どんぐりうさぎのタンポポ野原

自作の陶芸作品を見てほしくて始めたブログですが、いつのまにか
野鳥と小さな翅の友達とお花のブログになりました★

優しい音楽 / 瀬尾まいこ★ 読みました♪

2022-01-07 12:09:04 | 本のこと

梅雨籠りのための本を探してお出かけ。 

帯で、大好きな「ちゅらさん」

「ひよっこ」 脚本家の岡田さんが

大絶賛されていたので

間違いない!と思い購入しました。 

表題作を含め短編が3つ入っています。 

3作とも、ちょっと…かなり 

ありえない設定の出会い方をする

お話なのですが、読みすすめるうちに 

納得させられてしまうのでした。 

表題作では、謎が解けて  

読み直す楽しみもありました。 


出会って影響を受けあって 

面倒なこともあるけれど それでも、

ちょっと違う前向きな

明日になってゆくのだなあ…と 

読後は爽やかな気持ちになる一冊でした。

*お気に入りのコーヒーと 

写してみました



2019年7月4日に
アップした記事ですが
今夜 (テレビ東京 7時55分~) 
ドラマ化されることがわかり
再アップいたしました(^o^)/

カンパニー / 伊吹有喜 を読みました。

2021-01-10 22:00:14 | 本のこと


47歳の会社員の男性が
畑違いの職場・バレエ団へと出向となり
バレエの舞台公演を成功させるまでの
半年間の物語です。

バレエのことは全く分からない私ですが
魅力的な登場人物達と物語に引き込まれ
いっきに読み終えました。

最初、主人公は左遷かと思われたのですが
ラストには思いもしなかった未来が
待っているのです!

私がこの小説を手にしたのは
この作家さんの紡ぎだす温かな世界が
好きだからです。
読後は、爽やかな気持ちになる物語でした。
おすすめの一冊です★


★この記事は
2019年8月8日に
アップしたものですが
今晩から NHK BS で
ドラマが始まりますので
再アップしてみました(^o^)

お誕生会クロニクル /古内一絵 を読みました★

2020-12-15 06:35:24 | 本のこと


大好きな 「マカン・マラン」シリーズの
作家さんである
古内一絵さんの新刊とあらば
読まないわけにはいきません…

小学生の女の子 小学校の先生 会社員
主婦 認知症の母を介護する女性…たちの
お誕生会をめぐる7編が収録されています

時を経てから知る真実や気づき
自分を肯定してもらえる嬉しさ
必ずしもハッピーな
お誕生日会ばかりではないけれど
一歩前へ 応援歌みたいな一冊です

ひとり残らず 誰もが
唯一無二の存在なんですよね
当たり前のことだけれど
忘れてしまいがちなことだと思います

遥かの小学生の時の自分の
誕生会のことを思い出したりもしました
普段は口うるさい母が
楽しそうに友達に配るプチお土産まで
用意してくれて
ありがたいことだったのだなあ…と
気づかされたり…

コロナ禍では
帰省も躊躇してしまうけれど
今度帰省できたら きちんと
感謝の言葉を述べよう…

流されてしまいがちな日々だけれど
ちょっとは自分のことを自分で
愛しんであげなくてはと思いました

*写真のくまちゃんは
誕生日プレゼントに
友人から頂いたものです🎵

海神の島 / 池上永一 を読みました。

2020-12-11 06:44:39 | 本のこと


海神(わだつみ)の島

分厚いほど嬉しくなる
池上永一ワールド★
今回も活気に溢れていました!

やり手の銀座のクラブママ
有能な水中考古学者
芸能界を二度 追放された地下アイドル
…の ぶっ飛びすぎ3姉妹が
足を引っ張り合いながらも
大好きなオバァの遺産相続人になるべく
海神の秘宝を巡り
周りを巻き込んで大暴れする
エンタメ冒険小説\(^o^)/
ラスト、ドタバタの向こうには壮大な浪漫が!

3日で読破しました
家族も 職場に持って行き
昼休みを使って 3日で読みきりました

池上永一作品では「風車祭」(カジマヤー)
NHK の連続ドラマや 映画化もされた
「テンペスト」がお気に入りで
2011年の舞台がまた素晴らしく
その感動を忘れることができません
…が 当時はまだブログを始める前でしたので
このことについては 初めて記しています
いずれも沖縄の壮大な物語です(^o^)


★明日は小鳥さんです(^-^)v

やわらかい砂のうえ / 寺地はるな を読みました。

2020-11-14 06:38:44 | 本のこと


「やわらかい砂のうえ」とは
心もとない気持ちを表した言葉です

24歳独身の女性が主人公
税理士事務所で補助の仕事の他
ひょんなことから
オーダードレスを作る会社で
お手伝いをすることになるのですが…

この主人公が めんどくさい性格で
読んでいて嫌になり
途中で読むのをやめようかと思いつつ
好きな作家さんの小説なので読み続けました

主人公には
「めんどくさくない子って要するに
扱いやすい子ってことやからね」
扱いやすい子になる必要ないって、と
断言してくれる友人ができて
物語の終盤では
鳥取砂丘を歩きながら
主人公はこんなことを思っています

人はひとりでは生きていけない、
なんて言うけど、
誰かと手を繋いでいたら
転んでしまう時だってあるんだと知った。
ためらいなく繋いだ手を離せるように、
隣を歩いている人を信じる。
自分の足でしっかり立つ。
そのことを、忘れないでいよう。


この文章を目にして
ああ読み続けてよかったと思いました