馬屋記ーヤギとクリの詩育日誌

南フランス田舎紀行(13)岩山の上の鷲巣城塞都市コルド・シュル・シエル Cordes-sur-Ciel


オクシタ二ア地方のタルヌ県の国道122号線 la route nationale 122 を
トゥールーズから北に車で1時間15分ほど、
コルド・シュル・シエルCordes-sur-Ciel まで走った。

この城塞都市は、オック語ではコルダス・ダルビゲス Còrdas d’Albigés。
1993年まではただコルドと呼ばれていた。
よそのコルドと区別するために「空の上の」という意味の sur ciel を付けて呼ぶようになった。


城塞都市の下の広場でマルシェが開かれていた。


13世紀に築かれた都市の入口「ヴァンクールの門」Porte de Vainqueur.


1222年、トゥールーズ伯爵レイモン7世 le comte Raymond VII de Toulousegaが
バスティッド Bastide と呼ばれる要塞を、カタリ派擁護のために岩山の上に築いた。



すり減った石畳の坂。
アルビジョワ十字軍の総大将シモン・ドゥ・モンフォールによって建物は破壊されたが、石畳はのこった。
Lors de la croisade des Albigeois, Saint-Marcel est incendié par les croisés de Simon IV de Montfort.


家々の窓にカタリ十字の旗。


古い木造家屋の中庭から。


城塞都市から田園風景を見る。
アルベール・カミュは1950年代にこの村を訪れて、
「悔恨ですらも、コルドではすべて美しい」
« À Cordes, tout est beau, même le regret »
と言ったそうだ。



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