馬屋記ーヤギとクリの詩育日誌

いま世界はうなだれている㊳チキチキチキータ

まぶたから離れない
ノースリーブの
ものうさが
原っぱで逆あがりして

(ペットを文法的に飼育してぬくもりにとじこめる

甘い香り、心地いい。
名前を呼ぶ
お母さんのふりしたお父さんが
春をつれてきた

(いっしょにいることそれ以外なにを求めているのだろう

好きになることを
あきらめない
あの派手なひと、だれ?
ヒョウ柄着てる

(単身赴任のお父さんがしみじみ歌う卒業ソングは

遅刻して
小さい chiquito の女性形
小さく気まずい
待ち合わせの
心配が

(夢でケンカした子とプレスリーをはもっている

チキチキチキータ
くっつくを
あきらめない

(つづく)


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