いま世界はうなだれている(54)折角を、ちぎって。
ありゃ、そりゃ、つまり。生きている限りふたりはいつもいっしょということですね。 (こ...
青いイルカの夢(44)
空飛ぶゾウと仲良くなった深海の青が耳のピアスでゆれていたはい、お好きな耳で。空の飛び...
ゆらぐかけらShakenFragments(29)木洩れ日
木洩れ日のゆらぐかけらが音韻のなかたとえばマリンブルーのはじめまして ぎゃっ、ぎゃっ...
つらなりのほつれ fray of sequence(24)受難を、バラ巻く。
バラの精油をもってきた、調香師の頭に受難がひかえめに実をつけて。 ハーブ園を迂回して...
ゆらぐかけらShakenFragments(25)メランピーマン
メランコリーのゆらぐかけらがピーマン内部の空洞をかろうじて耐えている人々 ちょっとの...
つらなりのほつれ fray of sequence(25)孫武庭園
春秋をふるわせる弦は心地良いけど、 きょうの焙煎、ちょっと深すぎるかも。 斉国の若い作曲家が古箏を弾いている。冷たい空気が和音を変調させるんだ、そう言いながら円卓に座ってい...
つらなりのほつれ fray of sequence(26)事実を脱いで①
そんなん、あかん。の裏がわで脱ぎ棄てられた事実が、うざい。 トマト園にある日とつぜん...
詩育日誌07.20水の歩き方
小川が聞こえる森のギャラリーを抱いてうつくしい歩き方褒めたつもりだれも信じられないこ...
青いイルカの夢(45)フェリーボートに帰る雨
その機械スクール水着よく似合ってる長い旅をしてきた口が偽造ことばをはき出そうとしてい...
つらなりのほつれ fray of sequence(27)ヴェネツィアが事実を脱いで②
強く叩いたら強くこころを打つ、 とは限らへん。 もっとよく見てほしい、シールを剥して...