http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/industry/snk20130828557.html
2013年8月28日(水)15:37
産経新聞
大塚製薬とユーシービージャパンは28日、部分発作を対象とする抗てんかん薬「イーケプラ」で、初のドライシロップ製剤を29日に発売すると発表した。
新製品は「イーケプラ ドライシロップ50%」。水によく溶け、甘みがあって飲みやすいことから、薬の苦手な子供にも服用しやすい。また、錠剤を飲みにくい高齢者にも使用が可能なほか、子供の体重に合わせた用量調整も可能で、いずれも水に溶かして服用する。
てんかんは脳神経系疾患の中では約100人に1人が発症するとされ、子供と高齢者の発症率が高く、患者は抗てんかん薬の継続的な服用が重要とされる。服薬を続ければ、約7割の患者が発作を起こさずに生活できるという。
「イーケプラ」は従来の抗てんかん薬とは異なる作用のメカニズムを持ち、米国など100以上の国や地域で承認され、日本では2010年から発売。日本の抗てんかん薬市場の約4分の1を占めている。