「尾高忠明&N響のブル8」からブルックナーの音楽を考える。

2007年07月16日 01時30分35秒 | 巻七 ブルックナーが私に語ること
6月2日の演奏会の模様が、
二週間前のNHK教育で放送された。
それを、今晩観た。

尾高さんのブルックナー8番といえば、
5月に仙フィルを振ったもの
すっかり同じプログラム。

仙フィルとN響の違いなんて
知らないよそんなの。

---------- キリトリ -----------

ブルックナーの音楽について、
改めて考えた。

それはまるであたかも、
以下のような問答なのではないか。

アントン=ブルックナー
「1+1=2です。」
朱厚照
「そうですね。」
アントン=ブルックナー
「だから、1+1=2と言えるのです。」
朱厚照
「うん(?)、そうなんでしょうね。」
アントン=ブルックナー
「言ってみれば、1+1=2ということなのです。」
朱厚照
「…あ、ああ。そうですかね。」
アントン=ブルックナー
「結局のところ、1に1を加えれば2という答えがそこに存在し…」
朱厚照
「…。」

…こんな感じだ。
要は愚直なまでの繰り返しが多い、ということでもあるのだが。

でも、
聴いている我々が
どんだけ「1+1=2」であることを理解しているんだろう?
本当にその数式の意味を解っていると言えるのだろうか?

ブルックナーが好きだ、という話より、
ブルックナーは苦手だ、という話の方が
より多く目につく気がする。

まあたぶん、そういうことなのだろう。

ブルックナーの魅力を一言で言うと、
魅力を一言では語れないということでしょう。

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