いよいよ、Cクラス突入だ。このクラスは、Dクラスに比べ、華やかだったアメ車勢も、少し大人しくなった。逆に、排気量が小さくて地味だった日本車が、少し元気になってきた。しかし、ぶっ飛んだ性能のアメリカン・マッスルは、未だ健在であり、最速の車は、この中にあると思っていた。
アメ車に注目しながら、試乗を続けていが、どうもピリッとした一台が見つからない。
しかし、オーバル・コースをクイック・レースで走っていた時、何やら旧車のような車両が、はるか先頭を走っているのを見つけた。「Aston Martin 1958 DBR1」だ。
DBR1は、50年代末にル・マンで優勝した車両で、量産は、されておらず、バリバリのレーシング・カーだ。旧車といっても、3リッター直6 DOHC で車重は 801kg しかない。重量に対する排気量の割合を考えると、750ccのバイクに相当する身軽さだ。その性能は、オーバルだけでなく、通常のサーキットでもクラス最速だ。
ただ、最高速の高さとは裏腹に、トランスミッションが4速しかなく、各ギアは、とてもワイドレンジだ。その為、シフトダウンに気を使う場面が多い。また、タイヤのグリップも十分とは言えないので、滑り始めたら、緩くアクセルを充ててやる必要がある。モデリングについては、実車を精巧に再現している。
常に、DBR1を脅かす存在として、気になる一台がある。フェラーリの直線番長こと「Ferrari 1968 365 GTB/4 Daytona」だ。フロント・エンジンのフェラーリとあって、並み居るアメ車を寄せ付けない速さを誇っている。往年のスーパーカーとしても知られているが、エクステリアは子供受けの良い物ではなく、当時、あまり人気が無かった。
あらゆる場面で、高い性能を発揮するDBR1だが、上りの峠に関しては「Renault 2003 Sport Clio V6」に、あと一歩及ばなかった。そればかりか、その他の車種と比べても、Clioは、最速の上り峠マシンだった。そう言う意味でニッチな一台だと言える。DBR1も、けっして遅れを取ることはないが、タイトなコーナーを次々とクリアしていくには、ハンドリングに難が有る。
SUVやトラックが幾つか収録されているが、どれも最高速を競うものばかりだ。しかし例外もあった。「GMC Truck 1991 Syclone」だ。見た目はトラックのシャコタンだが、中身は旋回性能と中低速を重視したラリー・カーのようだ。サーキットでは無駄に速い為、この車より性能が高く、トップ・スピードが弱い車種にとって、とにかく抜きずらくジャマだ。峠でも、かなり速いが、トラックで有るが故なのか、加速は、ややシャープさに欠ける。オーバルでは、まるで役に立たない車でもある。
「Land Rover 2008 Range Rover Supercharged」は、SUVトラック部門で最も遅い車だ。名家のご息女が乗る車に、スピードは、さして重要ではなかったようだ。
「Buick 1987 Regal GNX」は、ビュイック唯一の収録車種だが、中々運転しやすい。アメ車なのに峠でも十分速い。
「Chevrolet 2002 Camaro 35th Anniversary SS」は OHV 5.7リッター V8 で、最初の最速候補だった。アメ車にしては、めずらしく6速まで有るのだが、オーバルやル・マンでも、6速に入れる事は遂に無かった。燃費を気にするような車種では無いと思うのだが?
「Dodge 1969 Charger Daytona HEMI」は、「昔の人が考えた未来の車」と言うような特徴のある形をしている。大きく張り出したフロントとリアのスポイラーは、高速域で車体が飛んで行かないように地面に抑え込んでおく為に装着された物だろう。リヤのウイングは、「空気抵抗の意味で逆効果なのでは」と思ってしまうほど派手だ。走りの性能は、見た目ほどではなかった。
「De Tomaso 1971 Pantera」は、「見た目はイタ車、中身はアメ車」といった車で、往年のスーパーカーでもある。どちらかと言うと直線番長で、タイトなコーナリングは苦手だ。性能は「Lamborghini 1967 Miura P400」より若干劣る。以前この車が、畑のアゼ道を走っているのを見かけたが、「バイクでもなければ、すれ違うことは出来ないだろう」と思うくらい幅広だ。
日本車で元気のある車種を紹介しよう。
まずは、「Mazda 2010 Mazdaspeed 3」。結構速い。「Mazda 2004 RX-8 Mazdaspeed」も独特のロータリーサウンドが特徴で、中々のもんだ。続いて、「Honda 2000 Integra Type-R」。直線こそ負けるがコーナリング・スピードでは、Miuraより速く、往年のスーパーカーの後ろにピッタリと張り付ける一台だ。「Nissan 2003 Skyline Coupe 350GT」もトータルバランスが良く、高性能なアメ車と比較しても、けっして引けを取らない。
