忘れてしまわないためにわかれた船のあとを追いかけてクジラが立つ眼がしらあつくなって嘆いている空に高さがある青めいた水晶体はきれいに想いを潤ませると横なぐりに思っていたがじつは雲がとても痒くて痒くて眼もとにうす笑いを置きざりにしてきたとクジラが言う笑ってしまわないためにとにかく目じりだけわかれたひとのあとを追いかけていつも半眼ゆるめクジラを泳がせているほんとは泣いてしまわないために