間、ずいぶん進化し、5年ほど前から、これまでの"3次元原体照射"をさらに進化させたIMRT(強度変調放射線治療)が可能になっています。しかし、それでも限界がありました」

がんの放射線療法とは、単純にいえば「放射線を照射することで、がん細胞を死滅させる」というもの。手術による切除と違い、基本的に臓器や機能を残せる。しかし、がん細胞のすぐ近くに重要な臓器などがある場合、照射が困難だという問題があった。
「昔の"2次元照射"は、位置を固定して、2方向から照射するやり方。これだと、常に同じ位置から照射するため、体の内部のがん細胞に到達する前に、正常な組織にも大量のX線を浴びせてしまいます。しかし、IMRTが登場し"3次元"、すなわち、いろんな方向から立体的に、かつ強弱をつけながら照射することで、1カ所から当てる放射線が少量でも、がん細胞そのものへの照射量を増やせるので、リスクが抑えられるようになったんです」(青木医師)

しかし、それでも脳腫瘍、肝臓や胆嚢のがん、血管、神経が集中している膵臓がんなどへの照射には、限界があったという。
「これに対し、陽子線は一定の深さ以上に進まず、ある深さで最も強いエネルギーを出す性質を持っているので、X線のように体を突き抜けることもなく、がん細胞に到達するまで、正常細胞もほとんどダメージを受けないんです」(前同)

同じく最新の放射線治療に用いる「重粒子線」も、陽子線と同じ性質を持っている。がん細胞へのピンポイント照射が、かなり可能になってきているのだ。

ただし、こうした「粒子線(原子を構成する粒子、X線は電磁波)」を発生させる装置には、巨額のコストがかかる。IMRTの装置でさえ、1台約5億円はするが、陽子線の装置となると1台100億円近い。重粒子線装置に至っては、さらに高額なので、国内でこの治療が受けられるのは現在、3カ所しかない。
そのため、これらの治療法を希望しても、簡単には受けられないのが実情だ。
このように、放射線療法は格段の進歩を遂げ、まだ小さい早期がんの場合などは、従来の外科手術に取って代わってきている。

しかし、「万能」かと思われる放射線療法でも、がん細胞と正常細胞が混在しているような部位に、まさにピンポイント攻撃することは不可能。これが可能になれば、現在、治療が難しいといわれる悪性腫瘍にも効果が期待できる。

実は、まだ臨床試験の段階ながら、この治療法が、京都大学原子炉実験所で行なわれているのだ。「ホウ素中性子補捉療法」といい、がん細胞が増殖する過程で「ホウ素」を取り込みやすい性質を利用し、粒子線の一種「中性子」との核反応で、がん細胞を攻撃するという原理だ。
「中性子はエネルギーが低く、細胞1つだけを破壊する程度。その範囲は0・01ミリと、細胞の大きさとほぼ同じため、隣りに正常な細胞があっても、ダメージを与えないんです」(同)

11月01日公開のvol.2に続く・・・。

週刊大衆11月05日号

リンク: ここまで進化した!日本の「がん治療」最前線 vol.1 - 速報:@niftyニュース.


ここまで進化した!日本の「がん治療」最前線 vol.2

2012-11-02 16:06:22 | 健康

ここまで進化した!日本の「がん治療」最前線 vol.2
  2012年11月1日(木)7時30分配信 デジタル大衆

同じく、これらの放射線療法とは別の角度から、まさに「究極のピンポイント攻撃」が期待されるものとして、注目を集めているのが「免疫療法」である。
『東京ミッドタウン先端医療研究所』が、すでに実際に行なっている、免疫細胞の一種「樹状細胞」を使った「樹状細胞ワクチン療法」が、その代表格だ。

同研究所所長である田口淳一医師が、その原理を解説する。
「樹状細胞は、リンパ球をはじめとするがんを攻撃する働きを持つ免疫細胞に、異物を認識させ、それを攻撃させることができます。そこで、そうした性質を利用して、患者の白血球を培養して樹状細胞にして、それにがん細胞だけが持つ"特殊な目印(がん抗原)"を覚えさせ、患者の体に戻すのです」

