活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

さくら紀行2 天竜二俣駅で

2012-04-11 12:15:15 | 活版印刷のふるさと紀行
 神田川大曲塾でお隣り大井川鉄道めぐりを楽しんだことがありますが、せっかく
ご当地に来たのだから「天浜線」、天竜浜名湖鉄道をのぞいてみよう、のぞくだけなら
抜けがけにもなるまいと、天竜二俣駅へ。

 まず目に飛び込んだのが駅前の見事な桜の木、桜の並木もいいけれど1本、それも、
あるべきところに1本というのはおおいに結構なものです。
 さて、この駅では有形文化財の「転車台」や「扇形車庫」が有名ですが、見学できる
曜日と時間が決められているので、花見ついでのフラチな人はダメ。

 やむなく駅舎と上り線の上屋とプラットホームが有形文化財だとか地域遺産だとか聞
いたので一通り拝見することにしました。ベンチでゆっくりお昼寝タイムの人もいるの
んびりムード。駅舎の中にホームラン軒なるレストラン発見。ラーメンと餃子と天浜線
の電車のラベルを貼った純米酒「花の舞」で小憩。もちろん、花見酒のつもり。

 駅舎の横に国鉄時代の遺物「腕木式信号機」がありました。そして、折から入って来た
下り電車で天竜川や沿線の桜の目を奪われながら浜名湖目前の西気賀まで乗車。電車その
ものがピカピカの新車でノスタルジックな天浜線にはそぐわないのが残念。
 そういえば森の石松さんもこの沿線の生まれでしたっけ。


 
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さくら紀行1 花より団子、法多山(はったさん)

2012-04-11 11:08:05 | 活版印刷のふるさと紀行
 ようやく桜が咲き始めて人並みに花見ツアーをしました。その報告をいたします。
 
 最初に訪ねたのは新幹線を静岡で降りて、袋井へ。 目指したのは法多山尊永寺。
お膝元ですから今川家の庇護を受けた真言宗の古刹、725年に行基によって建立された
といい、御本尊は正観世音菩薩です。

 ところで、ここは桜でも有名ですが、名高いのは「厄除けだんご」。
 これぞ、まさしく《花より団子》ではありませんか。参詣をすませたあと、だんごの
店に駆けつけたのは当然ですが、それがスンナリ直行とは行きませんでした。
 というのは、満開の桜を見ながら参道を行く往路はいい気持ちでしたが、本堂に到着する
までに、ながーい石段が待ち構えていたのです。息をはずませながら参拝というかっこうに
なりました。参拝をすませ、復路は「下山道」の矢印をたよりに下りていきます。どうやら
お参りせずにはだんご屋さんには行けないルートづくりがされているようでした。

 さて、お楽しみのために現物写真はお見せしませんが、だんごはこうです。
 1つが4本の串に米粉の白いだんごが刺されていて、たっぷり、あんこがまぶしてあり、
2つセットで200円也。あまさも上品でほどほど。これぞ将軍家命名の有難い厄除けの
「くし団子」と納得の味でした。ラッキーにもさくらの香りのする新種の開発中とかで、
アンケート付きで新製品を試食させてもらい、甘党としてはイタク満足でありました。
まさに花より団子でありました。
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