ドワーフそふと

自作のソフトウェアについて
いろいろ書込みたいと考えていますが
はたして、うまくいくのやら...

DARK SOULS II - 伏兵が待ち受ける古城 - その2

2015-03-26 00:44:41 | テレビゲーム
- ソウルへの渇望がプレイヤーを翻弄する

「ソウルを集める事=レベルアップ」なので、プレイヤーはソウルを求め、彷徨い歩く。その様はソウルへの渇望に執着する亡者のようで、まさしくゲーム内の外見そのものだ。本ゲームの開発者は、ソウルの怪しい魅力を用いて、プレイヤーを弄ぶ指揮者のようだ。
沢山のソウルをロストしてしまった時、プレイヤーは強い喪失感に襲われるだろう。しかし、思い出してほしい。元々このゲームの設計がそうなっている為で、特別、あなたが下手なのではない事を。あなたは開発者の思惑に、まんまとハマっているだけなのだ。

- 魔法使いのロールプレイ ~ 気分はバイオハザード ~

魔法使いでプレイしてみたが、やはり飛び道具が使えるのは便利だ。戦闘時間が短くて済むので、戦士より難易度は低く感じる。それに、「望郷」という、かく乱魔法が存在するのも大きい。しかし、ボス戦ではローリング回避が間に合わず盾を使う羽目になるのだが、防御の高い物が使えずジワジワとHPが減っていく。なので、こまめに回復する必要があるが、回復回数が多くなってしまうという事は、それだけ敵に多くの隙を与える事に繋がってしまうのが難点だ。ほとんどの場合、火力で勝敗が決するので、ビルドの問題に気づきやすい。勝てない場合は「理力」を上げるか後回しにすれば良い。

- 使い勝手が良い武器の存在

最序盤では「ハイデの騎士」がドロップする「ハイデの直剣」が中々使いやすい。雷属性がエンチャントメントされており軽量かつ火力も十分だ。打撃系の武器よりも振りが速く、重装の敵にも有効だ。「ハイデの騎士」は、ほっとくと敵対しないので、てっきり味方だと思い倒さずにいたが、まさか、こんな良い武器が手に入るとは思わなかった。
あと「マックダフ」の尻の下の宝箱に入っている「名工の金槌」だ。火力があるのに振りが速く狭い所でも使える。ゲームが進むほど隙の小さい重装の敵ばかりになるので、この片手打撃系の武器は非常に重宝する。盾とも相性が良い。マックダフが居る部屋の入り方が分からず苦労した。
「孤独なガヴァラン」が毒矢を売ってくれるのだが、これを使うとリーチが長く火力の高い敵に、近ずく事無く処理出来る。連続で4発も当てれば追加ダメージがジワジワと効く。このジワジワ感が良い。また、矢の節約にもなる。「ガヴァラン」がすぐ移動してしまうので、行き会った時に可能な限り購入しておきたい。
走ってきて目の前で倒れ範囲攻撃をする厄介な敵がいるのだが、槍を一本持っていると良いかもしれない。

- 小難しいアクションに対する処方箋

マップの構造は「ゼルダの伝説」のように「謎解きアクション」になっている。一度、解いてしまえば2回目からは失敗が少なくなる。ソウルのロストが気になるなら、「マップ探索用の斥候キャラ」と「無駄の少ないゲーム進行用の本命キャラ」の二本立てでゲームをプレイすると良いだろう。斥候キャラの方で、ソウルを気にせず罠に引っかかりまくり死にまくりでやっといて、本命キャラで華麗にクリアするのだ。どうせ同じ場所を何度も行ったり来たりするのだから、2キャラ同時進行でも大して手間は変わらない。

「オブリビオン」と同様で、戦闘時間が短いほど生存率は高くなるようだ。「一度に与えられるダメージ量」が大きいほど戦闘時間は短くなるので、ゲームを先に進めたいなら、メンタル面からいっても、まずは火力を上げる事だ。ただ、どんなに一発で敵を倒せるようになっても「防御無しで2回連続して攻撃を受けると致命傷になる」という事に変わりは無い。また防御していても盾の構えを解除し致命の一撃を繰り出してくる敵もいる。いずれにしても「ゼルダの伝説」でハート3つのままゲームを続けているような緊張感がある。