がん免疫療法は1960年代から行なわれている。しかし、この樹状細胞などの「第4世代」が出てくる00年代までは、患者の免疫力を底上げするだけで、がん細胞をピンポイント攻撃するものではなかった。

この最新療法は、樹状細胞に、がん攻撃の指令を出させる「がん抗原」の優劣が治療効果に直結するというが、同研究所では、ほぼすべてのがんを攻撃する目標となる「WT1ペプチド」という人工抗原などを用いている。

ちなみに、まだ保険適用外なので、治療費は約200万円ほどかかる。
その肝心の効果だが、がん細胞の縮小、進行停止が確認されたのは、約3割とのこと。ほかの療法ではお手上げだったがん患者の3割に効果があったというから、すごいことなのだ。
ただ、効かない患者も少なくないのは、どういうわけなのか?

これはたとえば、がんがかなり進行し、5センチほどの大きさになっている場合、がん細胞は10兆個もあるという。これに対して、この方法で細胞を培養しても、その数は多くて100億個程度。つまり、多勢に無勢というのが理由のひとつ。
「それに、この療法では、樹状細胞が指令を出し、リンパ球などが、がん細胞を攻撃するようになるまで、3カ月ほど時間を要します。そして、その間、がん細胞自体、微妙に変異していくからです」(田口所長)

これまで見てきた「放射線療法」「免疫療法」のほかには、今年5月に国内で発売開始された肺がん治療薬『ザーコリ』も注目だ。これまでの「化学療法(抗がん剤治療)」は、がんだけでなく、正常細胞にまでダメージを与えていた。だが、「分子標的薬」の一種であるこのザーコリは、正確にがん細胞を狙い撃つ。
「分子生物学の進歩により、特有の分子(遺伝子)に働きかけ、がん細胞を殺すのではなく、増殖や転移を抑えることができるようになったんです。ザーコリで、がん細胞が半分以下に縮小した患者が90%以上という、驚異的効果が報告されています。ただ、残念なことに、これに適した遺伝子を持つのは、全肺がん患者の4%だけなんです」(前出・牧氏)

だが、今後、有力な分子標的薬が、次々と出てくることが期待される。

最後は「ビタミンC多量投与療法」だ。代替療法の一種で、「科学的に証明されていない」との批判もないわけではない。

11月02日公開のvol.3に続く・・・。

週刊大衆11月05日号

リンク: ここまで進化した!日本の「がん治療」最前線 vol.2 - 速報:@niftyニュース.


ここまで進化した!日本の「がん治療」最前線 vol.3

2012-11-02 16:02:45 | 健康

ここまで進化した!日本の「がん治療」最前線 vol.3
  2012年11月2日(金)7時30分配信 デジタル大衆

だが、この療法は、すでに国内でも多くの病院で行なわれている。保険適用外だが、1回2万円程度と、安価なのも魅力だろう。やり方は簡単。高濃度のビタミンCを、ただ点滴などで摂取するだけだ。なぜ、これが効くのか?

解説するのは、『ビタミンCの大量摂取がカゼを防ぎ、がんに効く』(講談社α新書)の著者でもある、元イリノイ工科大学助教授の生田哲氏(薬学博士)だ。
「ビタミンCが活性酸素の一種、過酸化水素を作り、がん細胞だけを狙い撃ちするからです。血管内や正常細胞では過酸化水素が発生しても、酵素が分解し、守ってくれます。ところが、がん細胞内では酵素の働きが非常に弱いので、細胞がダメージを受けるんです。この療法は、ノーベル化学賞受賞者のライナス・ポーリング博士が推奨し、80年代にアメリカで大ブームになりましたが、医学界が大反発し、廃れました」

しかし05年、米国立衛生研究所のマーク・レビン博士らが「効果がある」とする論文を発表し、息を吹き返したという。
「米国では前立腺がん、直腸がん、肺がん、悪性リンパ腫などへの治療効果が報告され、主流のひとつになりつつあります」(生田氏)

