馬屋記ーヤギとクリの詩育日誌

青いイルカの夢(44)

空飛ぶゾウと仲良くなった
深海の青が
耳のピアスでゆれていた
はい、お好きな耳で。
空の飛び方を教わった
下書きをばたばた寝不足が
飛行する
イルカはやっとゴム動力のプロペラで
散文に着地した
それにしてもひどい接続詞だ
どんな出会いにも別れはある足元で小さく見える港街にも
さよならを言うにはいい日よりだ
ありがとうは
しっかりと、美しく。
つぶらな眼を見て
音節をひとつひとつちゃんと発音して
それから人生に
かるく会釈した
だれにも気づかれないように


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