眼を開けば僕がいる。 **BNCTに夢を託して**

悪性脳腫瘍の妻との闘病生活を最新の治験療法(BNCT)や免疫療法の体験を交えて・・・。

ヘルシンキにて~その2

2009-01-07 07:55:49 | Boron Neutron Capture Therapy
2008/9/21
HUCHでの初診までは旅行気分です。
せっかくのヘルシンキを観光しない手はないとばかりに街中に出かけました。

昨日、車中から見て感激した石畳は私達を歓迎してはくれませんでした。
妻はここで初めて車いす酔い?を経験しました。
とにかく歩道も車道も全てが石畳なので車いすの逃げ場がないのです。
前輪が踊ってしまい、取っ手を持って押す手が痺れるくらいでした。
また歩道沿いに並ぶ店の入り口は3段程度の階段の上にあり車いすを拒絶しているかのようです。
1週間ほどの滞在で難儀をしている私達を見て手助けをしてくださったのは一人だけでした。
私の思い過ごしかもしれませんが街行く人の眼は私達に暖かくはなかったように思えました。

そして何よりトイレがないのです。(もちろん車いす用のですが)
見つけることができたのはヘルシンキ市街の中で3ヶ所だけでした。
しかも全て鍵がかかっていました。
そばのキオスクとかデパートの売り場に声をかけて開けてもらわないと入れません。
私達の漠然と北欧に対して持っていたイメージは粉々に砕け散りました。
このこともあって行動半径は著しく制限されてしまいました。

まあそれでも健康な若いカップルには素敵な街なんでしょうね。

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