振袖への思い

成人の日ですね。わたしが成人式に参加したのは、むかしのことになりました。
そのころは、振袖を借りるひとも多かったです。わたしも親には、そうするように
言われました。そんななか、好きだった絵本画家、味戸ケイコさんの イメージの
反物が発売されることを知り展示会に出かけたところ、どうしても欲しくなり購入
してしました。当時はアパートでの自炊生活で余裕などなく 月1万円のローンで
した。後にも先にも、わたしにとって一番高価な買い物となったのでした。　 この
振袖は、友人の結婚披露宴などで何度か楽しみました。いまは文字通り箪笥の
こやし、ですが、記憶とともにあるたいせつな、こやしです。
画像は、わたしが高校生のときに、初めて購入した味戸さんの画集です。