以上、多くの最新療法を紹介してきたが、前出の田口所長は、次のようにアドバイスを送る。
「最新療法といっても、どんながんにも確実に効くものではありません。また、ひと口にがんといっても、その種類、進行度で、まったく治療は異なってきます。いずれにせよ、がん治療の現場はいま、ひとつの療法に固執せず、手術、放射線、化学療法の3大療法、さらに、効果がどんどん報告されてきた免疫療法などを組み合わせ、患者一人ひとりに最もふさわしい治療を提供する"集学的治療"が主流になりつつあります」

ひと昔前に比べ、がんの延命率は格段に上がってきている。「がんは不治の病」という言葉が死語になる日も近いのかもしれない。

週刊大衆11月05日号

リンク: ここまで進化した!日本の「がん治療」最前線 vol.3 - 速報:@niftyニュース.


韓国製ラーメンから微量の発がん性物質 日本のスーパーも一部で撤去の動き

2012-10-27 14:17:37 | 健康

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韓国製ラーメンから微量の発がん性物質 日本のスーパーも一部で撤去の動き
  2012年10月25日(木)20時10分配信 J-CASTニュース

   「辛ラーメン」で知られる韓国の大手食品メーカー「農心」の「辛」とは別の麺製品6種類のスープから発がん性物質ベンゾビレンが検出され、日本の韓国食材スーパーも商品を撤去する騒ぎになっている。

   ベンゾビレン検出は、韓国のテレビ局「MBC」が2012年10月23日に報じ、韓国メディアを挙げて大騒ぎになった。

「ノグリラーメン」2種類が日本でも販売

   それによると、韓国の食品医薬品安全庁が6月、流通している麺製品を調べたところ、6種の「農心」のラーメン、うどんのスープから1キログラム当たり2~4.7マイクログラムのベンゾビレンが検出された。そして、ここから、10マイクログラムの基準値を超えたカツオブシをスープの原料に使っていたことが分かった。しかし、安全庁も農心も回収措置を取らず、その後の野党議員の調べで発覚したらしい。

   ベンゾビレンは、WHO外部組織の国際がん研究機関が発がん性物質のグループ1に分類しており、肉や魚を高温で焼いたときにもごく微量含まれるとされている。

   この騒ぎで、安全庁は、これまでの考えを変えて、10月25日に農心側に自主回収を命令することにしたと報じられた。

   農心ジャパンはこの日夕、取材に対し、今回検出された6種類のうち、2種類が東京・新大久保などの韓国食材スーパーを中心に売られていることを明らかにした。

   韓国語で「たぬき」を意味する「ノグリ」のカップラーメンとインスタントラーメンで、通常のラーメンより麺が少し太いのが特徴だという。農心ジャパンの営業担当者は、今後の措置についてこう説明した。

「一般の人からは、『辛ラーメンでも検出されたのか』といった問い合わせが昨日から数件来ています。ノグリラーメンの商品を回収するかはまだ社内で決まっていませんので、確認して検討しているところです」

「外国製品の検査はしっかりしたほうがいい」

   新大久保のある韓国食材スーパーでは、食品の陳列棚からノグリラーメンの商品を2012年10月23日に撤去したことを取材に明らかにした。

「農心側からは、『販売されているものには問題がない』とのお知らせが届きました。お客さまからの反応は特にありませんが、テレビ報道があったので商品を下げました。『辛ラーメン』は、人気の高い商品ですので、続けて販売していますよ」

   厚労省の輸入食品安全対策室では、取材に対し、「詳しい情報がありませんので、政府ルートを通じて確認しているところです」とだけ答えた。日本では、ベンゾビレンについての基準はなく、通常は検査をしていないという。それは、食品に入れられる物質ではなく、食品添加物にはならないからだとしている。

   日本でもベンゾビレン検出は一部で報じられ、ネット上では、「大丈夫なの?」「外国製品の検査はしっかりしたほうがいい」と心配する声が上がっている。

   農心では、自社ブログで24日、検出された6月にノグリラーメンのスープは業者に返品・破棄して納入先を変えており、現在は安全で安心して食べられると説明した。検出されたベンゾビレンの量についても、肉などを焼いて食べた1日の平均摂取量より1万6000倍も低いとして、特に問題はなかったとの認識を示した。


