simは初めて観る。強烈な電子音の中に淡々とギターとドラムが絡む。通常ならギターが主張のある立場をとり、ドラムはこの種の音楽なら真っ先にはずされてしまうところであろう。
ところが、このバンドでは違う。ギターは、ソロなどを弾くことはほとんど無く淡々とし続けている。ギターで主張するためには強烈な電子音を下げるか、ギターを電子音よりさらに爆音で鳴らすしかない。それを避けるのは当然であろう。
しかし、ドラムは違う。全体として無機質な感じがする演奏の中、唯一人間味のあふれるリズムをかなで、時に歌っているようにも感じられる。ドラムだけが強烈な電子音の中でも爆音にならずに主張できる楽器かもしれない。
佳村萠さんは、どうかといえば、おそらく、いつもと変わらないように歌っている。しかし、この強烈な電子音の中では、リズムギターが淡々と音を刻むように重なり交じり合う。ボーカルというよりボイスで参加していると言ったほうがぴったりくる。
明かに「歌もの」ではない。
今日の進行はドラムの植村さん。佳村さんとは大友良英さんとの時にもいっしょにやっているが、その時の大友さんの日記に、彼(植村さん)は口が悪くて数々のバンドをクビになっているとあったが、それがうなずけるようなしゃべりで、なかなか面白かった。
ところが、このバンドでは違う。ギターは、ソロなどを弾くことはほとんど無く淡々とし続けている。ギターで主張するためには強烈な電子音を下げるか、ギターを電子音よりさらに爆音で鳴らすしかない。それを避けるのは当然であろう。
しかし、ドラムは違う。全体として無機質な感じがする演奏の中、唯一人間味のあふれるリズムをかなで、時に歌っているようにも感じられる。ドラムだけが強烈な電子音の中でも爆音にならずに主張できる楽器かもしれない。
佳村萠さんは、どうかといえば、おそらく、いつもと変わらないように歌っている。しかし、この強烈な電子音の中では、リズムギターが淡々と音を刻むように重なり交じり合う。ボーカルというよりボイスで参加していると言ったほうがぴったりくる。
明かに「歌もの」ではない。
今日の進行はドラムの植村さん。佳村さんとは大友良英さんとの時にもいっしょにやっているが、その時の大友さんの日記に、彼(植村さん)は口が悪くて数々のバンドをクビになっているとあったが、それがうなずけるようなしゃべりで、なかなか面白かった。