
いま世界はうなだれている(37)「 」のなかに
(このニンゲンは「 」、というロシアの言いぶんには 黙っているむじゃきに、信じる。声...

詩育日誌03.13どしたん?
店にはいるとL字カウンターがある満席の背中をすりぬけて階段まで行こうとするとどちらへ...

青いイルカの夢㉛眼の戸惑い
眼のまんなかにトンネルの入り口がきているその向こう肉眼では見えない浜辺があるしめ縄が...

詩育日誌03.15雨顔
ほんのすこしの希望をつたい雨が顔に落ちている双眼鏡で住んでいた街を見ている寒い春がク...

ゆらぐかけらShakenFragments㉓霞
靄のゆらぐかけらがぼうぼう愁いを含んだ微粒子が揺れる 雨かんむりのしたにある謁は「ま...

青いイルカの夢㉜眼のクジラ
忘れてしまわないためにわかれた船のあとを追いかけてクジラが立つ眼がしらあつくなって嘆...

つらなりのほつれfray of sequence①ミモザMimosa
わるい子どもが 進化して帰ってくる 理由などない。どうして。あるものは在る。ミモザは...

詩育日誌03.18声の高さで咲く桜
ぎりぎりで、なんとか耐えている耐えるということわかってもらいたいこわくて原子がふるえ...

いま世界はうなだれている㊳チキチキチキータ
まぶたから離れないノースリーブのものうさが原っぱで逆あがりして (ペットを文法的に飼...

詩育日誌03.20大好き
あんた大好きがちょっとおそろしげに石の声でいったど、どうして?やわらかい問いに戸惑い...