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メークドラマ報道とマスコミの姿勢

2005-07-11 06:27:22 | タイガース(プロ野球)
[そこに立ってると気になるんだけど]

七月半ばの時期、讀賣ジャイアンツが首位と11.5ゲーム差。
そして、明日から札幌での公式戦が始まる……

今年もマスコミが「メークドラマの再現」と騒ぎ出す時期だ。
今の雰囲気では「連呼」とまではいかないだろうが……どうして今年まだ一度も貯金を作れていないチームが、2位3位のチームを差し置いて優勝を取り沙汰されないといけないのか?

ちなみに今のセリーグの状況は
阪神+18>>>>>>>>中日+2>>ヤクルト-1>横浜-3>讀賣-5>>>>広島-12
(>は1ゲーム差、>は0.5ゲーム差)
11.5ゲーム差が逆転できるんだから(もちろん可能性はある)、その3倍讀賣が最下位になる可能性がある、と言いたいわけですね?  こう反論してやりたくなる。


ここで三段論法的に考えると
1)各テレビ局は今年も高い放映権料を払って巨人戦を「買っている」

2)放映する時には、巨人が優勝争いして巨人ファンが見て視聴率を稼いで「欲しい」

3)状況が厳しいならば、巨人ファンその他を騙してでも試合を見させないと「いけない」


結)ならば、逆転優勝の可能性が十分あるような構成を「でっちあげて」しまおう 


すでに「報道」という姿勢を逸脱して、自社の金銭的あるいは営業成績的な「都合」という論理によって動き、しかも長年にわたる慣習でそれが定着してしまっている、ということになる。



「野球ファン」のこちらとして望むのは

「阪神が大きく差をつけて独走態勢に入りました。が、阪神の不安点はこれこれです(リリーフ酷使、死のロードなど)」
「過去にジャイアンツのメークミラクル、近鉄の大逆転優勝、西鉄の大逆転優勝などがありました」
「例えば96年のジャイアンツではマリオという投手の加入により抑えが安定し、その他の投手陣の充実により云々」
「さて、今年のセ・リーグ各チームで逆転の可能性を秘めているのは…これだけの戦力があり、この条件を満たしている○○ではないでしょうか」

こんな形の、根拠と説得力のある「検証」である。
科学的姿勢のないマスコミ……存在価値があるのか? 問うてみたい。


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