中丸ダンクス活動日誌

世田谷区のミニバスチーム、中丸ダンクスのブログです。試合や様々なイベント、日々の出来事、体験会の情報など掲載中です!

6/19練習試合(えんしゅうじあい)振返(ふりかえ)り

2011-06-21 21:31:28 | 日記
昔(むかし)、現在(げんざい)の広島(ひろしま)地方(ちほう)に
毛利元就(もうりもとなり)というお殿様(とのさま)がいました。
そのお殿様は自分がもう死んでしまうだろうというときに、
息子(むすこ)三人を寝(ね)ている部屋(へや)へ呼(よ)びました。
そして、息子(むすこ)それぞれに一本つづ矢(や)をわたし、
それを折(お)るように言(い)いました。三人は矢(や)を
簡単(かんたん)におりました。すると、次(つぎ)に
三人にそれぞれ三本の矢(や)をわたしました。
すると、みんな三本の矢をおることはできませんでした。
お殿様(とのさま)はそのときに、「一本の矢はたやすく
折ることはできるが三本の矢は簡単(かんたん)には折れない。
このように、これから自分がいなくなった後(あと)は、
三人が力を合わせて暮(く)らしていくように。」と話したといいます。
これは「三本の矢」という有名(ゆうめい)な話(はなし)です。
一人の力はわずかでも、その力が合わされば、それ以上(いじょう)の
力が出せるということです。
19日の練習試合、女子はみんなで協力(きょうりょく)してバスケを
したときの力を知ったと思います。
また、まわりりで見ていた人も、それを感(かん)じました。
この日の女子、7本の矢はなかなか折ることはできませんでした。

ちなみにこの「三本の矢」の話、Jリーグ広島サンフレッチェはの
名前の元(もと)になっています。
サンは日本語の「三」、フレッチェはイタリア語の「矢(や)」という
意味(いみ)からきています。

毎週(まいしゅう)練習試合(れんしゅうじあい)がつづいています。
試合(しあい)の中で、いろいろなことが見えてきます。
その中で自分たちの悪い部分をなくし、よい部分だけを
残していけば、強いチームになるでしょう。

さて、振返(ふりかえ)りです。
今日は一試合づつの振返りでは長くなるので、男女での振返りと
しましょう。

[男子]
男子は、一つ一つの技術(ぎじゅつ)は、上手(じょうず)になっています。
しかし、特(とく)にオフェンスでは、ひとりよがりなプレイが増(ふ)えて
います。
バスケットボールでは一人のプレイはどうにもなりません。
お互(たが)いの力を合わせずに決(け)して得点(とくてん)はできません。
カットインをしてだめであればあいている人にパスをすれば
いいのです。そのまま強引(ごういん)にシュートに行こうとすれば、
ターンオーバーになったり、オフェンスファウルを取(と)られたりします。
また、まわりの人も、だれかがカットインに行ったら逆(ぎゃく)サイドから
ヘルプに行き、パスをもらえる場所(ばしょ)に入るなどする必要(ひつよう)が
あります。
ヘルプやカバーはディフェンスのときだけのものではありません。
だから、自分以外の味方(みかた)がゴールから離(はな)れているときに、
ロングシュートを打(う)つのもおかしいですよね。だれもリバウンドに
入れません。
しっかりと状況(じょうきょう)を考(かんが)えてプレイをしてください。
それから、パスカットをたくさんされました。これは、パスを
止(と)まってもらう人がいること、そして、パスが緩(ゆる)いことです。
私は、いつも練習(れんしゅう)のときに、強(つよ)いパスをするように
言(い)っています。
だれもそれを守(まも)っている人はいません。ボール回(まわ)しのときに、
山(やま)なりのパスを出していれば、パスカットをねらう人には
格好(かっこう)の餌食(えじき)になってしまいます。
あなたたちのやっているものは遊(あそ)びのバスケットボールでは
ありません。しっかりとしたスポーツとしてのミニバスケット
ボールです。
よく考えて一つ一つのプレイをしてください。

[女子]
前の週(しゅう)の練習試合(れんしゅうじあい)とは打(う)って変(か)わった
チームに返信(へんしん)しました。
全員(ぜんいん)が一生懸命(いっしょうけんめい)な姿(すがた)が
わかりました。
オフェンスではパスでつなぎ、積極的(せっきょくてき)にシュートを
打(う)っていました。
ディフェンスでも、みんながボールを取(と)ろうとしていました。
女子は残念(ざんねん)ながら技術的(ぎじゅつ)にはうまくありません。
しかし、それを上回(うわまわ)る何(なに)かがあなたたちの中に
生(う)まれたのでしょう。
その気持(きも)ちが男子チームをも破(やぶ)った大きな理由(りゆう)でしょう。
その証拠(しょうこ)に、シマちゃん、メイちゃんが出(で)ていないクオータも
十分(じゅうぶん)に相手(あいて)チームと戦(たたか)っていました。
代(か)わりのナナコちゃん、ナミキちゃんはまだバスケをはじめて
数週間(すうしゅうかん)。
その子たちをも十分にカバーできる攻守(こうしゅ)ができていました。
さらに、シマちゃんはまた息(いき)が苦(くる)しくなり、メイちゃん、
クルミちゃんなどぶつかるなどして、痛(いた)くても戦(たたか)いました。
ホイッスルが鳴(な)るまではゲームは続(つづ)いています。
審判(しんぱん)が終了(しゅうりょう)というまではゲームは
終(お)わっていません。その間(あいだ)、戦(たたか)いを続(つづ)けようと
してくれたことは、ようやくスポーツというものを理解(りかい)して
くれたんだなと思いました。
コーチT、感動(かんどう)でしたよ!!
この日は、わたしも、バスケは技術(ぎじゅつ)だけではないと再確認(さいかくにん)
させられました。
夏(なつ)の大会(たいかい)まで2ヶ月、この気持(きもち)ちをずーっと
忘(わす)れずに持(も)ち続(つづ)けて練習(れんしゅう)、試合(しあい)に
臨(のぞ)んでください。
そうすればある程度(ていど)結果(けっか)はついてくることでしょう。

男子、見習(みなら)えよ!!

コーチT