[クッション上でぬくぬく@ちゃめ]
青色LED和解のニュース。
テレビで見ていて一番気になったのは「科学を目指す中学生たちの励みに云々」という言葉。テレビニュースではことごとく使っていたのに、新聞関係では扱われていない?
これで思い出したのは現役時代の落合博満である。一億二億三億と、高給取りの先頭を走る過程で必ずインタビューで喋っていたのが「プロ野球を目指す少年の励みに……」ではなかったかと思う。聞くたびに(他人のために金貰うわけではないだろうが)違和感を感じたものである。高給を貰うのは構わないのに、なんて言い訳がましい……と。
貧乏人の僕には「世間の僻み」を感じたことがないからだとは思うが、好きではない。
そして、今のアチコチに不釣合いな億プレイヤーがいる状態、になったわけでもある。
トヨタの奥田会長の「奇想天外な金額」はその通りでしょう。ただし、元の2万円の報奨金も別の意味で奇想天外。妥当な線ではないでしょうか?
会社がある、あった、継続してきたという意義。販路を確保する会社の力……それらを馬鹿にした要求額だと思いますからね。むしろ、そこまで不満があるのなら、自分で特許買い取って儲けを全て独占するようにしたら? と。
「そんなことしたら研究時間が」「自分は研究者であり」……そういう反論が返ってくるのではないかと思うが、だから、会社という組織があり、意義があるのではないか、と思うのである。
確かに発明した功績が大としても、それが全てだと思うのは傲慢だと思う。
なんにせよ、「個の突出」は組織を潰して、最終的に全てを台無しにしてしまうものだ。
毎日新聞
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/science/news/20050112k0000m040141000c.html