「トクホ」の新ジャンル「炭酸飲料」続々 5000億円市場が元気になってきた

2012-10-27 14:14:25 | 健康

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「トクホ」の新ジャンル「炭酸飲料」続々 5000億円市場が元気になってきた
  2012年10月25日(木)19時41分配信 J-CASTニュース

   特定保健用食品(トクホ)の炭酸飲料が続々と登場している。アサヒ飲料は2012年11月20日、トクホの炭酸飲料「アサヒ ファイバー7500」を発売する。

   キリンビバレッジが4月に発売したトクホ初のコーラ系飲料「キリン メッツコーラ」が大ヒット。その後、伊藤園が7月に「スタイリー スパークリング」を投入し、トクホ飲料の新ジャンルとして、しぼみかけている市場の活性化に期待がかかっている。

トクホとコーラ系飲料の「意外性」ウケた

   日本健康・栄養食品協会によると、消費者庁が認可したトクホ食品は2012年5月に1000品目に到達した。しかし、トクホ市場の規模は1997年の調査開始以来続いてきた右肩上がりの伸びが2007年度の6798億円をピークに、09年度は5494億円に減少。11年度には5175億円に縮小した。

   食品の種類別でも、清涼飲料水は11年に1247億円と、前回調査の09年と比べて68億円減った。

   トクホ飲料は、花王の「ヘルシア緑茶」(04年)やサントリーの「黒烏龍茶」(06年)といったお茶系飲料が中心だが、そこに登場したのがコーラ系飲料の「キリン メッツコーラ」だ。

   炭酸飲料の代表格といえるコーラ系飲料は、健康によくないといわれがち。それが「健康によい」トクホ飲料として認可されたことで、それまでメタボが心配で飲むのを控えていた「コーラ好き」が飛びついた。

   「キリン メッツコーラ」は食後の中性脂肪対策として有効とされ、また糖類ゼロでありながら、炭酸飲料のシュワッとする刺激と爽快感がある。

   トクホとコーラ系飲料の意外な組み合わせがウケて大ヒット。発売当初100万ケースを年間販売目標に置いていたが、わずか2週間でこれを達成。7月には目標を600万ケースに上方修正したが、9月にはさらに100万ケース上乗せして700万ケースに修正するといった勢いだ。

   トクホ飲料としては「炭酸系」という新ジャンルを開拓したことで、「(数字のうえでは)単純に上積みになり、市場拡大の期待はあります」(日本健康・栄養食品協会)という。

「価格抑えめ」もヒットの要因

   伊藤園の「スタイリー スパークリング」は、柑橘類から生まれたポリフェノールの一種で、中性脂肪を減らす作用のあるモノグルコシルヘスペリジンを含んだ炭酸飲料。「1日1回1本」の摂取を目安に、毎日継続して飲んでもらえるよう、ノンカロリーで後味すっきりのジンジャーレモン味に仕上げた。売れ行きも好調だ。

   アサヒ飲料が2012年10月24日に発表した「ファイバー7500」は、06年から展開する「ファイバー」ブランドを「トクホ」にリニューアルしたもので、食物繊維の純度や含有量を向上させた。整腸作用をアピールし、お腹の調子を手軽に整えたい20~30歳代の男女をターゲットに売り込む。

   ファイバーの11年の販売数量は23万ケース(1ケースは24本)だったが、トクホの認可を受けたことで年内に30万ケース(同)の販売を見込んでいる。

   希望小売価格は158円(500ミリリットル)で従来よりも10円値上げしたが、「キリン メッツコーラ」や伊藤園の「スタイリー スパークリング」と変わらない。

   トクホ飲料は、「トクホは高いというイメージがある」(日本健康・栄養食品協会)ことと最近の景気後退ムードが相俟って、市場規模の縮小につながった。1本あたり158円は、一般のコーラ系飲料並み。容量350ミリリットルで約170~190円のトクホのお茶系飲料よりも安く設定したことも、ヒットの要因だ。


