馬屋記ーヤギとクリの詩育日誌

詩育日誌03.15雨顔

ほんのすこしの
希望をつたい
雨が顔に落ちている
双眼鏡で
住んでいた街を見ている
寒い春が
クシャミする
唇が上下に動いて
つぶやく前に
手を口にやった
当たり前でないことが
当たり前になっている
長い時間が
透けている原っぱに
花が咲いている
ありゃ、虹が立っとる。
わかったぞ
どうしても言いたいこと
言おうとしている
あるかないかの
再会をつたい
顔が雨に落ちている


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