山並陞一「語源でわかった!英単語記憶術」「語源の音で聞き取る!英語リスニング」

2012年03月30日 00時00分45秒 | 巻十六 読書感想
先日武田鉄矢のラジオ番組で取り上げていて激しく興味を持った。
この前は批判の矛先を向けたが別に全否定している訳ではない俺は鉄矢の愛聴者w
面白そうな話には食いつくのさ。

語源でわかった!英単語記憶術 (文春新書)
クリエーター情報なし
文藝春秋


語源の音で聴きとる! 英語のリスニング (文春新書)
クリエーター情報なし
文藝春秋


楽天社長が推薦とか、なんだかなあ的な帯。
しっかしこの本で本当にイギリス語(アングル語)が身につくものだろうか。
そう感じるのは、もともと俺にそんな学習意欲がないだけか。
たぶん、できる人にはできるのだろう。

俺は純粋に「学問的視点」で楽しめた。実利実学視点抜きという意味で。
出版社の「この本で英語を身につけよう」的思惑とは反対の立場でおすすめな本。


---------- キリトリ -----------

印欧祖語の響きが、現代イギリス語(アングル語)には埋め込まれている。
当然と言えば当然なのだが、
数多い実例が楽しい。

たとえば。

祖語のPENは、「とがった先」のイメージ。

そこから、
pen 筆
pain 痛み(とがった先で加える痛み)
pin 針
punish 罰を与える(とがった先で)
pennant 三角旗
penalty 罰金
peninsula (とがった)半島
pine 松(とがった針葉樹)
極めつけは、
penis …うん確かにとがってるね。俺のも君のもあなたのも。

こういう話が盛りだくさん。面白い。
語源マニアにはたまらんわw

ちなみに、この二冊は内容が結構重複している。
焼き直しとは言わないが。
後刊の方を読めば事足りるかも?

関連本としてはこういうのもあるでゲス。
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