馬屋記ーヤギとクリの詩育日誌

詩育日誌07.07泪涸れシャンペンはじけて天の川

ワシの顔見て
川を横っ跳びでこえてくる
おはよう、と言うと
少し間があいて
むびぃ、むびい。
そのしわがれた
間のなかで
嬉しくてたまらないから
ダンスする
2人手をつないで
すり寄って舐めまわす
たいせつなことは
いましかできない
それが分かっているから
歯車を一つずつ
先に回して
ゆっくりと
しかし手際よく
カチッと
7月7日にはめるのだ

ここだよ、ほら。
ちょうど見えている
2階の左側
ここはもと置屋で
遊女がいた部屋を改装していたから
夜になると
女のすすり泣く声が聞こえるのだけど
七夕の夜は
聞こえない
7年住んだけど7回とも
そりゃ、よかった。
会いたい人にそんなに会えて
シャンペンで乾杯!


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