馬屋記ーヤギとクリの詩育日誌

詩育日誌11.11青いイルカの夢⑧閑谷の時雨

時雨ということば
よく知ってる
閑谷の
イルカのたましいは
はかない
強い雨あしで
線香が燃えているようにみえる
潜水艦の窓から
悲しみで
宇宙があふれてきた
やあ、久しぶり。
子供のころの友だちが
研修所アトリエで
江戸の花崗岩を彫っている
石工、と呼んでくれ。
それにしても
しみじみと、雨。
ひとつひとつに耳をすます
かたちに
神経の色をつける
桧の木
をライトアップする町の
過去から
今日の背なかに
時雨が降ってくる


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