
ブルックナーの第7番。
ブルックナーのなかで断トツで好きな音楽。
すべてのクラ楽曲の中でもベストスリーに入る大のお気に入り。
因みに、先月の定期のショス10も同様に大好き楽曲である。
つまり、2ヶ月連続で滅多に無い大好き曲の生鑑賞が出来たということだ。
仙台フィルさんありがてえ、、まじで。
ここのところ、仕事関係があらゆる意味で最悪で。
もう、この一年間は半世紀の人生のうちでも最凶なものだった。
数年前までなら、こういうときは週末に好きな女の子(女子中高生)に会いに行ってお話しして、という昇華の逃げ口があったのだが、その沼から足を洗った今、こうした現場体験は貴重な「現実を暫し忘れる」場なのだ。
ま、正直、演奏を聴いてる最中も現実世界のやなことが沢山頭のなかを駆け巡っていたのだけれども。
さて、ブルックナーの7番。
生で聴くのは2回目かな?
どうだろう。
学生時代に自分も演奏メンバーだったので、厳密には何度も目の前で聴いた音楽ではある。雨漏りのする練習場で。
改めて目で観て耳で聴くと、やはり発見が多い。
たとえば、これまでずっとホルンのパートだと思ってたところが実はワグナーチューバだったり、その逆だったり。
もうね、この曲はワグナーチューバ隊を観てるだけでも楽しいな。
この人たちの話も聞いてみたかったな。演奏会前のトークで。
このブルックナーの7番、フィナーレ楽章が軽いという評価をよく聞く。
その通り。
だが、それが良い。
跳ねるような旋律、幕引きが近いことをあからさまに感じさせる金管の咆哮。
なんかね、ブルックナーさんはこの交響曲をとっとと終わらせたかったんじゃないかな、とさえ思う。
あんなに一楽章二楽章とねっとり作り込んで、飽きちゃったのかな?とか。
もちろんそんなことはないのだろうけど、ガラッとスイッチ切り替えました的な畳み掛けが好きなのです。
そう、この曲のフィナーレは畳み掛けの音楽なのだ。
本日の演奏。
もういうことは無い。満足。
ブル7で何ヵ所かある聴きどころポイントでいちいち満足してた。
第二楽章のワーグナー葬送のワグナーチューバとホルンとか!ああ、堪らない。。
飯守さんの、暖かくも熱い語り口。
ありがとうございました。
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