今回は、Clioのような車種が登場してきて、お気に入りの車を一台に絞る事が困難になってきた。サーキット、最高速、峠の、何れかの要素に特化した車種を、同時に乗り比べても仕方が無いので、それぞれ場面別での最適な車を選んでいきたいと思う。
アメ車に注目しながら、試乗を続けていが、どうもピリッとした一台が見つからない。
しかし、オーバル・コースをクイック・レースで走っていた時、何やら旧車のような車両が、はるか先頭を走っているのを見つけた。「Aston Martin 1958 DBR1」だ。
DBR1は、50年代末にル・マンで優勝した車両で、量産は、されておらず、バリバリのレーシング・カーだ。旧車といっても、3リッター直6 DOHC で車重は 801kg しかない。重量に対する排気量の割合を考えると、750ccのバイクに相当する身軽さだ。その性能は、オーバルだけでなく、通常のサーキットでもクラス最速だ。
ただ、最高速の高さとは裏腹に、トランスミッションが4速しかなく、各ギアは、とてもワイドレンジだ。その為、シフトダウンに気を使う場面が多い。また、タイヤのグリップも十分とは言えないので、滑り始めたら、緩くアクセルを充ててやる必要がある。モデリングについては、実車を精巧に再現している。
常に、DBR1を脅かす存在として、気になる一台がある。フェラーリの直線番長こと「Ferrari 1968 365 GTB/4 Daytona」だ。フロント・エンジンのフェラーリとあって、並み居るアメ車を寄せ付けない速さを誇っている。往年のスーパーカーとしても知られているが、エクステリアは子供受けの良い物ではなく、当時、あまり人気が無かった。
あらゆる場面で、高い性能を発揮するDBR1だが、上りの峠に関しては「Renault 2003 Sport Clio V6」に、あと一歩及ばなかった。そればかりか、その他の車種と比べても、Clioは、最速の上り峠マシンだった。そう言う意味でニッチな一台だと言える。DBR1も、けっして遅れを取ることはないが、タイトなコーナーを次々とクリアしていくには、ハンドリングに難が有る。
SUVやトラックが幾つか収録されているが、どれも最高速を競うものばかりだ。しかし例外もあった。「GMC Truck 1991 Syclone」だ。見た目はトラックのシャコタンだが、中身は旋回性能と中低速を重視したラリー・カーのようだ。サーキットでは無駄に速い為、この車より性能が高く、トップ・スピードが弱い車種にとって、とにかく抜きずらくジャマだ。峠でも、かなり速いが、トラックで有るが故なのか、加速は、ややシャープさに欠ける。オーバルでは、まるで役に立たない車でもある。
「Land Rover 2008 Range Rover Supercharged」は、SUVトラック部門で最も遅い車だ。名家のご息女が乗る車に、スピードは、さして重要ではなかったようだ。
「Buick 1987 Regal GNX」は、ビュイック唯一の収録車種だが、中々運転しやすい。アメ車なのに峠でも十分速い。
「Chevrolet 2002 Camaro 35th Anniversary SS」は OHV 5.7リッター V8 で、最初の最速候補だった。アメ車にしては、めずらしく6速まで有るのだが、オーバルやル・マンでも、6速に入れる事は遂に無かった。燃費を気にするような車種では無いと思うのだが?
「Dodge 1969 Charger Daytona HEMI」は、「昔の人が考えた未来の車」と言うような特徴のある形をしている。大きく張り出したフロントとリアのスポイラーは、高速域で車体が飛んで行かないように地面に抑え込んでおく為に装着された物だろう。リヤのウイングは、「空気抵抗の意味で逆効果なのでは」と思ってしまうほど派手だ。走りの性能は、見た目ほどではなかった。
「De Tomaso 1971 Pantera」は、「見た目はイタ車、中身はアメ車」といった車で、往年のスーパーカーでもある。どちらかと言うと直線番長で、タイトなコーナリングは苦手だ。性能は「Lamborghini 1967 Miura P400」より若干劣る。以前この車が、畑のアゼ道を走っているのを見かけたが、「バイクでもなければ、すれ違うことは出来ないだろう」と思うくらい幅広だ。
日本車で元気のある車種を紹介しよう。
まずは、「Mazda 2010 Mazdaspeed 3」。結構速い。「Mazda 2004 RX-8 Mazdaspeed」も独特のロータリーサウンドが特徴で、中々のもんだ。続いて、「Honda 2000 Integra Type-R」。直線こそ負けるがコーナリング・スピードでは、Miuraより速く、往年のスーパーカーの後ろにピッタリと張り付ける一台だ。「Nissan 2003 Skyline Coupe 350GT」もトータルバランスが良く、高性能なアメ車と比較しても、けっして引けを取らない。
今回は、Clioのような車種が登場してきて、お気に入りの車を一台に絞る事が困難になってきた。サーキット、最高速、峠の、何れかの要素に特化した車種を、同時に乗り比べても仕方が無いので、それぞれ場面別での最適な車を選んでいきたいと思う。