老眼になった君

先日の、うどん屋さんでのことです。
ひとあし先に食べ終わったツレが、「これ、知ってる？」　と訊きながら、
店に置いてある週刊誌を開いて手渡してきました。
そこには「老眼になった君へ」という歌詞が書かれていました。
著名な作詞家が奥さまにあてたものに曲が付き、音源化されたものが
話題になっている、との記事でした。
歌詞を読んだとたんに、涙がにじんでこまりました(店内でしたので)。
どんな曲が付いているのかなと、ネットで検索してみましたら、
「トイレの神様、の二番煎じ？」みたいな書き込みがあって、
ああ、若いひとなのだなあ、と思ってしまったのです。
いれものは歳をかさねていっても、なかみはちっともかわらないと、そう
思っていたけれど、すこしずつ変わってきているのかもしれませんね。
その書き込みを見て、そんなことを思いました。

クリスマスの記憶

こどもの頃、我が家でもツリーを飾っていました。オーナメントは
赤、青、白(？)　のモールで出来ている　おじいさん(赤いひとは
サンタさんでしたが、ほかのひとはナゾ)　が、おきにいりでした。
ツリーには、真綿の雪をのせました。
ケーキと、チキンを食べました。
プレゼントは、赤い長靴にはいったお菓子、と決まっていました。
高価なプレゼントは　もらったことがなかったけれど、それでも
クリスマスは特別な日。

いつからツリーを飾らなくなったのかな。
しまうときは、これが最後だなんてちっとも思ってなかったのに。
昭和のにおいのする、あのツリー。
あたりまえだった、あのだんらん。
もういちど、こどもにもどりたいとは思わないけれど、
いちにちだけ、タイムスリップしてみたい。
クリスマスイブの夜に。

カヤネズミさんのいえ

里山を歩いていましたら、カヤネズミさんのすみかをついに
見つけてしまいました。なんというかわいらしさでしょう！

…うそです。ときどき出かけている自然公園のセンターに、
展示されていたものです。葦刈りをしたときに　見つかった
もので、巣は　ほんものだそうです。あまりのかわいらしさ
に撮影させていただきました。
日本で、いちばんちいさなねずみさん、とのことです。

雉に、思う

日曜日の午後に、林で出合った雉さんです。ちょうどひかりが入って、とても
雉の美しさがきわだっていました(トリミングなしです)。

こどもの頃、生家の近くにも　林があり、禁猟区にもかかわらず、ハンターが
猟犬を連れて、出入りしていました。
ハンターが打つ鉄砲の薬莢が、生家の屋根に飛んできたことがありましたし、
学校からの帰り道に、猟犬と見詰め合ったかたちで立ち往生をしたこともあり
ます(この時は、母が迎えに出てくれて、ことなきをえました)。
こどもの頃は、とくに鳥に興味もありませんし、雉を見た記憶もないのですが、
いまにして思えば、雉もとんだ迷惑を被っていたのですね。
おとなになってから、生家の近くで、のんびりとすごす雉を見かけたことがあり、
いのちをつなげられていてよかったね、と声をかけたくなりました。
昭和は、おおらかでのんびりしていた反面、なあなあがまかり通っていた時代
でもあったように思います。

イカル

日曜日の朝、「鳥が好き」で触れました　イカルの画像を撮ることが
できました。四季を通して見ることのできる鳥のはずですが、群れで
移動しているからか、出合うことはあまり多くはないように思います。
この日は、15～16羽 ほどいたでしょうか。
くちばしが立派なので、大きい鳥のような気がしますが、意外にも、
ヒヨドリの方が大きいのです。
凛々しい感じのこの鳥は、キヨスクのマークのモデルさんです。
(初めて、トリミングをしてみました)