【blog文学投稿300回目です。旅、骨董、日記とかぜんぜん進まんなあ。まっ、いっか。今できること、やっとこう。】
二両編成の
ディーゼル車では
結び目が大切だ
目がつく駅、なんで?
うわさどおり
待ち合わせが
花粉にやられている
「出目」は
予土線にある駅だから
夕燕で
いちにちの終わる
といってもいのちは終わらない
「我にはあすのあてはなき」
一茶だ
花粉症がひどかった
という説が
ローカル線を降りる
軽油くさい風が
改札を出ると
花の待合室
いちめん黄色
やっぱり、くしゃみ。
その上に寝ころんでいると
待っていた海
あいまいに
おそかったな
もともとあてになどしていなかった
それ、ちょっと。
どうなん?
飛びかたは剣
でも自在
海の燕が
季節の結び目を曲げている