どんがばちょ

日常の出来事を鋭い視点、オモロい切り口で綴っていく、オヤジのブログ

大麻

2009年09月08日 | エッセイ
「大麻」について考えてみた。

押尾学や酒井法子など芸能界の覚せい剤汚染が問題になっています。

ニュースを見たり調べたりするほど、その恐ろしさにびっくりしてしまいます。

そんな中、大麻(マリファナ)という麻薬についてちょっとした疑問がありました。

覚せい剤と違い、大麻は、合法化せよとか、害がないとか、外国では合法な国も多いとか、そういった主張が多いのだ。

今の日本では、取締りの対象になっていますが、果たしてどうなんでしょうか?

確かに、精神依存も肉体依存もかなり少なく、害の程度ではタバコよりも低いという見方もできる。

そのため、大麻合法化の運動をしている団体まであるというのだ。

わたしは別に違法なものを支持しようとしているわけではない。

ただ、何故日本ではこういった害の少ないものが取り締まりの対象になっているのかに興味が湧いたのだ。

そもそも麻薬は、化学合成で作られるものも今は多いが、もともとは自然界に存在する植物からその薬効成分を見つけ出されたものだ。

他にも、芥子(アヘン、ヘロイン)や、コカ(コカイン)などがそうだ。

もちろんタバコもそうだ。

アルコールも陶酔成分の一種である。

昔から薬としてや、嗜好品、儀式に用いるなどとして産地では使われてきた。

多くはその地域や国で蔓延し、その害の部分にスポットが当たってから、法規制の動きが出るというルートを辿っている。

だから「昔はOKだったじゃないか!」という理屈はもちろん成り立たない。

かつては大麻も、国が奨励して麻を作るために植えたことがあった。

その名残か、麻は生命力が旺盛なので、その辺の河原や街中でも自生している場合がある。

先日大阪の路地裏をたまたま歩いていたら、路側に生えていてびっくりした。

だから自分で栽培したり、自生する大麻を取りにいったり・・・ということが後を絶たないらしい。

害についても実際覚せい剤などのようにそれが原因でおかしくなったという話も殆ど聞かない。

もちろん直接原因で死亡した例もないそうだ。

むしろ酒の方が危険という見方もできる。

では何故日本では取り締まっているのか?

逆に何故オランダなどでは合法なのか?

オランダでは他の麻薬の汚染がひどくて、大麻を合法化して他の麻薬への汚染を食い止めようという意図もあるようだ。

これは例えていうなら、売春禁止法が出来た後も、性犯罪や違法風俗は後を絶たないが、この程度で済んでいるのはソープランドという合法な(実質)売春があるから、という話に似ている。

日本は「他の麻薬への入口になる」ゲートウェイドラッグということで違法としているが、結局大麻のみならず各種麻薬から直接はいっているひとも多いようだ。

もし今大麻を合法化したとしよう。

簡単に種子が手に入り、その辺の空き地で素人が栽培できるとすれば・・・

国が税金をかけることもできないだろう。

それよりもタバコや酒に依存させておいて安定的な税収を取り続けるという方がいいのかもしれない。

大麻が合法化されさほど依存性がないとなればタバコ常習者は大麻に流れるかもしれない。

そうすれば国も慌てるだろう。

今更「実は害があまりないんです」とはいえない状態になってしまっているのだろうというのが憶測ですが、どうか。

最近タバコの害がクローズアップされ喫煙者は減っているが、何故売るのをやめないのか?

それどころかかつては国が売っていたわけだ。

どうやらこのあたりにカラクリがありそうですね。

あ、何度も言いますが、日本では大麻は違法なので、外国通の方!!その思想にかぶれて自分勝手な論理で日本でやったらだめですよ!

悪法も法なり という言葉がありますように、現時点では自分が前科者になりますよ!(藁)



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