介護支援専門員実務者研修を終了しても、当然、すぐに、その仕事があるわけでもなく、
介護保険制度に関する情報も、小出し、小出しで、なおかつ「まだ、議決されていないので」と
まだまだ、雲をつかむ状態でした。
介護保険制度開始、1年前くらいだったでしょうか。
それでも、できるところから準備を始めようと、契約書や重要事項説明書などの作成を始めました。
どこかで「雛形」と出してくれている契約書を取り寄せ、読んでみました。
正直、???です。
私たち自身が契約社会に慣れていないこともありますが、
これを、そのまま使って、利用者さんたちに解ってもらえるか?と、
できるだけ、平易な言葉で、契約書や重要事項説明書を作り替えをしました。
もちろん、今までもサービスの導入に当たっては、
事業所のパンフレットや、料金表に基づき、事業の説明はしてきましたが、
この作業を通し、「契約に基づき」という意味や、
契約書や重要事項説明書を自分の言葉で説明することができるようになったと思います。
そうこうしながらも、少しずつ、介護保険制度の概要が分かってきます。
平成11年10月からは、いよいよ訪問調査が開始されました。
とにかく、65歳以上の方や、40歳以上のかたで、特定疾患に該当する方で、
これからサービスを必要とする方は、要介護認定を受けていただかなくてはなりません。
訪問看護をしながら、その説明をし、
申請代行して、訪問調査を行う・・・ということを、行い始めました。
当然、利用者さんには
「契約に基づくサービス」「支払いは1割負担。
今より、費用は高くなるが、サービスの量や質はよくなる」から、と言い続けました。
もちろん、「支払い額が増えるのは困る」とか「どうしての、認定を受けなくてはいけないのか」といった質問もうけながらも、
今ほどに、行政の説明責任を求めることはなかったように思います。
それは、何故なんでしょうね・・・。
もしかしたら、行政の方々も、「初めての制度」ということで、
当然、規制するもなく、一緒に物事をすすめていくことができていたからかもしれません。
介護保険制度についても、少しずつ、その概要が明らかになり、
特に、居宅介護支援事業所向けの会議が、毎月行われるようになりました。
今ほど、インターネットに頼っていた時代でもないので、
介護保険制度に関する情報は、この会議が頼りでした。
会議を主催してくださる側も、毎回のように、多くの資料を準備したくださり、説明もしてくださいました。
高齢者への措置制度や障害施策等で、サービスを多く利用している人の要介護度をシミュレーションして、
どのようにサービスをつなげていくのか、といったことも勉強しました。
ただ、当時なので、「目標指向型」とかといった考え方は、まだ浸透しておらず、
唯々、2000年3月31日までの生活と、2000年4月1日からの生活を、変化無く支えるためには・・・
という事ばかりを考えていたように思います。
さらに、私が活動している地域では、このころから、
自らも、介護保険制度を知り、利用者によいサービスを提供するためには、地域にある事業所が連携する必要があると、
早くから、連絡会を立ち上げてくださる仲間がいました。
そうして得られた情報を、事業所に持ち帰り、
せめて、自らが直接関与する「居宅介護支援事業」と「訪問看護」については、
その運営基準や告示を、一言一句漏らさないよう、何が書いてあるのか、ということの理解に努めました。
そして、予感したこと・・・
私たちの事業所が取り組んでいるようなことを、どれだけの事業所がおこなえているんだろうか?
介護保険制度開始に伴い、営利企業なども、サービスを提供できるようになるが、
対象となる多くは、収入が年金等で限られる高齢者。
労働年齢とはことなる人々を対象にすることがわかっているんだろうか?
