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馬屋記ーヤギとクリの詩育日誌

つらなりのほつれfray of sequence(12)瞳に立つ虹

虹がふる、
瞳のなかで雨市が立つ。

その虹は悲しんでいないのだが空想の雨に吸いこまれる。空穴。この穴はまるで空に開けられた瞳である。空洞がウインクする隙間がいつのまにか五段活用して感情の裏がわを記録する。ワタシは、ハカナイがカナシイ。そのように屈折したメッセージも、ブルーの水晶体を通ってきた。紫角膜で歪んだ性格になった孤独をガラス体液のなかでさらに発色させて、ついに虹彩を見た。かの女の瞳に広がるヤギたちの原っぱに、虹が立つ。瞳のなかでは、静かに霧雨が降っている。


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