フランツ=コンヴィチュニーの10番(きわめて不穏)

2012年06月13日 00時02分34秒 | 巻八 ショスタコーヴィチが私に語ること
録音のせいなのかなんなのか、
極めて不穏な空気が終始漂う。そう、不穏当。

フランツ=コンヴィチュニー&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の
ショスタコーヴィチ 交響曲第10番

なんかこう、
非合法な秘密集会にこそっと潜入し記録したかのような雰囲気だ。
別に、コンヴィチュニーが東独に生きた指揮者だから言う訳ではないが。

そして、第二楽章の変な焦燥感。
何かに追い立てられているような、
なにかこう形だけ取り繕って「はいはいこれでいいでそwwww」と焦って終わらしたような。
別に、コンヴィチュニーが共産主義(という名の全体主義)社会に生きた人物だから言うのではないが。

※誤解する勿れ。これらはいい意味での印象なり。


当然ながら、演者のいろんなアプローチで曲の印象はガラッと変わる。
ズシリと来るのとは違う、もちろん爽快感とも違う、
なんなんだろう、この灰色なやり切れなさは。
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