食べたら半日で死に至る猛毒魚 「ソウシハギ」全国で目撃情報

2012-10-27 14:10:36 | 健康

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食べたら半日で死に至る猛毒魚 「ソウシハギ」全国で目撃情報
  2012年10月27日(土)10時0分配信 J-CASTニュース

   もともとは温暖な海域に生息する「ソウシハギ」という魚が、日本全国で見つかっている。一般の釣り人がつかまえるケースも報告されているが、万一口にしたら大変だ。

   ソウシハギが持つ毒はフグの70倍と言われ、人間が半日程度で死んでしまう恐れがある。各自治体では「誤って食べないように」と注意喚起に躍起だ。

フグの70倍の「パリトキシン」で6人が犠牲に

   ソウシハギはカワハギ科の魚で、サンゴ礁でよく見られる。日本では沖縄をはじめ、黒潮が流れる高知県や和歌山県の南の海域に生息する。水産総合研究センター瀬戸内海区水産研究所に取材すると、水温が18度以上の場所でないと生きられないという。

   ところが近年、岡山県や愛媛県、山口県の瀬戸内海沖に加えて鳥取県や島根県、石川県などの日本海側、さらには北海道の苫小牧沖や北部の宗谷地方でもソウシハギがとれたと報告された。瀬戸内海では、冬は水温が10度を下回る。まして北海道の海となればさらに低温のはずだ。何が起きているのか。

   瀬戸内海区水産研究所は、考えられる原因として地球温暖化による海水温の上昇を挙げる。黒潮の勢いが強まると、瀬戸内海の場合は豊後水道から黒潮に乗った温かい「水の塊」が入ってくる。その際にソウシハギも瀬戸内海に入り込むと説明する。黒潮は温暖化の進行によって勢いを増すとされているため、ソウシハギの目撃情報の増加は温暖化と無関係ではないようだ。日本海側で見つかったのも、ソウシハギが暖流の対馬海流に乗ってたどり着いたのではないかと同研究所では話した。

   問題は、ソウシハギが「フグの70倍」ともいわれる猛毒「パリトキシン」を内臓に含んでいる点だ。厚生労働省によるとパリトキシンは、ソウシハギのほかにもアオブダイやハコフグがもっている。1953~2009年までの間に、これらの魚による中毒が少なくとも36件発生し、6人が死亡した。ソウシハギによる死者は出ていないが、家畜が死んだという報告は出ている。

   仮にパリトキシンを持つ魚を食べて中毒となった場合、その症状は強烈だ。潜伏期間は12~24時間で、主な症状は激しい筋肉痛や呼吸困難、まひやけいれんを起こすこともある。重篤な場合は十数時間から数日で死に至る。中毒が比較的軽くても、回復には数日から数週間を要するのだ。

青い波模様と黒い斑点が区別するポイント

   ソウシハギがみつかった地域の自治体は、ウェブサイトを通じて警戒情報を出している。関東では横浜市港湾局が2012年9月27日、魚の写真とともに「絶対に食べないでください」と注意を促した。同局に電話取材すると、その後ソウシハギが釣れたといった市民からの連絡はないと言う。だが去年は、発見情報が1件も寄せられなかったとも話した。

   釣り愛好家による目撃談も少なくない。ブログを探してみると、10月以降だけでも大分県の女性が「ソウシハギをつかまえた」と写真入りで紹介したり、神戸市の男性が、地元で開かれた家族釣り大会でソウシハギを釣った一家が優勝したとつづったりしている。ブログを書いたふたりはいずれも猛毒がある魚だと認識していたが、以前と比べるとかなり高い頻度で釣れるようになっており、それだけリスクは増しているのは間違いない。

   ソウシハギは尾が大きいのが特徴で、鮮やかな青の波模様と魚の目玉のような黒い斑点が体中に見られるのが、類似の魚と区別するポイントだ。瀬戸内海区水産研究所は、「釣った際に魚に触れても問題はありません。毒の量は個体差がありますが、万一食べて中毒を起こすと、最悪の場合は死に至ることもあります。絶対に口にしないでください」と念を押した。