敵キャラは大きく分けて2パターンある。一つは攻撃スピードや回避の速い者、もう一つは大振りで火力の高い攻撃の者だ。前者は盾防御で怯みやすいので、その隙に攻撃が当たれば勝てる。怯んでいない場合に攻撃するとコンボ攻撃を繰り出す事があるので注意しなくてはならない。後者は、攻撃が終わった後の隙が大きい為、こちらも敢えて攻撃を誘う動きをすれば比較的攻略しやすい。問題は、いつ攻撃が終わるかを見極める必要があるという事だ。

基本、敵の攻撃パターンを把握する事で、戦いに勝てるようになる。なので、敵のモーションを確認する間もなく殺されるようでは、回避、防御、火力の何れかに不備があり、装備やビルドを見直す必要がある。この状態で、ごり押しを続けていると、遊んでいる本人の心が折れてしまう。敵の動きは比較的「ゆっくり」なので、よく見れば攻撃直前の「構え」に違いがある事に気づくだろう。次に繰り出される攻撃も、この「構え」によって或る程度予測可能だ。必勝パターンは「敵の攻撃>防御若しくは回避>自分の攻撃若しくは回復>防御若しくは回避」と、ひたすら、これの繰り返しだ。これをテンポ良く続ける事が出来れば最終的に勝利する。逆にテンポが崩れる様では装備に不備があるかも知れない。

隙を見極められると都合が悪いってんで、火力の高い敵を複数出したりザコ敵を沢山配置したりし始めるのだが、この状態では、せっかくの隙が他の敵の攻撃によって打ち消されてしまい前項の必勝パターンは不規則なものになってしまう。陽動したり孤立させたりする事が失敗するようなら、後ろに下がりつつ距離を保って攻撃を続ける必要がある。この時、遠距離攻撃で軽装の方が包囲されずに済むはずだ。

- 以外と弱いボスの存在

非常に目の詰まった印象のある本ゲームだが、「あれ」と思えるほど簡単に倒せるボス敵が存在する。
「流罪の執行者」は部屋の真ん中に柱があり、それを挟んでいると余裕で回避出来る。リーチの長いカマで柱ごしに殴ると、あっさりクリア出来てしまった。
「刑吏のチャリオット」は、安全な場所から弓矢で地道に攻撃すると、勝手に穴に落ちそうになるので、トドメを刺すと簡単にクリア出来た。スケルトン兵士や、それを召喚する魔法使いを倒すまでに十分手こずるが…。
「貪りデーモン」は、干満な攻撃を避けつつ攻撃していけば、なんなくクリア出来てしまう。
見た目の恐ろしさとは裏腹に「鉄の古王」は、或る程度、出現場所の誘導が可能であったり、「手からビーム」の回避しやすさと、その後の隙が長いせいで、あっさりとクリア出来てしまった。
「ネズミの王の試練」は、雑魚さえ一掃出来れば、敢えてターゲットを外し、後ろ足を叩いているうちにクリア出来る。
「ネズミの王の尖兵」は、なんと火炎壷の連投のみでクリア出来てしまう。

- ゲーム中盤までの印象

前回投稿時点では、右も左も分からず、とりあえず戦士でプレイしていたが、同じ場所で繰り返し死ぬ原因が分からず非常に閉塞感を感じていた。しかし、このままでは開発者の思う壺だと考え、初期装備の良い騎士と魔法使いの2本立てでゲームを進める事にした。それぞれのロールで詰まるポイントが異なる為、片方の経験を、もう片方の攻略に生かせるようになり、かなり窮屈さの軽減に成功した。ロールもビルドも無く難易度だけロックマンだったり、忍者外伝のようなコマンド・アクションであれば、トウに投げ出していただろう。それでも、結構つまらないミスで死んだりするので、誰かが見ている前でプレイするなんて事は、恥ずかしくて到底出来ない。ジャンプのボタン配置を考えた人に殺意を覚える事もシバシバだ。だが、「呪縛者」からパリィを取れるようになる頃には、世界が広がりだし、ようやくゲームを楽しんでいる気分になってきた。


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