虎(黄にゃんこ)と馬と猫

競馬とタイガースと時たまねこのお話

東芝府中が優勝 マイクロソフト杯

2007-02-04 20:08:21 | ラグビー
東芝府中14x-13サントリー

東京に辿り着いたのが13時44分。試合開始が14時。強行軍ではあるが、今シーズンはまだ秩父宮に行っていないし、なにより先週の接戦を見に行かなかったのが悔やまれる…というわけで突撃。
普段、少なからず「ラグビーファンとして一つでも席を埋めなければ」、というプチ使命感を持って行くのだが、いや、今日はとんでもなかった。
会場に着いた時には当然すでに試合が始まっているから、道中の売店の弁当が売り切れていても、指定席が完売でも気にしなかったが…スタンドに入って驚愕。
先に更新したように満員。写真の通り、普段はポツポツとしか人のいない、角度的に見づらい四隅も、電光掲示板の下も……いっぱい!
僕が先週の試合に触発されたように、また久しぶりに「どちらが勝ってもおかしくない決勝カード」ということで、たくさんの人が動いたのだろう。
余談だが、今日ばかりは沿道の売店も「売り逃がし」を悔やんだのではないか?


正直、ラグビーを現場に見に行くようになって(僕は大学はほとんど見ないから)初めてである。最終的に手前のゴールライン延長線上の最上部まで登って立ち見となったのだが、席に困ってこんなに嬉しかったことはない。

試合の方も、反則、暴力行為、シンビンなどがあり、審判のさばきかたに不満はあったものの…最後のワンプレーで東芝府中が逆転。いわばサヨナラ勝利を挙げて満足できるものだった。会場に詰め掛けた人も、途中ディフェンシブな展開で、サントリーがPGで逃げ切りか? というところから最後の大盛り上がり。面白かったのではないだろうか?
惜しむらくは、地上波生放送がなく、深夜に「あの」朝日放送が録画中継するだけ、ということだが。

しかし、現場で上から見ていると東芝の逆転が必然に見えたのも確か。
侍バツベイがシンビンで10分間退場となった時点のゴール前レッドゾーンから、徐々に自陣浅く、中央、敵陣と盛り返し……逆に言えばサントリーがプレッシャーに耐え切れずに徐々に後退していき……結末に繋がった。後半は東芝自陣のゴールラインで見ていたわけだが、戦場が目の前から段々と遠くに去っていき、行ったり来たりではなく、戻ってこなかった。
 文字通り「逆転は時間の問題」という印象で、その時間の前に試合終了となるかどうか……だった。

サントリーも「倒れない」東芝の選手をタックルできっちり倒して大きな前進を阻んでいたのは見事だったが、自分たちも最初のトライ(アナウンスしか聞いていない)以降は有効な突破手段がなかった。たぶん、日本選手権の決勝もこのカード? 果たしてどうしてくるかな、清宮監督。

東芝府中、おめでとう。

オヤジたちの野次も元気だったし……いや面白かった。