経験したことのない頭の痛み「クモ膜下出血」の初期症状はこれだ!(1)

2012-10-22 13:26:52 | 健康

経験したことのない頭の痛み「クモ膜下出血」の初期症状はこれだ!(1)
  2012年10月20日(土)15時0分配信 週刊実話

 「主人はいつもと変わらずに仕事に行ったのですが…」と家族は語った。だが、その仕事先で突然倒れ、病院に緊急搬送される。原因はクモ膜下出血だった。結局、そのご主人は帰らぬ人となってしまった…。
 これは特別な話ではなく、誰にでも起こりうる事だと東京多摩総合医療センターの脳外科担当医師は言う。脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血などの脳卒中は、健康な人でも、ある日、突然、何の前触れもなく起こる。

 たとえ命が無事でも、歩けなくなったり、言葉が出なくなったりすることもある怖い病気である。倒れた本人だけでなく、家族にも介護や経済面で想像しがたい負担が掛かる。患者と家族の人生を一変させる不幸な事態に陥るケースが多い。
 「甘く見ないでほしいですね。とくに高血圧を持病にする人は少なくないと思いますが、この病態はあらゆる血管障害の土台となりますし、突然死を引き起こすこともあります」
 前出の脳外科担当医はこう語った後、重大疾患の前兆を見逃さないようにと、次のような事例を紹介してくれた。

 会社員の武井比呂志さん(50=仮名)は、以前から会社の健診で血圧が高めと指摘されていた。だが、本人は「高血圧って珍しい病気じゃないし、勤め人なら病気のひとつや二つくらいあっても不思議ではない」とあまり気にしなかった。
 ところが、その時期、武井さんは大きな仕事がまとまる佳境を迎えていた。残業が続き、休日出勤もやむなしという状況。体はストレスを感じていたのかもしれません、と武井さんは反省した。

 ある日の午後、ミーティングを終えて自分の席に戻ったところ、突然「ドカン」という衝撃が襲った。頭をハンマーか鉄の塊で殴られたような衝撃。思わず頭を抱え込み、机にうつ伏せる以外、何もできなかった。
 痛みはこれまでの人生で体験したことのない激痛で、身動きも出来ない。職場の周囲にスタッフはいるものの、ロッカーやパソコンの陰になる席だったため気付かれにくかった。
 「助けてくれ」どころか「おい」という簡単な言葉すら出せない。それこそ「ウーッ、ウーッ」とうなるのが精一杯だった。結局、第一発見者のスタッフの通報によって武井さんは病院に運ばれ、検査の結果「クモ膜下出血」と診断された。

 幸いにも血管内治療が出来そうだったので、すぐに手術を施し、血管内の破裂した動脈瘤内にコイルを充てんする治療を行った。
 手術は成功して、半年ほどのリハビリを受けた後、めでたく退院となった。大きな後遺症も残らず、今では元気に職場復帰している。

 武井さんは医師や家族にこう話している。
 「いま元気でいるのが不思議な気がします。救急車を待っている間、死ぬのかと本気で思っていました。もっと早く、この危険に気付いていれば…」
 地獄の体験をした武井さんは、それからというもの、血圧を下げることに真剣に取り組んでいる。

 クモ膜下出血は、脳の動脈にできた動脈瘤が破裂して、血管から脳内に血液が流れ出る病気。死に直結する重大疾患で、十分な注意が必要だ。
 症状は、武井さんのように「ハンマーみたいな鉄の塊で殴られたような激痛」が典型的ケースといわれる。
 しかし、医療関係者によれば必ずしもそうとは限らない。出血が微量な場合、一般的な“頭痛”の程度しか感じないこともあるという。

 岡山大学病院脳神経外科准教授、中野厚子さんはこう説明する。
 「クモ膜下の症状は、体験した患者さんの話を総合しますと、一般的に言われる風邪をひき、熱が出た時のような頭痛や片頭痛などとは違う異質な痛みがあったと言います。激痛があればもちろんですが、比較的弱い頭痛でも、それまでに経験したことがない頭痛を感じたら、要注意と考えた方が正解でしょうね」


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 (2)は こちら