そして、ケアマネ業務。
面接により、ニーズを明らかにして、プランを作成・・・。
MSWや訪問介護、訪問看護師、理学療法士、作業療法士はともかく、
薬剤師や歯科衛生士といった経験の人は、
いくら高齢者と接したことがあるといっても、
薬局や歯科医院に来てもらい、そこで話をする程度でしょ。
自宅に訪問したり、実際、寝たきりの人や、褥瘡って、
みたことはあるのかな・・・。
相当に大変なことになるぞ・・・密かに思いました。
介護保険制度に関する情報も、小出し、小出しで、なおかつ「まだ、議決されていないので」と
まだまだ、雲をつかむ状態でした。
介護保険制度開始、1年前くらいだったでしょうか。
それでも、できるところから準備を始めようと、契約書や重要事項説明書などの作成を始めました。
どこかで「雛形」と出してくれている契約書を取り寄せ、読んでみました。
正直、???です。
私たち自身が契約社会に慣れていないこともありますが、
これを、そのまま使って、利用者さんたちに解ってもらえるか?と、
できるだけ、平易な言葉で、契約書や重要事項説明書を作り替えをしました。
もちろん、今までもサービスの導入に当たっては、
事業所のパンフレットや、料金表に基づき、事業の説明はしてきましたが、
この作業を通し、「契約に基づき」という意味や、
契約書や重要事項説明書を自分の言葉で説明することができるようになったと思います。
そうこうしながらも、少しずつ、介護保険制度の概要が分かってきます。
平成11年10月からは、いよいよ訪問調査が開始されました。
とにかく、65歳以上の方や、40歳以上のかたで、特定疾患に該当する方で、
これからサービスを必要とする方は、要介護認定を受けていただかなくてはなりません。
訪問看護をしながら、その説明をし、
申請代行して、訪問調査を行う・・・ということを、行い始めました。
当然、利用者さんには
「契約に基づくサービス」「支払いは1割負担。
今より、費用は高くなるが、サービスの量や質はよくなる」から、と言い続けました。
もちろん、「支払い額が増えるのは困る」とか「どうしての、認定を受けなくてはいけないのか」といった質問もうけながらも、
今ほどに、行政の説明責任を求めることはなかったように思います。
それは、何故なんでしょうね・・・。
もしかしたら、行政の方々も、「初めての制度」ということで、
当然、規制するもなく、一緒に物事をすすめていくことができていたからかもしれません。
介護保険制度についても、少しずつ、その概要が明らかになり、
特に、居宅介護支援事業所向けの会議が、毎月行われるようになりました。
今ほど、インターネットに頼っていた時代でもないので、
介護保険制度に関する情報は、この会議が頼りでした。
会議を主催してくださる側も、毎回のように、多くの資料を準備したくださり、説明もしてくださいました。
高齢者への措置制度や障害施策等で、サービスを多く利用している人の要介護度をシミュレーションして、
どのようにサービスをつなげていくのか、といったことも勉強しました。
ただ、当時なので、「目標指向型」とかといった考え方は、まだ浸透しておらず、
唯々、2000年3月31日までの生活と、2000年4月1日からの生活を、変化無く支えるためには・・・
という事ばかりを考えていたように思います。
さらに、私が活動している地域では、このころから、
自らも、介護保険制度を知り、利用者によいサービスを提供するためには、地域にある事業所が連携する必要があると、
早くから、連絡会を立ち上げてくださる仲間がいました。
そうして得られた情報を、事業所に持ち帰り、
せめて、自らが直接関与する「居宅介護支援事業」と「訪問看護」については、
その運営基準や告示を、一言一句漏らさないよう、何が書いてあるのか、ということの理解に努めました。
そして、予感したこと・・・
私たちの事業所が取り組んでいるようなことを、どれだけの事業所がおこなえているんだろうか?
介護保険制度開始に伴い、営利企業なども、サービスを提供できるようになるが、
対象となる多くは、収入が年金等で限られる高齢者。
労働年齢とはことなる人々を対象にすることがわかっているんだろうか?
そして、ケアマネ業務。
面接により、ニーズを明らかにして、プランを作成・・・。
MSWや訪問介護、訪問看護師、理学療法士、作業療法士はともかく、
薬剤師や歯科衛生士といった経験の人は、
いくら高齢者と接したことがあるといっても、
薬局や歯科医院に来てもらい、そこで話をする程度でしょ。
自宅に訪問したり、実際、寝たきりの人や、褥瘡って、
みたことはあるのかな・・・。
相当に大変なことになるぞ・・・密かに思いました。
当時は、受験資格がなかったですが、施設に行政側から説明に来てました。大事なこととして、在宅に返すケヤプランを考えてくださいと。
自己紹介等で
「ケアマネ1期生・看護師出身」
というと、
同じケアマネ仲間から
驚かれることが
増えたような気がします。
心境は、複雑です