しばらくぶりに
妻とショッピングセンターに出かけた
ペットボトルのお茶を持って
水分補給しながら見て歩いた
休憩したいと言うので
タリーズコーヒーのお店に入った
お店を出てから暫くして
「私はペットボトルのお茶飲み切っちゃった。」
と妻が空のボトルを見せる
あれ?
私の飲み物はどこへ行ったのだ?
いつの間にか手ぶらで歩いている
「まだ100ccくらい残っていたのだが、どこへ行ってしまったのだろう?」
「覚えてないの?」と妻は言う
「う~ん・・・確かタリーズのレジで会計した時までは持っていたような気がするなあ。」
置いてきちゃったのかなあ
いかんなあ。
そうして
車に戻って
後ろに荷物など入れていると
「あれ!」と言う
「どうした?」
「バッグの中から飲み物が出てきた!」
「え~。どういうこと?」
・・・
記憶を遡っていくと
そうだ!会計するときペットボトルが邪魔なので
妻に持ってもらって会計をしたのだった
その後
飲み物とおやつの載ったお盆を受け取り
席まで運び
食べたあと手ぶらで店を出たのであった
妻が飲み切ったペットボトルは
私のものであったのだ
妻は自分の物はバッグに入れていたのでありました
「覚えてないの?」と言う妻こそ
人のペットボトルを飲み切った犯人だったのであります
灰色の脳細胞のポワロさんのように
顛末が明らかになったところで
帰路についたのでありました
めでたしめでたし