本日は『シルマンデー・ユースホステルの日』です。
ユースホステルの創始者であるリヒャルト・シルマン氏の功績を称えて制定されました。
聞き覚えがない人もいるかもしれませんが、ユースホステルとは相部屋を基本とした安価な宿泊施設、またはそのネットワークのことで、1900年代初頭のドイツで生まれました。
1909(明治42)年8月26日、ドイツの小学校教師だったシルマン氏は学校では得られないことを子どもたちに学んでもらうため、生徒たちと自然の中へ遠足に出かけました。
ところが突然の大雨に遭い、近くの小学校で一夜を明かすことになりました。
この出来事がきっかけとなり、「安全かつ安価な宿泊施設の提供」を目的としたユースホステル運動が始まったのです。
セルフサービスや自己管理を身につける教育的側面が評価され、1912年に世界初のユースホステル・アルテナ城が誕生しました。
このアルテナ城、中世に建てられたガチの古城らしいです。
めっちゃ素敵じゃないですか!? と、泊まってみたい...😍
二度の大戦で何度か中断されましたが、ユースホステル運動はヨーロッパのみならず、アメリカや日本など世界中に広まりました。
日本にはその地域ならではの体験プログラムが用意されているユースホステルがありますし、海外へ目を向けるとお城の他にも帆船やツリーハウス型のユースホステルもあるそうです。
ですが近年では、後継者不足やより安価な宿泊施設の増加、相部屋や施設管理者との交流を避けるという旅行者の嗜好の変化により、減少傾向にあると言われています。
そのため個室を作ったり都市部に建てたりと色々新しいスタイルに取り組んでいるそうです。
虫嫌いにキャンプは辛い、でも気軽な一人旅でホテルみたいな贅沢はしたくない、みたいなときにはちょうどいいかもしれませんよね。
私も友人たちと利用したことがありますが、別に何も気になりませんでしたよ?