虎(黄にゃんこ)と馬と猫

競馬とタイガースと時たまねこのお話

利上げ~指数は異常を脱してからでしょ?

2007-02-19 10:23:53 | Weblog
ええー? PVページビューが四桁?
そしてIDは81。81人しか訪れていないのに一日で1414回もページが開かれた、と。
なんざんしょー?



さて。利上げがどーたらカンカンガクガクしている話。

消費の指数がどうした、こうした言っているけんどもな。
史上まれに見る低金利で異常な取引の温床となっている状態で、まずそれをいかに早くソフトに解消するか。例えば「金利を2%までは戻す」と決定。議論するのはそのスピード。そして、2%に戻してからその先を指数やなんやらでどう動かしていくのか改めて議論して決めていく。そういうのが正しい道筋だと思うのよ。

さっきのオープニングベルでも頭の良さそうなオッチャンが、昨年の会社員の収入を支えたのは実質的に株などの配当収入だけであるから、利上げしたらそこさえ吹き飛んで消費が回復するわけがない…とのたまっていたが。

ちゃんと自分で「賃金上昇は、この表にはありませんが増税があって本当はマイナスなんです」と言っているんだから、そこを突けよ。

政府は自分でサラリーマンに増税しておいて、消費が上がらないから金利を上げちゃだめじゃないかと、マッチポンプやってるってよぉ。


そもそも、今の事態というのは、銀行を助けてやるために払うべき利子をゴマかしてやって……いわば徳政令で一般の人間から金を巻き上げて銀行の利益に付け替えてやったわけだ。「利益の移転」とでもいうか、まあ国をあげた国をあげた粉飾決算だわな。



今の異常な事態というのは日本が0.25%とかいまだゼロといってもいい金利に留まっている一方、欧米で5%、国によってはそれ以上の金利をつけているという「金利差」から起こっている。
日本で借金して外国の通貨に替える、あるいは外国の債権を買う……それだけで4%からの利益が得られて投資家はウハウハだ……そういうこと。

言い換えれば「円を売る行為」が加速されるということだから「円安」になって、そうすると利益が押し上げられる日本の輸出企業はウハウハ

じゃあ、それを続けてもらった方がいいから、ちょっと献金多目にしちゃおうかな~。輸出企業はウハウハ


企業の能動的な献金とは違うが、給料に海外出張費に、国会運営費に、そして勝手に取られた中から出される……政党支援金だか援助金だか忘れたけど、政治家が貰っている金を一番出しているのは誰だと思ってんだ? ナメてんのか?    あ? 政党助成金か? どうでもいいけど。



異常な事態を恒常的かのように見せかける、思い込むことで起こる高揚相場。それは形を変えたバブルに他ならない。
そういうのは、目先の株価だとかには目を瞑って、まず是正するのが当然。
正常な状態に戻ったところで、改めて株価が騰がるような「優良さ」でなければ、本当の「優良企業」だなんて言えなかろう? ただの偽り。
誰かの得意な言葉であったじゃない「痛みを伴う」ってやつだよ。
といっても、今なら体力を戻している分、「やれる」んだから、いい時に改革しておかないと、今度の悪い時に「打つ手」がなくなっちゃう。

当たり前のことだ。目先、自分の前に積まれる札束のことしか分からない音痴が政治やっているから、当たり前のことも理屈こねて阻止しようとか考え出す。

今はなんとなく株価も騰がって税収も増えて、おかげで献金も増えて……なんとなくイイジャン。
より大きな反動は後ろに付回し。その時責任取らせられなければいいや。
最終的に家計の貯蓄から尻拭いでいいでしょ?


いい加減にして下さい。