徒然日誌(旧:1日1コラ)

1日1枚画像を作成して投稿するつもりのブログ、改め、一日一つの雑学を報告するつもりのブログ。

12/20は何の日?

2020-12-20 10:19:26 | 日記


 今日は果ての二十日というちょっと聞き慣れない日です。

 自分の身を慎み、災いを避けるべき日として古来より伝えられています。

 大掃除に正月の準備と忙しい師走ですが、この日は一切の仕事をやめて外出を避け、静かに過ごしていたそうです。

 ちなみに「果て」というのは、12月が1年の終わりの「果ての月」だからです。



 その由来は諸説あります。

 まずは京都。

 江戸時代、京都の粟田口という場所には処刑場が設けられていました。

 罪人は市中引き回しの後、果ての二十日に首を斬られていたので、この命を忌み慎むための日だったから。

 あるいは、処刑の前にひとつ願い事を聞いてもらえる罪人に「あの娘を嫁に欲しい」とか言われないために、女の子の外出を控えた日だったから。

 次に奈良。

 和歌山との県境の山中に、果ての二十日にだけ現れて人間の命をとる一つ目・一本足の「一本足」「一本だたら」という妖怪がいるから。

 このため、12月20日は山に入ることを避けていたそうです。

 もっともこれには、冬の雪深い山に入ると命を落としかねないから「そんな日に外に出るな」という戒めの意味もあるのではないかとも言われています。



 ちょっと調べてみましたが、どうやら近畿地方あたりの伝承のようですね。

 関東はヒットしなかったので、ないのかな...?



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